造花の蜜 上 (ハルキ文庫 れ 1-8)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435147

感想・レビュー・書評

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  • 父に借りました。
    著者の作品を読むのは初めて。いい作家に出会えました。

    人物、風景の描写力が独特ながらも非常に高く、また、文章構成も見事だと思いました。
    ストーリーはというと、誘拐ミステリーなのですが、
    いわゆる普通の誘拐とは趣が異なります。

    離婚後、実家に戻った女性が育てる一人息子・圭太が誘拐される。
    しかしながら積極的な身代金の請求はなく、その額も二転三転し、また身代金の受け渡し場所も渋谷のスクランブル交差点の真ん中、という変わったもの。
    圭太は無事に保護されるものの、そのからくりは驚くべきもので犯人は不明なまま。

    ここまでが上巻で描かれています。

    引き込まれるように読みました。
    登場人物も少なくはないのですが、過不足なく個性が巧みに描かれていて、頭に入りやすい。

    下巻も、他の作品も楽しみです。

  • 前半は読んでいてワクワクするほどの面白さなのだが……。ところでこの文庫は檀れい主演のドラマ化に際して出版されたのだが、amazonで購入するときに「この本を買った人は……」のところでなぜか壇蜜の写真集が出てきた。どういう連関なのか。

  • 薦められたので期待して読んだが・・確かに二転三転する話ではあるが、あんまり「え!」と思わせてくれない内容だった。現実味が乏しいからか、結局はインパクトのないネタだったからか・・。謎の女の蘭にも全く魅力を感じなかったし。彼女の協力者達の真相も曖昧なままだったから「そうだったのか」というスッキリ感もないし。その辺りの魅力的な策を練られなかったから曖昧にしたのでは?と疑ってしまう内容。

  • 書かないことで止める。

  • 3

  • 下巻を読んでから書こう。

  • 最高の誘拐ミステリだった。
    センセーショナルな映像と緻密な計画。
    素晴らしい。

  • 感想は下巻へ

  • 上巻の終わりまでは、気になって一気に読んでしまたのです。
    下巻になって、ちょっとくどい感じになったのですけど、過去回想→警察での真実発覚で突然の展開にビックリ!!1
    最後の蛇足的なお話は、多分物語としてのドラマ性UPなのでしょうけど、かなりの蛇足……。
    TVドラマとして見るのが面白うそうなのですね
    回収されてないフラグとか、宙ぶらりんな感じora

  • 今のところ、誰も死なないどころか、誰も損すらしていない。でも実際には、2つの誘拐事件が同時に発生したことになっている。下巻で解き明かされるであろう謎に期待大です。

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著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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