刑事の絆 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-5)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.65
  • (29)
  • (97)
  • (78)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 815
感想 : 65
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437912

作品紹介・あらすじ

捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。ベンチャー企業が開発した、次世代エネルギー資源を巡る国際規模の策謀に巻き込まれたのである。仲間の身を案じた沖田は、追跡捜査係に協力依頼がないにもかかわらず、同係の西川と共に大友が手がけてきた事件を洗い始める。解決されたはずの事件の闇に名コンビが迫る!「アナザーフェイス」シリーズと異例のコラボレーションで魅せる、大好評書き下ろし警察小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なるほど。
    シリーズ通しての巨悪の一人に楔を打ち込んだ回、というところかな。後付けのような気もするけど(笑)。

    大友は凄い奴
    大友の能力は…
    大友のために…

    との描写が熱すぎて逆に鼻白む感の残る一冊だったものの、後半の盛り上げ方は、さすが堂場さん。

    後山参事官がかなりいい味を出していた。

    ★3つ、6ポイント半。
    2018.10.24.古。

    ※アナザーフェイスシリーズもしばらく中断したまま。そろそろまた読み始めようかしら。(本作と繋がってるとかいう話も、まだ読んでいないことだし)

  • シリーズの中で1番好きな作品
    何度読んでも面白い

    アナザーフェイスの大友が撃たれる

    タイトル通り仲間の刑事が撃たれ、事件解決へ全力を注ぐ
    沖田・西川だけじゃなく全刑事の熱さが凄く気持ち良く感じた

    事件は大友が事情聴取を行い、身柄を拘束した男が黒幕
    手先として使われていた男による犯行だった
    黒幕の行っているビジネスの障害になるかもしれないと言うだけで大友は殺されそうになった

    大友は息子を育てることを1番に考えた働き方を選び
    沖田は想う相手がいながらも、刑事を選び
    西川は変わりつつある家族を守りつつ、刑事を選ぶ
    三者の刑事の姿が頼もしかった

  • 【警視庁追跡捜査係シリーズ第5作目】
    大友の事件を追跡捜査係の沖田と西川が捜査する。両方のシリーズを読んでいるので、どちらかのシリーズを読んでいるより、深く楽しめた。
    今までのシリーズで解明されていない部分も伏線として解決されていく。今までの事件がつながるようでそれも読み応えがあった。

  • 評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。ベンチャー企業が開発した、次世代エネルギー資源を巡る国際規模の策謀に巻き込まれたのである。仲間の身を案じた沖田は、追跡捜査係に協力依頼がないにもかかわらず、同係の西川と共に大友が手がけてきた事件を洗い始める。解決されたはずの事件の闇に名コンビが迫る!「アナザーフェイス」シリーズと異例のコラボレーションで魅せる、大好評書き下ろし警察小説。

    安定感はある。しかも、シリーズが進につれて個性もはっきりしてくるし・・・ただ身内じゃなきゃここまで必死に捜査はやってくれまい。とある意味白けたかも。

  • 刑事であれば誰でも手柄は欲しいだろう。
    大きな事件であればあるほど、犯人逮捕は大きな手柄となる。
    沖田や西川だって例外ではない。
    だが、いま何が最重要事項なのか。
    誰よりも理解しているのもまた、沖田や西川に他ならない。
    危険があったとしても、後々責任を問われることがあったとしても、いま成すべきことは何か。
    それだけを考えて行動する沖田たちの姿からは、確かに「刑事の絆」が感じられる。
    堂場さんの描く警察小説。
    やはり好みにあっている。

  • いきなりアナザーフェイスシリーズの大友鉄が狙撃されるという意表を突き過ぎる幕開け。
    普段は組織間の軋轢が多い警察官だが仲間が被害に会った場合だけは例外で、あらゆる所属、階級の全員が全てに最優先して犯人逮捕に連携する。至って単純な構成ながら、いわゆるスポ根モノと同じく琴線にふれる作品でした。

  • 「アナザーフェイス」の続編が、追跡捜査係シリーズに引き継がれるとは!
    しかも出版社の「壁」を超えるとは何とも大胆な?著者の試みであることか。
    ファンにとっても、馴染みの人物が別の作品に登場するのは、興をそそられる楽しみでもある。多くのシリーズを持つ、著者ならではの強み?
    今後、他のシリーズとのコラボも期待できるかな。
    前篇「凍る炎」が、まだるっこしい(失礼~捜査の膠着感のせい)進み方だったのに対し、本書はスピード感ある展開に、一気読みとなった。

  • 追跡捜査班シリーズとアナザーフェイスシリーズのコラボ作品です。
    読み始めてびっくり。「凍る炎」から話が続いているではありませんか!
    堂場瞬一ファンには堪らない一冊だと思います。
    本当に楽しめる作品です!

  • 大友さんが標的になる話。
    刑事がみんな必死になっていてなんか凄く良かった。
    まぁ誰が被害者でも必死になってもらいたいんだけど。

  • 追跡捜査係シリーズ5作目
    他のシリーズに登場した人々が出て来る

全65件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堂場瞬一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×