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作品の紹介・あらすじ
神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・・。
料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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口から摂るものだけが、人の身体を作るのです。
― 125ページ -
料理は料理人の器量次第。
― 103ページ -
―料理は、料理人の器量次第(夜半の梅―ほっこり酒粕汁)
― 223ページ
みんなの感想・レビュー・書評
次々に澪に酷い困難が襲い掛かる。もし、そのうちの一つでも自分の身に起こったらと考えると、それだけで心折れてしまいそう。澪はひたむきで強くて明るい。辛い出来事が続いても、物語が辛気臭く感じないのは、おいしい料理とこの澪のキャラクターがあるから。周りの人々の温かさや優しさに、何度も涙。こういう、人の優しさに触れて出る涙にはすごく癒される。
みをつくし料理帖第一作目。
心に負担のない感動というか、自然に涙が出てくるような温かさがあってとてもいい。
辛い過去を持つ人物が多いけどだれもが歪むことなく、それでいてただ綺麗なだけでなく、静かな強さで溢れている。
ただ料理が美味しそうだというだけでなく、心から美味しいものを食べる人達の顔が浮かんでくる。
また好きな本に出会ってしまった。
読んでいるうちに、日本って、和食っていいな、と思いました。料理人・澪の頑張りと、澪を取り巻く人たちの温かさが沁みます。これからも苦労するのでしょうが、雲の向こうの青空を信じて頑張ってほしいものです。
時代小説はどちらかといえば苦手なほうだったけど、これは違った。
澪のひたむきで、いろんな試練を乗り越えていく姿がいい。
澪の作った料理食べてみたい。続きが楽しみな作品
みをつくし料理帖第一作目。
種市が店主のつる家で店を任され調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大坂で奉仕人としていた天満一兆庵のご寮さん(芳)と、大坂と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。
江戸の情景や人情、澪の素直さが描かれていて、ほっこりする本。芳の上方訛りもいい。おいしいものが食べたくなる、作りたくなる本。そして一話一話に感動があり、ウルウルしてしまう。
口から摂るものだけが人の身体を作る、料理は料理人の器量次第、など、ためになる言葉もあって書き留めたいぐらい。
2012/5/8
borrow a book from Osaka Prefectual Central Library
澪の健気な姿が素敵。
人情厚く、とにかく感動しっぱなしでした。
親友の野江との再会(?と言っていいのか)は特に泣けた。
母に勧められて読みました。
面白かったです。
ところどころで感動してウルっとしたり
澪の料理が認められて嬉しくなったり
幼いころのエピソードに涙したり
ほんとうに苦難の連続でかわいそうになってきますが
それを一つずつ乗り越えていく主人公の強さと
美味しそうな料理の場面にページをめくる手がとまりません
続きもすぐに読みたくなってしまいます
でも・・母がもう1冊貸してくれたのは第7弾の小説・・・
話が飛びすぎるのでちゃんと順番に読んでいきたいです。
「おいしい」本です。それぞれのキャラクターがきちんと立っていて、とても読みやすく、特に主人公の澪の下がり眉がほっこりと心を温めてくれます。最後についているレシピも使って料理してみようかなと思わせてくれる、二度おいしい本、思わず最新刊まで大人買いしてしまいました。
江戸時代を舞台にした時代小説で久しぶりに良い物にであったように思う。人の心やその表情が丁寧に描かれている。主人公の”澪”を支える人たち、とくに、孤児になってからお世話になるお寮さんと、小松原という正体不明の浪人。お寮さんの心意気と時に激しく凛とした姿と、小松原の厳しい中にも情けのある言葉がとてもよい。そして、話の中心である料理も華を添える。まるで、私の好きな鬼平犯科帳を読んでいるようだ。
巻末のレシピが心憎い。
重圧感が無い感動を与えてくれた。即ち、どん底の人生を幾度となく経験しても己の才能と前向きな行動で人生を生き抜いていく力を軽妙な文章で描かれ、一気読みさせられた。決して美人ではない澪の今後を早く読みたい。 明日、早速、シリーズ第二弾“花散らしの雨”購入しよう…。
ろくな歴史考証もされてない適当文庫書き下ろしが増加する中、高田さんは心から応援したくなる作家のひとり。文句なしでおもしろい。
読み終わったとき、静かに「ありがとう」と思った。
神田御台町の上方料理屋「つる屋」を舞台に、繰り広げられる料理と人々のあたたかい作品。
調理場で料理の腕をふるう少女、澪の孤独の身でありながらも、強い医師を持っている姿に惹かれた。
料理が自分を幸せにすると定めている澪と、周りの人々の人情に、心がほっこりさせられる。
料理の美味しさがそのまま作品に現れているような気がする。
ごちそうさまでした。
この小説との出会いはとても印象深い。
大学受験の模試を受けた時、国語の課題になっている文章が、この「みをつくし料理帖」のシリーズ4作目、「今朝の春」の一部だったのだ。今まで色々な形で本と出会ってきたが、マーク式の問題を解きながら惚れたのは、初めてだった。
内容に関しては、問題文で読んでいたので好きな文体であることは分かっていたが、やはり優しいタッチの文章が心地よく、リラックスして読めるところが素晴らしい。料理が題材の本は、頭の中に美味しそうなイメージが広がって、読むのがとにかく楽しい。
現在進行中。 現状7巻まで。 いろんなとこで目にする評判が気になって。 女料理人が主人公の市井もの。 作者は女性向けマンガの原作者という ちょっと変わった経歴の持ち主。 そう思うと、いろいろマンガっぽい感じがする。 これでもかってくらい次々に 主人公に苦しい試練を与える 意地悪な作者っぶりは、 なんとなく少女マンガっぽい。 「花より男子」思い出した。 6巻から始まっ... 続きを読む »
苦難に挫けつつも、ひたむきな生き様がきちんと綴られていて、泣けました。料理の描写が上手い。出てくる料理がとにかく美味そう(笑)巻末にレシピ付きと気が利いてます。
読めばお腹が空いてくる。そんな本。
何があっても諦めない。澪の一途さに、頑張れ!と応援したくなる。江戸に住んでいたら、「つる家」の大ファンになっていたに間違いなし。
巻末に載せられているレシピも嬉しい。今度作ってみようかな。そう思っている。
心星ひとつ、までひといきに読み終わりました。
主人公のひたむきな姿が大好き。
素朴な恋の行方にも一喜一憂しました。
新刊出ているんですね。
読みたいけれど…
ほかの方のレビュー見て厭な予感がしたので、
次巻まで待ちます。
すっごいよかった……!
正直料理にあんまり興味がないので、
最初の方は退屈しながら読んでいたんですが……
一話がおわったあたりからぐっとおもしろくなった。
食べ物にほとんど興味がない私でも、
「おいしそうだなあ」と思える料理の数々。すてき。
作者さんはきっと本当に食べることが心から好きなんだなあ。
そして料理だけじゃなく、様々な人間模様がまたほろりと……。
出てくるひとたちが、みんなみんなつらい過去を抱えている。
抱えているのに、それに負けないで、
最後はにっこりと笑うしなやかな強さがとても素敵です。

神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。
店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。
大坂と江戸の味の違いに戸惑...





