浅草料理捕物帖 1 (ハルキ文庫 こ 6-28 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2015年8月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439299
作品紹介・あらすじ
浅草で評判の一膳飯屋・樽屋の板前、孝助のもとに、悪評高い岡っ引きの文蔵がやって来た。店に毎晩来る浪人・越野十郎太が、連続辻強盗ではないかと目星をつけたからだ。文蔵の手下になりたい孝助は、十郎太を見張るが、十郎太はすぐに意図を見抜き、疑いを否定する。やがて二人は、そろぞれが十年前の事件の裏を暴くため、浅草に戻ってきたことが明らかに…。一方、太物問屋・片倉屋に、手代として働いていた息子を見捨てられた千代治は、復讐のため主人・徳兵衛らを付け狙う。だがその矢先、番頭が辻強盗に殺される。果たして犯人は-?美味しい浅草の食と事件を描く捕物帖、待望の幕開け!
感想・レビュー・書評
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袖の下を要求する岡っ引きって、必要悪なのか?
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淺草で、評判だった料理屋が、潰れて10年。
食中毒を出したからという理由であるが、納得できない息子の孝助は、真相を突き止めるために、文蔵の手下になって、その理由を暴きたい。
辻強盗ではないかと、思われる十郎太も、父が、無念の死になった理由を見つけ出したいと、、、、
浅草の食事に、大根飯に蜆のぶっかけが、記載されているが、今の所、浅草料理では、これ位しか、出てこない。
捕物として、おくにの夫の死と長屋の住人達の事が、わかるのが、最後になっていて、なるほど・・・と、、、
未だ1巻、これからが、どうなって行くか?次回を楽しみにしよう! -
料理はほとんど出てこないが、捕物帖としては面白い。
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浅草で評判の一膳飯屋の板場、孝助は、実は大きな料理屋の息子。だが、食中毒を出したとして捕まった父親の獄中死、店の没収で、江戸から離れ放浪していた。あるとき、その事件に裏がある手がかりを見つけ、関わっていそうな悪名高い岡っ引きを探るため手下になろうと、辻斬り事件を捜査し始める。二重のミステリーが詰まった物語のはじまり。
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料理捕物帖と銘打ってるのに、大根飯だけ…
文章も相性が悪いようで、ちょくちょくつまづいてしまった。
残念。 -
江戸もの好きで見つけたシリーズ本の一。
十年前の事件を暴こうとする、板前の孝助。
推理力洞察力の鋭さで、親分の手下になります。
二以降の捕物の行方が愉しみ! -
32
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シリーズ第一弾
実家の料理屋が潰れた原因と父親の死を廻っての今後の展開か、同じ事件に絡んで父親を失った浪人も
鍵を握る岡っ引きに取り入るために事件の解決に奔走