あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)

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著者 : 髙田郁
  • 角川春樹事務所 (2016年2月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439817

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あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

  • 高田郁さんの新シリーズ、期待して読みました。

    みをつくし料理帖が素晴らしすぎて期待が大きかったこともあり、やや肩透かしでした。
    幸の成長と共に大きなストーリーが広がると思いますが、1冊目は導入部分が延々と続いているような印象でした。1冊の中でも起承転結を作って読み手をもっと引き込んで欲しかったです。
    新シリーズの掴みとしては、少々弱い気がしました。

    たくさんの伏線が張られたので、これから回収していかれると思いますが、ちょっとだらけてしまいそうです。

    高田さんのファンなので、2冊目も購入するとは思いますが、期待はしぼみがちです。

  • 女に学は必要ないと言われていた時代、幸はどうやって「知恵」を身につけて行くのか楽しみ。
    新シリーズなので、誰が敵で誰が味方か探りながら読み進めた。
    でも終わり方がモヤモヤ…智蔵じゃなくて徳兵衛なの?治兵衛はちゃんと考えがあっての発想なの?次作が気になる…

    2017.5.17…20

  • 新シリーズ。商いの話。

  • 『みをつくし料理帖』の高田郁の新シリーズ。小料理屋の話だったそれに対し、本作は呉服商で奉公する娘の物語。個人的には料理の話のほうが楽しいですが、どちらも商いの話には変わりなくて面白い。

    世は江戸中期、享保年間。摂津・津門村に学者の子として生まれた幸(さち)。七夕の短冊に書いて願うのは「知恵」。知恵がつけば世界は広がる、生きてゆける。そう考える幸は幼いころから文字に興味を示し、本を読みたがる。しかし、大飢饉が起こり、大好きな兄を失うことに。残った家族とも別離を余儀なくされ、わずか9歳にして大坂・天満の呉服商「五鈴屋」へ奉公に出され……。

    おなごが知恵を持つものではないと思われていた時代のこと。言葉遣いも美しく、見るからに賢そうな幸は同性から反感を買ったりもしますが、幸か不幸か幼いせいで世の中に疎く、嫌みを言われてもその言葉の意味を真顔で考えます。呉服商の三男坊や番頭から才を認められ、こっそり本を読む機会を与えられることも。まだまだ始まったばかり。いったい何巻まで続くのか不明ですが、次巻への期待が膨らみます。

  • 女に学はいらない。
    それほど遠くはない昔に、そんな時代があったことはもちろん知っている。
    主人公である幸は、学者として「凌雲堂」を主宰していた父親によって幼い頃から学ぶ楽しさを知る。
    だが、母親は女に学はいらないと言う。
    良き理解者だった兄の死、そして続く父の死。
    幸は否応なく、母や妹が生きるために大坂の商家へと働きにいくことになる。
    「五鈴屋」をずっと見守ってきた冨久。
    ずっと番頭として「五鈴屋」を補佐してきた治兵衛。
    夫婦としての情愛を育てようともしない夫に対しても柔らかな対応をする菊栄。
    みんな自分が置かれた境遇の中で、必死に生きている。
    比べて徳兵衛、惣次、智蔵の三兄弟はどうなのだろう。
    なすべきこともせずに、遊び惚けてばかりいる徳兵衛。
    「五鈴屋」に尽くしてはいるけれど、自分ばかりが損をしていると被害者意識の強い惣次。
    そして、けっして悪い人ではないけれど、結局は自分の生きる道を優先する智蔵。
    次男と三男にはある程度仕方がないと思えるところもある。
    でも、徳兵衛に関してはどこをとっても良いところなどひとつもないような気がする。
    かつて幸の兄・雅由が言った言葉が深すぎる。
    知恵は生きる力になる。
    物語の舞台となった時代でも、現代でも、なるほどと納得できるものではないだろうか。

    物語の終わり方がとても気になる。
    幸には絶対に幸せになってほしい。
    なのに、いくら「五鈴屋」のためとは言っても治兵衛が考えていることが怖い。
    この嫌な予想がどうか当たりませんように・・・と願いながら次巻を読みたいと思う。

  • このシリーズもどんどん読めて楽しくなりそう

  • みをつくし料理帖への思い入れが強すぎてなかなか手を出せなかったシリーズ一作目。
    やっぱり面白い!高田郁は天才だと思う。

  • 厳然たる身分の違い、女性に期待される役割。もしも300年前に生まれていたら、自分はどうなふうに暮らしてただろう、なんて思う。
    9歳で奉公に出された幸。母親が持たせてくれた握り飯が切なかった。
    五鈴屋、メタメタやん。持参金の話がシビア…。
    富久の一言で、菊栄の心が折れてしまうなんて。同性から言われるのは尚更きついよなぁ。
    優しい人が次々と去り、よりによって一番の厄介者とまさかの展開? 番頭さん、それだけはやめて!

