義経になった男(四)奥州合戦 (ハルキ文庫 ひ 7-6 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758435369

感想・レビュー・書評

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  • 義経の影武者の話だけど、影武者の方が、生まれや育ちの関係(底辺の人間だから)で、当然強い。義経の貴種ならではの弱さとの対比が、人間の悲しみを浮き彫りにしているように思う。

  • 民を守る為に散ってゆく奥州の男達。藤原泰衡・国衡や下須房太郎秀方だけでなく、馬である高盾黒や信夫鴾も潔く漢である。それに対してどこまでも私利私欲な鎌倉方。これぞ判官贔屓といった感じです。

  • 収まるべきところに収まった感じの完結編。

  • 読み終えました
    悲しい滅びの理屈が理解できなくて
    最後まで進むのに時間がかかりました
    ラストはジンギスカンになるんだと
    勝手に思ってた(笑)

    頼朝を始め、人物が矮小に描かれすぎ
    ・・・そんななか、哲人のような奥州
    平泉の面々

    違和感ある作品です

  • 今まで見た中で一番の判官贔屓。文章との相性が悪くてわりと読むのに苦労したけど、最終巻はもう作者の夢いっぱい突き抜けてたので、なんかもう難しいことがどうでもいい感じに。

  • 義経になった男と、陸奥の未来のために死んだ男達、そして義経伝説の真相と、盛りだくさんで大満足の物語でした。最後にあいつが生きていたのは、ちょっとやり過ぎの気配はあったけど、花を見つけた情景は良かったですね

  • 平泉などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。「採薬使佐平次」シリーズ、「江戸城 御掃除之者!」シリーズ、「よこやり清左衛門」シリーズ(ともに角川文庫)や「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」シリーズ(だいわ文庫)、など、多岐にわたるジャンルにて活躍している。

「2023年 『大一揆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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