春恋魚―料理人季蔵捕物控 (角川春樹事務所　（時代小説文庫）)

著者 : 和田はつ子

• 角川春樹事務所 (2012年3月15日発売)

感想・レビュー・書評

[ஜあびஜさんの感想 · 2020年10月21日]

20201020読了
2.5ヵ月ぶりにやっと1冊読破　orz

覚書
第一話　煮豆売り吉次
第二話　鮟鱇（あんこう）武士
第三話　春恋魚（はるこいうお）
第四話　美し餅

この巻で初めて季蔵が旅に出る
秋刀魚の糠漬け食べてみたい

[hanaasagiさんの感想 · 2020年8月3日]

内容（「BOOK」データベースより）
日本橋は木原店にある一膳板屋「塩梅屋」では、主の季蔵とおき玖と三吉の三人が、雛菓子である“花まんじゅう”造りに取り組んでいた。この奥州の綺麗で美味しいおまんじゅうは、季蔵が煮豆売りの吉次に教わったものだった。そんな折、弱い者に施すために盗っ人を働く“お助け小僧”によるお宝泥棒が、またもや起きた。季蔵も探索に加わったが…(「煮豆売り吉次」より)。季蔵が旅に出る、大ベストセラーシリーズ、第十五弾。悪を挫き、市井の人びとのささやかな幸せを守るために―。

令和2年8月2日～3日

[advicekiyomidosuさんの感想 · 2019年5月5日]

今回は季蔵、出張！
ある藩の内紛を調べに、国元に出向く。
藩主の信望厚い家臣が、変死を遂げる。剣術の腕のたつその家臣が、簡単に殺されるわけがなかった。
調べるうちに。。。

今回はアンコウの料理、味噌漬けなどを中心に、土地の美味しいものを脇役に、藩の中に救う悪を退治！

[saputaさんの感想 · 2015年10月31日]

煮豆売り吉次
鮟鱇武士
春恋魚
美し餅
お助け小僧の事件から磐城平藩の臨時料理人、そして磐城平での春恋魚と美し餅の謎解きのお話し。
話に無理があって人が無駄に死にすぎる。

[kimikokumikenさんの感想 · 2015年1月26日]

前に読んだのに、忘れてしまって又読んでしまった。
おやこ豆、蓮美人も面白かったので、ついこれも読んでいないかと、思ってしまった。

今回は、お江戸を離れて、鮟鱇の美味しい奥州への探索と、料理人としてだが、お助け小僧と一緒に江戸で起こった濡れ衣の事件への解明していく。

最後は、先代の殿様のお手付きの子供同士の結婚からの発端もある。
血が、つながっているのだけど、本人同士は、知らずに命を絶ってしまうなんて、、、、
それでいて、血筋を大事にする日本人である。

題名の「春恋魚」は、秋刀魚の糠漬けで、保存食の事であった。
春まで食べれるようにするには、色々昔の人の知恵なんだなーと、感心する。
お江戸では、マグロのトロは、脂が乗って捨てる位と、まえの時に書かれていたけど、秋刀魚は、短い期間しか撮れなかったんだと、、、今、気づいた。

[雪月ソウさんの感想 · 2014年12月14日]

春恋魚を求めて奥州にまで出張。
やはり江戸の面々、おき玖さん出ないと微妙に寂しい。
藩の矜持、お家騒動、どれもこれも今の政治家にもあるあるですね。

[bookid8730さんの感想 · 2013年3月11日]

お助け小僧出現。
奥州の大名と関わる秘密があり、旅に出る利蔵。
関わりのある人々が次から次へと亡くなる。
最後は、ちょっといい感じで、一人江戸へ帰る。

[PINKDIAMONDさんの感想 · 2013年2月16日]

とうとう江戸を離れてしまったのは良いとして、話の顛末があっけなくて何か物足りないです。ま、次の巻を読んでみますか。

[tokutaroさんの感想 · 2012年12月24日]

20121224 シリーズ初の旅。一話飛ばしただけだが少し流れが変わったのを感じた。暗い話の中で終りが良かったので助かる。

[シルルさんの感想 · 2012年10月31日]

前巻に出てきた料理がキーワードになっている。
今回は武家に関わる話なので、普段よりも緊張感に溢れた内容だが、全く先が読めず、早く早くと先を読みたくなる。

著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末　椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」