血脈 (ハルキ文庫 お 13-12 時代小説文庫 新・剣客太平記 1)
- 角川春樹事務所 (2015年2月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758438728
作品紹介・あらすじ
直心影流の継承者を決める大仕合から四年。三田に剣術道場を構える峡竜蔵は幼馴染である綾を妻に迎え、その翌年には長男・鹿之助を授かっていた。順調に門弟も増え、賑わいを見せる峡道場。そんなある日、綾は、竜蔵が幼い頃から生活の面倒をみてきた内弟子・雷太の様子にどこか翳りがあることに気づく。いつもは明るく道場の人気者、雷太の変化の理由とは…。夫となり父となっても己が剣の道を生きる峡竜蔵が、今度は信愛する弟子たちを厳しく温かく育てていく-。大好評「剣客太平記」シリーズ、新たなる始動。
感想・レビュー・書評
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剣客なのにおかしみがありますよね。
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幼馴染で誰よりも分かり合えるお才が上方へ行き、竜蔵は綾と結婚し鹿之助と言う子をもうけた。
立派な師範となり道場も順調だ。
子を持った竜蔵は以前のような無茶はしなくなった。
が、なぜか事件が呼ぶようで。。。
先輩の剣士が道場を持ったと言うので、若い頃の恩義の例を言うべく立ち寄るが、そこに怪き人物が。
あまりに純粋で真面目な先輩は怪しんでいないが、竜蔵は気になって仕方がない。
探るとそこには、人をあやめた形跡の小太刀がみつかって、、、。痛快なベランメイの名調子が戻ってきた! -
直心影流の的伝を決めるための大仕合から四年、新しい物語の始まりとなった。
相変わらず読み終えた後にスッキリとした気分になれる。
娯楽時代小説としては最高に楽しめる。 -
L 新剣客太平記1
前シリーズから7年後?
編集者に「家庭を持った竜蔵を書きませんか」と言われたんじゃなかろうかと邪推してしまう。
やっぱりトータルの目標・決着がないシリーズは中だるみもするし、飽きるのは環境変えても一緒だな…ってことがわかった。特に主役のカリスマ性も魅力も伝わってこないので尚更。
文体が私に合わないだけなのかも。