義経になった男(四)奥州合戦 (ハルキ文庫 ひ 7-6 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2011年6月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758435369
感想・レビュー・書評
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義経の影武者の話だけど、影武者の方が、生まれや育ちの関係(底辺の人間だから)で、当然強い。義経の貴種ならではの弱さとの対比が、人間の悲しみを浮き彫りにしているように思う。
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民を守る為に散ってゆく奥州の男達。藤原泰衡・国衡や下須房太郎秀方だけでなく、馬である高盾黒や信夫鴾も潔く漢である。それに対してどこまでも私利私欲な鎌倉方。これぞ判官贔屓といった感じです。
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収まるべきところに収まった感じの完結編。
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読み終えました
悲しい滅びの理屈が理解できなくて
最後まで進むのに時間がかかりました
ラストはジンギスカンになるんだと
勝手に思ってた(笑)
頼朝を始め、人物が矮小に描かれすぎ
・・・そんななか、哲人のような奥州
平泉の面々
違和感ある作品です -
今まで見た中で一番の判官贔屓。文章との相性が悪くてわりと読むのに苦労したけど、最終巻はもう作者の夢いっぱい突き抜けてたので、なんかもう難しいことがどうでもいい感じに。
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義経になった男と、陸奥の未来のために死んだ男達、そして義経伝説の真相と、盛りだくさんで大満足の物語でした。最後にあいつが生きていたのは、ちょっとやり過ぎの気配はあったけど、花を見つけた情景は良かったですね
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平泉などを舞台とした作品です。