暗い穴: 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-6 警視庁追跡捜査係)
- 角川春樹事務所 (2015年9月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439459
作品紹介・あらすじ
猛暑の八月、東京で謎の死体遺棄事件が露見した。連続強盗事件で逮捕された相澤直樹が、「桧原村に死体を埋めた」と突然告白。供述通り遺体は発見されたが、近傍から死亡時期の異なるもう一つの遺体が見つかったのだ。強盗事件の捜査を手伝った縁で現場に駆り出された追跡捜査係の西川は、取り調べを任される。だが、最初の自白以降、相澤は頑なに口を閉ざしてしまう。同係の沖田も旅先から急遽呼び戻されて捜査に加わるが…。村の奥底に埋もれかけた謎の真相を、彼らは掴むことができるのか。書き下ろし警察小説
感想・レビュー・書評
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追跡捜査係第6弾。今回のメインの事件は死体遺棄。なかなか供述を得られない中で、複数の遺体が発見され、西川の取り調べの手腕が問われるが・・・犯人の自供から始まり、展開を読むのが難しかったが、堂場作品には珍しく「悪い女」が登場し、話は一気に展開を見せる。追跡捜査係のメンツも相変わらずで、面白いし、読みやすい。
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追跡捜査課シリーズ。
やっぱり面白いよねー、最初はジリジリと、だんだん事件が動き出した時の爽快さ。
警察小説はやっぱやめられないわー。 -
猛暑の八月、東京で謎の死体遺棄事件が露見した。連続強盗事件で逮捕された相澤直樹が、「桧原村に死体を埋めた」と突然告白。供述通り遺体は発見されたが、近傍から死亡時期の異なるもう一つの遺体が見つかったのだ。強盗事件の捜査を手伝った縁で現場に駆り出された追跡捜査係の西川は、取り調べを任される。だが、最初の自白以降、相澤は頑なに口を閉ざしてしまう。
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読み始めた時には思っても見なかった方向へ話が転がって、一体どこが終着地なのかが最後まで読めなかった作品。
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後味の悪い事件。
魔性の女と言ってしまえばそれだけなんだけど、世の中にはこういう得体の知れない人間がいるのかしらと恐ろしい。
…その魔性の100分の1でも欲しいものです。
この4人の活躍、後どのくらいあるのかしら… -
追跡捜査シリーズ第6弾。今回は微妙に追跡捜査とは違う。机上でITを使い情報収集し確信に迫る西川と行動力で現場を駆け回り情報を集めてくる沖田の2人の反りが合わないコンビが古い事件を解決して行く何時ものスタイルと違った。後半一気に確信に迫り猟奇的な犯人に不快感を感じながら終盤の中途半端な終わり方に続編を期待してしまった。