えんがわ尽くし 料理人季蔵捕物控29

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.11
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本棚登録 : 135
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439640

作品紹介・あらすじ

日本橋は木原店にある塩梅屋に、百合根商いの清美の亭主・源七がやってきた。これまで何度も亭主から逃げて塩梅屋に駆け込んできた清美の姿は、今度こそ、どこにもなかった。そしてその五日後、定町廻り同心の田端たちが店にやって来て、源七も行方知れずだという-。揚げ百合根、鮪の昆布〆、えんがわ尽くし、鶏料理…など美味しい料理で皆を幸せにする一方、江戸の平和を守るため、人知れず悪と戦う料理人季蔵の活躍を描く書き下ろし大ベストセラーシリーズ、第二幕目も、益々絶好調。

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋は木原店にある塩梅屋に、百合根商いの清美の亭主・源七がやってきた。これまで何度も亭主から逃げて塩梅屋に駆け込んできた清美の姿は、今度こそ、どこにもなかった。そしてその五日後、定町廻り同心の田端たちが店にやって来て、源七も行方知れずだという―。揚げ百合根、鮪の昆布〆、えんがわ尽くし、鶏料理…など美味しい料理で皆を幸せにする一方、江戸の平和を守るため、人知れず悪と戦う料理人季蔵の活躍を描く書き下ろし大ベストセラーシリーズ、第二幕目も、益々絶好調。

    令和2年10月5日~7日

  • 第二シリーズになってから、事件の規模も謎解きも大きくなってて読み応えがありました。

  • 20161010 途中、話の展開が早く着いていけなくなったが最後の最後でようやく追い付く。良いのか悪いのか?話が雑になってなければ良いのだが。

  • 一話目は百合根を商う女の話。百合根があれほどいろいろな料理になるとは。正直、茶碗蒸しに入ったのしか食べたことがありません。
    二話目は旅籠の女将の話。食材は平目。平目も寿司と煮たものしか食べたことがないです。
    三話目はもう誰が犯人だかさっぱりわからない話に。食材は鶏一羽をさばいて料理。クリスマスに鶏の丸焼き一羽をナイフでさばきましたが、うまく切り分けることはできませんでした。さばいているうちにささみが消えました(笑)。
    四話目はいよいよ解決編。解決のため、季蔵は熱海まで出張。途中まで番頭六助が犯人だと思っていた私。そっちかい!と声が出ました。
    鮭の北前飯くらいなら真似できそうです。
    そして、いつの間にかちゃんと熟柿は出来ていました。

  • 第二十九弾
    結構長く続いているが、先代の娘も嫁ぎ、第二幕目?
    さまざまな悲しい愛の結末、つつましくもはかない夢に破れた百合根売りの清美、強い愛情ゆえに相手を追い詰めた旅籠の女将お舟、病の娘を助けたい一心で妻子を失った岡っ引き

  • 最初の殺人から、解決まで、人がたくさん出てきてどの人かわからなくなったw
    いろんな推測が出てきてごちゃごちゃしたけど、ラストはあっさりな感じだった。
    絡んだ人たちの色んな形の愛情を感じ、主人公も許嫁からの愛情に気付くという、締めだったけどそちらの話も今後進んでいくということかな。
    熟柿の描写が少なくて残念だった。

    出てくる料理はえんがわ他、マグロや卵、鶏などです。

  • このシリーズ、料理はとてもおいしそうなのだけど、事件が切ないものが多くて、しんとした気持ちになる。
    それでも、三吉の料理への真摯な気持ちは、爽やかな気持ちになる。
    そろそろ、瑠璃の症状が、はっきり快方に向かってくれてもいいのにな、と願って次を待とう。

  • 久し振りの捕物帖らしさの一編だった。首謀者である祐助は意外な人物に化けていた。

  • 2015年11月刊。文庫書下ろし。シリーズ29作め。推理も料理もそれなりに、楽しめました。無難なお話ですが、物足りない気がします。

  • 変わらず美味しいご飯と事件という内容。
    三吉が成長しているのがみえて、時の流れを感じます。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。「料理人季蔵捕物控」「口中医桂助事件帖」「鶴亀屋繁盛記」「余々姫夢見帖」「お医者同心中原龍之介」「鬼の大江戸ふしぎ帖」「はぐれ名医」シリーズなどの時代小説を精力的に執筆するとともに、現代ミステリー「青子の宝石事件簿」シリーズ、『わらしべ悪党』も刊行。

「2023年 『花人始末 椿の花嫁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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