雪割草―立場茶屋おりき (角川春樹事務所 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758436427

感想・レビュー・書評

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  • 第10巻。

    この物語の良さは、江戸言葉が豊富に出てきて、
    登場人物の言葉のリズムが物語の中に流れ、
    当時の料理を克明に、しかもどんな器で、どんな素材で
    詳しくお品書きとして江戸気分を味わうことができる。

    そして、登場人物たちの葛藤や悩みを、それぞれが寄り添いながら助け合う歩みが、一緒に体験できること。

    出来事を通して、人の感情の揺れが波の様に
    読者にまで波及する。
    まるで隣にいる様な物語。

    毎回感動の4篇。

  • 久々の立場茶屋おりき
    周囲の人間模様は相変わらず激しい
    おや?下足番の善爺が亡くなったのか

  • 境屋栄太郎の突然の死後、お内儀のお庸、境屋の見世を買い取ることになった田澤屋、境屋の見習い番頭だった潤三は、立場茶屋おりきへ。
    茶屋板頭弥次郎の祝言。
    黒田陸郎の死後のおさわ。
    鉄平とこうめの夫婦仲。
    田澤屋の新装開店祝いの料理。
    三婆トリオ。

著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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