八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

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著者 : 高田郁
  • 角川春樹事務所 (2009年5月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434034

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八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  • お腹が空いて、胸がいっぱいになる
    そんな一冊です。

    とうとう手を付けてしまいました!!
    長年積んでいた本なのですが、読み惜しんで寝かせていても意味がないので…。

    ダーダー泣きました。
    電車の中で、家の中で、そりゃあ泣きました。

    雲外蒼天。
    勘弁してやってよ!とつい声が出そうになるほど
    澪に心入れしてしまった。
    頑張れ頑張れ。


    昔、私が体調を崩すと母が
    『食べたら元気になるお粥』
    を良く作ってくれていました。
    食べると風邪がすぐに治ると言うお粥。
    本当に食べた後は少し体がラクになった気がするんです。
    多分母の魔法入りのお粥だったんでしょう。

    今は私が魔法入りのお粥を娘に作っています。

    気持ちが入っている料理は、物凄く温かくて元気になるんです。

    茶碗蒸し、何度作ってもあまり上手くいかないのですが、無性に食べたくなりました。
    作ろうかなぁー。

  • (2014年8月16日再読)

    澪ちゃんがちゃんと幼い。
    そして思ってたより、気が強い。

    もうどうしても源斉先生目線で読んでしまって、
    もうどうしても全てが最終話のあの場面に行きついてしまう。

    でも改めて読み直しても、なお一層面白く、心に染みわたります。

    読んでなくて読みたい本が山積みでそっちを優先しがちだけど、やっぱり大好きな本をゆっくり読み返すっていいなぁ...としみじみ思いました。

  • 久々にほんわかした本を読んだ。これを読むと丁寧に料理がしたくなる。上方と江戸の食文化の違いが興味深く面白かった。そして野江ちゃん、なんとなくわかっていたけれども泣いてしまった・・人と人とのつながり、ひたむきに頑張る姿、読んでいて心が温かくなれる本でした。

  • 昨年より「天地明察」「のぼうの城」などで、
    自分の中にいわゆる「時代小説」ブームが到来していた中、
    ブクログでちょこちょこみかけ、気になっていたこのシリーズ。

    ちょっとしたご縁で今回ようやく手に取り読むことに。

    近年ソフト時代小説のおかげで、だいぶ読み進められるようにこそ
    なってきたが、「坂の上の雲」以来挫折感が強い時代小説。
    果たしてこれはどうだろう・・・しかもことごとく評価が高い。
    先入観から案外拍子抜けするかも・・・などとやかく考えていた自分に反省。

    なるほど。これには泣かされました。
    少なくともわたしはダメだ。泣いちゃった。泣けちゃった。
    時代小説を、息継ぎなしで一気に読めたのもこれがはじめて。

    実はこのシリーズに出会うとき、最近ようやくゆっくり読書できるようになった母と、共通でなにか同じものを読みたいと探していたこともあって、これなら共有できる作品だと確信。

    食べ物を題材にした小説や映画は、今までたくさん読んだり観たりしてきたけど、これはまた全然違った味わいです。
    料理ももちろんだけど、登場人物が絶妙。
    エピソードも、ひとつひとつが胸に刺さって、決して軽いものではないだけに、あとからその人物を作り上げていく中で深みとなるように設定されているし。

    丁寧に描かれていて、いまさらですが続きを楽しみに読んでいきたいシリーズになりました。

  • 美味しそうなお料理と江戸の様子が身近に感じとれるような臨場感が溢れすぎる(笑)
    食事制限中の私にはかなり酷な話だけど、読み進まずにはいられない。
    明日書店に行って『花散らしの雨』を手にしたいです。
    お澪ちゃん、負けるな!
    どのお料理も食べてみたいが、『とろとろ茶碗蒸し』が一番ヤラレました。
    巻末の付録に話のレシピが載っているのもこの本ならではで良い。
    絶対オススメです。

  • 訳ありで江戸へやってきた澪。
    大坂と江戸の人たちの舌の違いに戸惑いながらも、徐々に訪れる客たちを作り上げた料理で掴んでいく。
    料理の世界は男のもの・・・そんな時代だったにも関わらず、澪は種市のもとで工夫と料理のセンスをいかしていく。
    だが、世の中それほど甘いものではない。
    出る杭は打たれる・・・とばかりに、澪にとっては辛い出来事も同時にやってくる。
    種市だけでなく、ご寮さんや小松原や源斉、おりょうたちの力を借りて「雲外蒼天」の人生を生き抜いていこうとする。

    澪の成長物語であると同時に、料理を楽しめる物語でもある。
    巻末に料理のレシピがついているのも嬉しい。
    どんな苦難が待っていても、きっと澪なら乗り越えていけるだろう。
    そんな明るい未来を予想できることも、この物語の魅力なのかもしれない。

    ドラマ化されることを知って慌てて読み始めた。
    キャスティングされた女優さんたちを当てはめて読むのも意外と楽しかった。

  • シリーズ全巻、大人買いしてきました‼
    やっぱり買って良かった…。
    料理人として成長していく澪に降りかかる試練や苦難、人の温かさや世間の厳しさ…内容としてはベタな人情ものなんだけどそれだけでなく、心を掴み胸に逼る素晴らしい物が沢山つまってます。
    ふっくらと食材が炊ける音や香りまで漂ってくる様で、調理の描写は喉が鳴ります。すぐ続きが見たい。

  • 2012年9月22日 (土) 北川景子が澪ちゃんに・・・。

    楽しみぃ・・・♥

  • 一生懸命に今を生きる登場人物たちが、とてもすがすがしい。
    重いものを背負った人生だとしても、彼らの人生には輝きがあると思う。生きることに必死になることで、生まれる輝きなんだろうな。

    生きていくことは、楽なことばかりじゃない。苦しいこともたくさんある。いつまで続くかもわからない、辛い時期が必ずある。
    でも、きちんと向き合って、怠けずこつこつ努力して、雲外蒼天を臨めるように自分もがんばろう。
    今が辛い身としては、とても勇気をもらえる一冊でした。

  • みをつくし料理帖第一作目。
    心に負担のない感動というか、自然に涙が出てくるような温かさがあってとてもいい。
    辛い過去を持つ人物が多いけどだれもが歪むことなく、それでいてただ綺麗なだけでなく、静かな強さで溢れている。
    ただ料理が美味しそうだというだけでなく、心から美味しいものを食べる人達の顔が浮かんでくる。
    また好きな本に出会ってしまった。

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八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)の作品紹介

神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・・。
料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!

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