密売人 (ハルキ文庫 さ 9-6)

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著者 : 佐々木譲
  • 角川春樹事務所 (2013年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437349

密売人 (ハルキ文庫 さ 9-6)の感想・レビュー・書評

  • 北海道警察シリーズ第5弾
    やっぱ、シリーズものは続けて読んだほうが面白い。

    なぜこのタイトルなんだろう?と頭の片隅で思いながら読んでいたけれど、最後の方になってようやく、そういう意味かぁとすっきり。
    今回はチームで動いた感じもあって楽しめました。
    すべての事件が繋がってるの?と思わされてしまいましたが、さすがに昼間のお仕事のほうは違ったのねと、そりゃそうか、みたいな。

    ほぼ読み終わってから、ん?最初の事件から48時間スピード解決?って、、
    こんなに読みごたえがあったのに、流れてる時間は短かったことに驚愕。
    とても面白かったです。

  • 次々と殺害されていく通称エスと呼ばれる協力者たち。
    単なる偶然なのか、それとも何者かが意図的にターゲットを絞り犯行を重ねているのか。
    津久井たちはそれぞれ別々の事件や事故を追いかけるが、やがて一つの線にすべてが繋がっていることに気付く。
    自分の協力者を何とか助けたい佐伯だが、協力者本人は警察への不信感を抱いたまま逃亡を続ける。
    大きな事件解決のため。
    上層部からのノルマを達成するため。
    何らかの理由をつけていとも簡単に情報を流す警察官がいる。
    たぶん正当性があると勘違いしているのか、それとも何も考えていないかのどちらかなのだろう。
    ストーカー本人に被害にあって身を隠している女性の住所を教えた警察官がいた。
    彼がもっと被害者の気持ちに寄り添っていれば…。
    被害者が自分の家族だったらと想像できてさえいれば…。
    多くの警察官の中には適していない人間も混じっているだろう。
    物語に登場する「警察官としてあるまじき人間」は物語の中だけの誇張された存在だと信じたいものだ。

    「道警」シリーズは個性的な面々が活躍する好きなシリーズだ。
    けれど、初期の物語に比べると掘り下げ方が足りないような物足りなさもある。
    それでも好きなことに変わりはないのだけれど。

  • 道警シリーズ。
    バラバラな事件が一つに繋がっていく。
    ”エス”と呼ばれる人たちが、こんなにも多く警察を支えているということなのかな。
    どんな組織に腐った人たちはいるわけで、根絶するのは難しいけど、やっていくしかない。
    もちろん、警察の良心も圧倒的多数でいるのだけれども。

  • 密売人…ね。なるほど。それにしても、残念ながら内から腐ってるんだね、道警は。佐伯、津久井が優秀な刑事である事を再確認した巻だった。ストーリー的にはちょっと地味だったけどね。新宿鮫読んだ直後だったからかな?

  • 毎回安定した魅力で楽しませてくれる道警シリーズ。本書も期待を裏切らない内容です。
    所属は違えども職務にプライドを持つプロたちの連携と、コアになるチームの結束力、個々のメンバーの人間的魅力、いずれを取っても上質です。

  • 佐々木譲・北海道警シリーズの5作目。そろそろ過去のストーリーは忘れたが主要キャラの性格は覚えてる、連ドラのシーズンいくつ、みたいなお馴染み感。今回は際立ったサブキャラは出てこない分、ハードボイルド感が出て、特に小悪党を追い詰めるクライマックスは痛快。そしてお約束の、エピローグにしか出てこない小ロマンス。この分ではこの二人は今世紀中には結ばれないと思います。さて、また来年、第6作でお会いしましょう(たぶん既に本棚に積んであったはず)

  • 道警シリーズ第五弾。同時に発見された転落死体、溺死体、焼死体。一見、無関係と思われた事件は…

    道警で懲罰人事を受け、遊軍に回された津久井卓と佐伯宏一が小島百合、新宮昌樹らとブラックバードに再び集い、難事件を解決する。

    警察組織の裏金問題体から始まったこのシリーズ、相変わらず面白い。

  • 著者の北海道警察シリーズ五段、警官の協力者が殺害事件の話。

    なんだか実際にもありそうな、組織の汚い部分の話などは生々しくて面白い。

    前編などの背景が頭に入っていないせいか、前半は読みづらかったが、後半はさすがと言った感じ。

    登場人物一人一人がかっこよく、シブイ。全警官がこのような考えを持っていてくれたらなあと思う。登場人物の生きざま、かっこよさは読みがいがある。

  • 第5弾!
    佐伯も良いねぇ~
    津久井も良いわねぇ~。
    しかし、バツイチらしいので
    私は佐伯ファン(勝手にどうぞ)

    退職した警察官って
    天下りだけじゃなくて、
    色々な仕事するんだねぇ~
    今回は最後現役警官VS元警官の戦いだった。
    あっさりと現役が勝ったけど。

