浅草料理捕物帖 1 (ハルキ文庫 こ 6-28 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 68
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439299

作品紹介・あらすじ

浅草で評判の一膳飯屋・樽屋の板前、孝助のもとに、悪評高い岡っ引きの文蔵がやって来た。店に毎晩来る浪人・越野十郎太が、連続辻強盗ではないかと目星をつけたからだ。文蔵の手下になりたい孝助は、十郎太を見張るが、十郎太はすぐに意図を見抜き、疑いを否定する。やがて二人は、そろぞれが十年前の事件の裏を暴くため、浅草に戻ってきたことが明らかに…。一方、太物問屋・片倉屋に、手代として働いていた息子を見捨てられた千代治は、復讐のため主人・徳兵衛らを付け狙う。だがその矢先、番頭が辻強盗に殺される。果たして犯人は-?美味しい浅草の食と事件を描く捕物帖、待望の幕開け!

感想・レビュー・書評

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  • 袖の下を要求する岡っ引きって、必要悪なのか?

  • 淺草で、評判だった料理屋が、潰れて10年。
    食中毒を出したからという理由であるが、納得できない息子の孝助は、真相を突き止めるために、文蔵の手下になって、その理由を暴きたい。
    辻強盗ではないかと、思われる十郎太も、父が、無念の死になった理由を見つけ出したいと、、、、

    浅草の食事に、大根飯に蜆のぶっかけが、記載されているが、今の所、浅草料理では、これ位しか、出てこない。

    捕物として、おくにの夫の死と長屋の住人達の事が、わかるのが、最後になっていて、なるほど・・・と、、、

    未だ1巻、これからが、どうなって行くか?次回を楽しみにしよう!

  • 料理はほとんど出てこないが、捕物帖としては面白い。

  • 浅草で評判の一膳飯屋の板場、孝助は、実は大きな料理屋の息子。だが、食中毒を出したとして捕まった父親の獄中死、店の没収で、江戸から離れ放浪していた。あるとき、その事件に裏がある手がかりを見つけ、関わっていそうな悪名高い岡っ引きを探るため手下になろうと、辻斬り事件を捜査し始める。二重のミステリーが詰まった物語のはじまり。

  • 料理捕物帖と銘打ってるのに、大根飯だけ…

    文章も相性が悪いようで、ちょくちょくつまづいてしまった。
    残念。

  • 江戸もの好きで見つけたシリーズ本の一。

    十年前の事件を暴こうとする、板前の孝助。
    推理力洞察力の鋭さで、親分の手下になります。
    二以降の捕物の行方が愉しみ!

  • 32

  • シリーズ第一弾
    実家の料理屋が潰れた原因と父親の死を廻っての今後の展開か、同じ事件に絡んで父親を失った浪人も
    鍵を握る岡っ引きに取り入るために事件の解決に奔走

  • 面白かったけど、転職したのか?!ってぐらい料理しない。
    子分メインの話。
    もっと料理が絡んでくるのかと思った。
    次巻に続く。

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著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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