- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758437912
作品紹介・あらすじ
捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。ベンチャー企業が開発した、次世代エネルギー資源を巡る国際規模の策謀に巻き込まれたのである。仲間の身を案じた沖田は、追跡捜査係に協力依頼がないにもかかわらず、同係の西川と共に大友が手がけてきた事件を洗い始める。解決されたはずの事件の闇に名コンビが迫る!「アナザーフェイス」シリーズと異例のコラボレーションで魅せる、大好評書き下ろし警察小説。
感想・レビュー・書評
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【警視庁追跡捜査係シリーズ第5作目】
大友の事件を追跡捜査係の沖田と西川が捜査する。両方のシリーズを読んでいるので、どちらかのシリーズを読んでいるより、深く楽しめた。
今までのシリーズで解明されていない部分も伏線として解決されていく。今までの事件がつながるようでそれも読み応えがあった。 -
刑事であれば誰でも手柄は欲しいだろう。
大きな事件であればあるほど、犯人逮捕は大きな手柄となる。
沖田や西川だって例外ではない。
だが、いま何が最重要事項なのか。
誰よりも理解しているのもまた、沖田や西川に他ならない。
危険があったとしても、後々責任を問われることがあったとしても、いま成すべきことは何か。
それだけを考えて行動する沖田たちの姿からは、確かに「刑事の絆」が感じられる。
堂場さんの描く警察小説。
やはり好みにあっている。 -
いきなりアナザーフェイスシリーズの大友鉄が狙撃されるという意表を突き過ぎる幕開け。
普段は組織間の軋轢が多い警察官だが仲間が被害に会った場合だけは例外で、あらゆる所属、階級の全員が全てに最優先して犯人逮捕に連携する。至って単純な構成ながら、いわゆるスポ根モノと同じく琴線にふれる作品でした。 -
「アナザーフェイス」の続編が、追跡捜査係シリーズに引き継がれるとは!
しかも出版社の「壁」を超えるとは何とも大胆な?著者の試みであることか。
ファンにとっても、馴染みの人物が別の作品に登場するのは、興をそそられる楽しみでもある。多くのシリーズを持つ、著者ならではの強み?
今後、他のシリーズとのコラボも期待できるかな。
前篇「凍る炎」が、まだるっこしい(失礼~捜査の膠着感のせい)進み方だったのに対し、本書はスピード感ある展開に、一気読みとなった。 -
追跡捜査班シリーズとアナザーフェイスシリーズのコラボ作品です。
読み始めてびっくり。「凍る炎」から話が続いているではありませんか!
堂場瞬一ファンには堪らない一冊だと思います。
本当に楽しめる作品です! -
大友さんが標的になる話。
刑事がみんな必死になっていてなんか凄く良かった。
まぁ誰が被害者でも必死になってもらいたいんだけど。 -
追跡捜査係シリーズ5作目
他のシリーズに登場した人々が出て来る