    警官が自分のエス(情報収集者)を大事に思い
    守り抜く・・・本当の話かは分からないけど
    こういう人らしい感情が有れば
    まだ救われる。

  • 道警シリーズの5作目。東京出張、往復の新幹線の中で読み進む。
    この前7作目が出たけれど、6作目を読んだ時にこの本を読んでいないことに気がつき、その内読むわと思っていたのが今になる。
    晩秋の釧路、函館、小樽で3つの死体があがるプロローグ。
    その内、小樽の事件に機捜の応援で津久井が借り出される一方、佐伯+新宮は路上荒し、小島は少女連れ去りといういつもの日常の小事件に取り掛かる。
    4人がランチを一緒にする中で、それぞれが担当する事件とプロローグの死体がつながりを見せ、そこからはそれぞれが並行する事件にあたりながら、最後はひとつに収斂するいつもの流れ。
    相変わらずのテンポの良さで、それぞれの個性も最早お馴染みとなり、サクサクと頁が進む。
    いつもながらに、一部の警察組織の腐った実態と、多くの警官がまともに仕事に向き合う様をベースにするが、今回は多数の警察OBも絡み、辞めた後も捨てぬ矜持を以って事件解決への道筋を佐伯らとともに見出すところが肝。
    1話目の事件で飼い殺しにされていた津久井と佐伯に多少の光が見えたのも良。

  • 2014.11.2(日)¥220+税。(-2割引き)
    2015.1.28(水)。

  • 相変わらず面白い。
    スピード感あるストーリー展開で、一気に読んでしまった。
    好きなシリーズの1つ。

  • 佐々木譲にハズレはないと信じているけれど、これも手堅い出来。
    とはいえシリーズ5作目にもなるとどれを読んだか、どこまで読んだか分からなくなるのが困ったところ。この作品のキーワードとしては「立て続けに殺されるS(エス)」、「登校中消えてしまった子ども」「車上荒らし被害者の秘密」という感じかな。

  • なんちゅうカッコよさっ!なんちゅうハードボイルド!
    道警シリーズ第5弾。

    冒頭でいくつかの変死事件の記述。少しずつ判明していく事件の関連。そして、少しずつ集結して行く、あのメンバー。シリーズ第1弾の「笑う警官」の様に、少しずつ集められて行く情報と、緊迫する現場。そして?そして?…と続きが気になって、あっという間に読了。

    なんて上手い筋書き。なんて上手い人物描写。道警シリーズにはずれなし。


    そして、エピローグの佐伯の、何とも言えない優しいカッコよさ。たまんねー。

  • 警察の3人の協力者の殺人事件、車上狙い、行方不明の女子高生、これらがどのように絡み合い、それぞれの担当刑事の情報交換。そして警察庁内部の思惑。展開が面白かった。

  • 道警シリーズ第5作。このシリーズはやはり面白い。

  • 道警シリーズ第五作

  • 北海道警察シリーズ!
    相変わらず関係のなさそうな多くの事件が
    大きな本流となって佐伯チームを巻き込む

  • 前半は引き込まれ無かったが終盤の犯人とのやり取りで引き込まれた。警察の裏事情は面白い。

  • 連続して読むと飽きるけど間あいて読むとやっぱり面白い

  • 2014.1.14~18 読了
    一見無関係に見えるいくつかの事象が最後には全てが繋がるといういつもの展開だが、身を隠した最後のエスを救えるかどうか終盤でスリリングかつスピード感にあふれたものになっている。密売人って意味が不明だったが、エスの個人情報を売って暴力団側の秘密情報を入手した、ということだったんだ。佐伯警部補の警部昇格推薦の話が出てくるが事件捜査の指揮権は警部以上でないと無いこと、警部以上が幹部職員として扱われることが示されている。

  • 十月下旬の北海道で、ほぼ同時期に三つの死体が発見された。函館で転落死体、釧路で溺死体、小樽で焼死体。それぞれ事件性があると判断され、津久井卓は小樽の事件を追っていた。一方、小島百合は札幌で女子児童が何者かに車で連れ去られたとの通報を受け、捜査に向った。偶然とは思えない三つの不審死と誘拐。次は自分の協力者が殺人の標的になると直感した佐伯宏一は、一人裏捜査をはじめるのだが・・・・・・。道警シリーズ第五弾、待望の文庫化!

  • ランチで情報交換はちょっと非現実的な感じもするが、
    面白かった。
    ただ、もうちょっとと思う物足りなさも相変わらず。
    もっと長編にしても良いと思うんだけどなー。

    佐伯宏一のハイテク化(死語?)の進展が、
    時の流れを感じさせる。

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密売人 (ハルキ文庫 さ 9-6)の作品紹介

十月下旬の北海道で、ほぼ同時期に三つの死体が発見された。函館で転落死体、釧路で溺死体、小樽で焼死体。それぞれ事件性があると判断され、津久井卓は小樽の事件を追っていた。一方、小島百合は札幌で女子児童が何者かに車で連れ去られたとの通報を受け、捜査に向かった。偶然とは思えない三つの不審死と誘拐。次は自分の協力者が殺人の標的になると直感した佐伯宏一は、一人裏捜査を始めるのだが…。道警シリーズ第五弾、待望の文庫化!

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