- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758435574
感想・レビュー・書評
-
大手広告代理店で、最先端のファッションで武装し、接待とおべんちゃらの毎日を過ごしていたキョウコは、働き詰めで亡くなった父の死をきっかけに、全てを精算して、都内のボロアパートで、貯金生活に突入する。
学生時代を思い起こさせる環境。何のために生きているのか、わからなくなっているとき、こんなところで精神的デトックスをしたくなる気持ちは、多いに理解できる。
不便さがいいんだよ。庭の緑や小鳥の存在に気がつくようになるのです。以前は、見向きもしなかったけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一人暮らししてからの生き方に憧れるけどれんげ荘みたいな家では私はムリだ(笑)クーラーなしのシャワー室、トイレ(和式)共同ってだけで私にはキツイ(泣)
住んでる人もいい人達だし‥クーラーなしのシャワー室、トイレ共同が大丈夫だったなら暮らしてはみたいな‥。(他も色々古い賃貸なんで問題はあるが -
やってみたいことをキョウコさんがやってくれています。
れんげ荘が目に見えるようでした。
お友だちのマユちゃんのアドバイスが、とっても的確で、大人になってからも、その関係が続いていることが、とても素敵だと思いました。 -
共通点が多くてどんどん読み進められたんですが、ちょっと終わり方があっさりしすぎている気がしました。
-
自分にしっくりくる本に出会いました。早期退職で月10万円生活を決意しながらも選択にゆらぎが見える日常。息子が巣立った後はこんな生活をすると決めています。大事にしたいなと思える一冊になったので改めて購入して手元に置いておこうと思います。
-
久しぶりの群ようこ作品。
読みながら、これ読んだことあるわって薄ーく思い出した。
今でいうとFIREしたキョウコ。13年前の作品だから先見の明がすごい。
サイトウ君が急にいなくなった。ああこの感じ群ようこってこう。 -
とても大好きな一冊になりそう。
私のこういう大人になりたいなっていうのが詰まってる。
解説にもあったように、他人を気にして見た目や何もかもにこだわる他人軸と、自分がいいと思ったもの、いいと感じたものを大事にする自分軸との対比がわかりやすかった。
そして、どんなに忙しくなったとしても部屋をきれいに掃除したり花を飾ってみたり美味しいティータイムを過ごしたり自然を感じたり、自分がいいと思えることが出来る心の余裕を常に持っておける大人になりたいなぁと思った。 -
レイナがれんげ荘に遊びにくるシーン『私ここ好きだよ。うまく言えないけど、住んでいるって感じがする』分かる人にはわかるんだと胸が熱くなりました。
自分も老後を考える歳になり定年まで、そして定年後をどう生きるか。この作品を読むことで更に近いものと捉えなければならないと感じました。
かもめ食堂を読んで群さんのファンになり、れんげ荘の続編も読むつもりです。
群ようこワールド心が暖まります。こういう小説大好きです。 -
今流行りのFIREってやつですね憧れますよね
ちょっとしたこざこざはありつつも淡々と日常が過ぎていく様が描かれていて、いい意味で読んでて疲れない話