泣きのお銀―立場茶屋おりき (時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 107
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437059

感想・レビュー・書評

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  • 立場茶屋おりきのまわりではいろいろ事件が起こるけれど、怪我の功名、起こることはすべて塞翁が馬。
    人間の宿命。
    移り変わる季節の匂いとともに、いろんなことを感じるけれど、
    何があっても支えあって家族のように生きているみんなは大丈夫。

  • 11月8日は、ふいご祭り。
    そこで、老婆が今まさにスリをしようとしていた。
    機転を聞かせた亀蔵親分は。。。。

    今回も数々の家族像が主題となっている。
    男運のないおまき、初めてのお見合い。
    おきちの初恋の顛末。
    大番頭の風邪ひき。
    巳之吉を父と京都から娘がやってくるが。。

    ハラハラしどおしの第13巻。

  • 2016.6.30

  • 読みだすと止まらない
    立場茶屋おりき
    自分の周囲をいたわり庇護
    しつづけるおかみさんはえらい

  • 10月18日~19日

    霜月八日は鞴祭。日頃鞴を用いる職人たちが、鞴神に感謝して稲荷神社に参る。参詣者で賑わう江戸品川宿で、岡っ引きの亀蔵が出くわしたのは「泣きのお銀」―――身の上語りで同情を買い、隙をついて掏摸を働く女盗人であった。八年も前に足を洗ったはずの彼女が、なぜ今になって品川宿に現れた。お銀と亀蔵親分との因縁の鼬ごっこの行方は・・・・・・(「泣きのお銀」より)。表題作ほか全四篇。淡雪舞う江戸で、春を待つ立場茶屋おりきの面々。互いをいたわり、気丈に生きる市井の人々の姿を優しく描く、大好評シリーズ第十三弾。

  • 立場茶屋おりきシリーズ第13弾。またおりき周辺に不幸が。そして隠し子騒動も。子供に不幸な事が続く。珍しいパターンの隠し子騒動もたいした騒ぎにも成らず、また子供キャラが増えただけという拍子抜けの展開はこのシリーズらしいと思った。お銀の話にしても隠し子でも淡泊すぎて膨らませればもっと面白くなるのにと残念な感じがしてならない。キャラたちの言動も色々と疑問な感じもあるが、シリーズの持ち味みたいになってるし。相変わらずの言葉の使い方や名前はもう諦めモードになってきた。これも味だと思わなければ。

  • 生きがいとは何か

  • 第十三弾
    地味な内容に係わらず続いている
    形式は短編四話だが、最初(第1巻)から続いた物語
    登場人物の内、女性陣の名がひらがななのでいまだに区別がつきにくい
    今後の係わってきた人々の行く末は?
    おりきはどうなっていくのか?

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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