造花の蜜 上 (ハルキ文庫 れ 1-8)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435147

感想・レビュー・書評

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  • 薦められたので期待して読んだが・・確かに二転三転する話ではあるが、あんまり「え!」と思わせてくれない内容だった。現実味が乏しいからか、結局はインパクトのないネタだったからか・・。謎の女の蘭にも全く魅力を感じなかったし。彼女の協力者達の真相も曖昧なままだったから「そうだったのか」というスッキリ感もないし。その辺りの魅力的な策を練られなかったから曖昧にしたのでは?と疑ってしまう内容。

  • 書かないことで止める。

  • 2月末日に発生した誘拐事件。香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、幼稚園の玄関先で担任が「あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」と言い出したときだった。大きなどんでん返しが待ち受けるミステリー小説。

    「昭和のミステリー」を読んでいるような古風な感じ。作者が1948年生まれのせいか、スピード感なし。待ち受ける「大どんでん返し」を期待して下巻へ。
    (C)

著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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