血脈 (ハルキ文庫 お 13-12 時代小説文庫 新・剣客太平記 1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 41
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438728

作品紹介・あらすじ

直心影流の継承者を決める大仕合から四年。三田に剣術道場を構える峡竜蔵は幼馴染である綾を妻に迎え、その翌年には長男・鹿之助を授かっていた。順調に門弟も増え、賑わいを見せる峡道場。そんなある日、綾は、竜蔵が幼い頃から生活の面倒をみてきた内弟子・雷太の様子にどこか翳りがあることに気づく。いつもは明るく道場の人気者、雷太の変化の理由とは…。夫となり父となっても己が剣の道を生きる峡竜蔵が、今度は信愛する弟子たちを厳しく温かく育てていく-。大好評「剣客太平記」シリーズ、新たなる始動。

感想・レビュー・書評

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  • 剣客なのにおかしみがありますよね。

  • 幼馴染で誰よりも分かり合えるお才が上方へ行き、竜蔵は綾と結婚し鹿之助と言う子をもうけた。

    立派な師範となり道場も順調だ。

    子を持った竜蔵は以前のような無茶はしなくなった。

    が、なぜか事件が呼ぶようで。。。

    先輩の剣士が道場を持ったと言うので、若い頃の恩義の例を言うべく立ち寄るが、そこに怪き人物が。
    あまりに純粋で真面目な先輩は怪しんでいないが、竜蔵は気になって仕方がない。

    探るとそこには、人をあやめた形跡の小太刀がみつかって、、、。痛快なベランメイの名調子が戻ってきた!

  • 直心影流の的伝を決めるための大仕合から四年、新しい物語の始まりとなった。
    相変わらず読み終えた後にスッキリとした気分になれる。
    娯楽時代小説としては最高に楽しめる。

  • L 新剣客太平記1

    前シリーズから7年後?
    編集者に「家庭を持った竜蔵を書きませんか」と言われたんじゃなかろうかと邪推してしまう。
    やっぱりトータルの目標・決着がないシリーズは中だるみもするし、飽きるのは環境変えても一緒だな…ってことがわかった。特に主役のカリスマ性も魅力も伝わってこないので尚更。
    文体が私に合わないだけなのかも。

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著者プロフィール

一九六一年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九十周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本を手がける。二〇一〇年、『取次屋栄三』で小説家デビュー。他に「若鷹武芸帖」「八丁堀強妻物語」「仕立屋お竜」などのシリーズがある。

「2023年 『明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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