針いっぽん: 鎌倉河岸捕物控19の巻 (ハルキ文庫 さ 8-36 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 19の巻)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 293
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436113

感想・レビュー・書評

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  • 彦四郎に春が来そう!(それだけか)

  • 今回はなんと大奥が関係する事件や、いくつかの恋物語や、新しくレギュラーになりそうな女性の登場など、読みどころが沢山あって充実た内容でした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    宗五郎たちが湯治旅からもどり、鎌倉河岸がいつもの賑わいを取り戻した夜、政次らは、御堀端で神田橋御門から出てきた二艘の不浄船を目撃する。その翌日、政次の通う道場に加納傳兵衛と名乗る者が現れ、政次を相手に殺気を伴う立合いを見せるのだった。やがて、加納が御鈴廊下目付であることが判明し、大奥女中に奉公に出ていた古町町人の娘・お初が、城中で成敗されていたことが金座裏に知らされる。お初の無念の死を知った政次らは、禁断の探索に乗り出すが―。シリーズ十周年の記念すべき時代長篇。

    3月2日~5日

  • 大奥、怖い。

  • 大奥に関連した事件の話。
    珍しく、長編的に事件からあまり離れない話でした。それでも、最後にちょっとしたエピソードは入ってきちゃうんですけどね。(^^;
    さすがに、大奥に関わるとさすがの金座裏も慎重にならざるを得ませんか。
    ちょっとシリアス度が高かったかな。

  • シリーズ10周年

  • 定番。安心感。

  • 今回の事件は大奥で起きる。
    場所が場所だけに、憶測で動くことも多く、いつものような躍動感があまりなかったのが残念。

  • 20120501 このシリーズは若手が主体なのでできたらじっくりとまとめてもらいたい。そろそろ絞って良い頃ではないだろうか。

  • 第十九巻
    今度は大奥仕置き人との闘い
    理不尽な敵で手が出せない相手?
    先に相手が仕掛けてきて、万々歳!
    付け足しのような両替詐欺集団も
    次作では子供が生まれているのだろうか?
    しかも双子で?

  • いつものとおり5章仕立てで構成されているが、メインの事件は4章までに解決。5章はなんとなくとってつけた感が強い。最近の佐伯泰英の作品はこのパターンが多い。キャラクターで読ませる領域に入っているので、事件そのものがどうこう言っても仕方ないがなんとなくすわりが悪い。メインの事件を最後に解決してすっきり終わってほしいものだ。とはいっても、いつもの面々に会う楽しさは十分に味わえる。

  • 税込720円だったのにガッカリ~箱根・熱海の湯治を終えて金座裏に帰ってきて土産話に華が咲くが,亮吉は活躍の場もなく面白くなく,堀端で石を投げていてお城から出てきた不浄舟にぶつけてしまった。役人に睨まれ,もう一艘の不浄舟を見た翌朝,若親分・政次が神谷道場で汗を流していて勝負を挑んできたのは御鈴廊下奉行の加納傳兵衛だった。北町奉行所から呼び出しを受けると,大奥に上がったお初が成敗されて遺体で帰ってきた理由を数寄屋町名主の星野家から探索して欲しいとの依頼だった。遺体は心臓を太い針で一突きされていた。大奥の様子を聞きに元の奉公先の松坂屋に出向いた政次は大奥きっての針子から宿下がりした登季の隠居宅を手代のなりで訪ね,謎解きの鍵を得たが確信は得られない。近習に上がりたい大身旗本が我が娘を将軍の側室にあげたいばかりに邪魔者扱いされたのだ。見張りを続けると侍と荒くれが5人の襲撃を政次は叩きのめし,廻船問屋の蔵に放り込んで,金座裏に大奥の元針子を移して,蔵に戻ると何者かによって殺害されていた。死因は初と同じ,困った事態を同心に告げるため政次が立ち去り,宋五郎と亮吉は隣の蔵から蝙蝠と一緒に飛び出した影が鋼鉄の針を投げてきたが,片袖をももぎり取り証拠を掴んだ。芦原で釣り人から不浄舟で立ち去る女忍を目撃談を得て,龍閑橋での待ち伏せは成功し,女忍を捕らえ,観念した加納も政次が一石橋で打ちのめす~帰りの飛行機で読む本がなくなって,空港の売店で買ったのに力が抜けていて残念。もう十分稼いだなら,少しずつ整理に入らないといけない。駕籠屋の恋が・・・詐欺だったという話が側になっているのが余計

  • 久々に小説読んで、面白かった。いつものメンバーが、活躍します。ただ、、彦四郎や亮吉にも、幸せが待っていそうな展開。まだまだ、続きそうです。

  • 鎌倉河岸物語の最新刊

    久々なので一気に読んでしまいました

    今度の敵は大物ですぞ!
    しかも、ドコを手がかりに調べたら・・・
    あら?相手からドンドンからんできたので
    事件が解決してしまった
    もっとも佐伯先生の作品はいい意味でのご
    都合主義が心地よいのです!

  • 鎌倉河岸シリーズの新刊。本筋は大奥もからんだ捕り物で面白かった!のだけど、サイドストーリーの位置づけが今ひとつピンとこなかったなぁ。短編にしたらおもしろそうなネタだったのに。

  • 鎌倉河岸は、佐伯シリーズの中でも一番爽やか。個性的なキャラクターが沢山で、それぞれを主役にしたお話が読みたい位。元大奥のお針子の愛すべきお二人が、今後も楽しみ

  • やっぱり鎌倉河岸はいい!徐々に代替わりの進む物語の中、捕物の中心は十代目に。でも、締めるところはしっかり九代目が締める。金座裏はこうでなくっちゃと思わせる。大奥相手にどうなるかと思ったが、スッキリしたラストで読後気分爽快です。

  • 鎌倉河岸捕物控シリーズの第19弾。親分が湯治から戻り、いつもの日々が戻ったところに、大奥絡みの難事件が発生。

  • 207 11/15-11/17

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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