  • 摂津の学者の子として誕生した幸。
    享保の大飢饉や尊敬する兄の死、父との死別、そして、母、妹の別離を9歳で、大坂の天満の呉服屋へ奉公に出される。

    私は、学生時代 家が武庫之荘だったので、鳴尾にある学校へ通ったから、この辺の地名がよくわかる。
    そして、商社に勤務したのが、本町だったので、天満の辺りがまたまたよく理解できる。
    キタと、ミナミに区分けされる所も。

    我が家は、商家ではなく、士族であったが、1日は、いつも、赤飯であった。
    季節によって、豆ごはんになったのだが、、、
    商家の人に聞いたら、1日と15日も豆ごはんだったと教えてもらった。
    伯母は、若い時は、お金を持参したことが無かったと、、、いつも、傍にお手伝いが付いていたと言っていたし、3人の子供たちは、「ぼんが、、、」と言っていた。次男は「中ぼん」と、、。

    御飯の炊き方も江戸と大阪との違いや、つつましやかな食膳に、ここでは夜啼きうどんが、えがかれているが、野菜も摂れて、お腹が満足できる関西のお好み焼きやたこ焼きなどが、誕生したのだろうと、推測される。

    幸の知恵という観念に、やはり、小さい時に習ったものが、自然と、出て来るところが、いい。
    半襟の黒の手触りと、用途に適した品物を選ぶ目を持つ9歳の幸が、もう持っていることに驚く。

    子楽孫べえ、、と、昔教えてもらったが、2代目は、親の苦労の末安泰の生活が、出来るが、3代目になると、2代目の楽なことを知って、放蕩や散財をして、家をつぶしてしまう。
    だから、京言葉でないが、商売している人が、合言葉のように「おきばりやす」と、言う言葉が、出て来るのだろうな~と、思う。
    ここでは、出て来てないけど、、、

    さてさて、源流篇と、書かれているので、これから、まだまだ続きがあるのだろうと、期待して、本屋へ見に行こう。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か―大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!

  • 江戸時代の上方のおはなしなのがおもしろい。
    なんか銀二貫をまた読みたくなってしまった。
    みをつくしもドラマ化されるし。
    こんどこそキャストに期待。N○Kには期待しかない。

    料理人の次は商売人。
    幸がこれからどう成長していくのか楽しみ。

  • 「みをつくし料理帖」で人気の作者の新シリーズ。
    待ってました! (感想を書くのは遅れたので~もう3作目も出ています)

    村で寺子屋を開いていた父は学者肌で厳しく、商売など疎んじていました。
    娘の幸は優しい母や優秀な兄を頼りに、素直に育っていました。
    ところが、父と兄が相次いで亡くなり、9歳の幸は、大坂天満の呉服屋「五十鈴屋」へ、女衆として奉公に出ることになります。

    五十鈴屋の「お家さん」は当代の祖母で、3人の孫息子を育て上げたしっかり者。
    ところが、この三兄弟、後継ぎの徳兵衛が女遊びにうつつを抜かし、商売の才がある次男は兄に苛ついて喧嘩ばかり。
    三男は優しいのだが、家業には興味がない‥

    商売に興味をいだき始めた幸だが、女衆は店のことにはかかわらないのが当然の決まりだった。
    五十鈴屋の要石と言われる番頭の治兵衛は、そんな幸を見出し、ひそかに育てようとする‥

    女主人公の一途さや真面目さは同じ。
    所々に変化をつけようという意図も見られますね。
    当時の不況ぶりや、身分や約束事の面倒臭さも、人間臭い描写の中に語られていきます。
    展開は早めで、幸はどんどん大きくなりそうです。
    楽しみ!

  • +++
    物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か―大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!
    +++

    主人公の幸が七歳のときから物語は始まる。幼いころから、読み書きに興味を持ち、なんとかして知恵をつけたいものだと思っていたのだが、飢饉による窮乏で大阪の呉服商・五鈴屋に奉公に出ることになるのである。学びたがり屋の幸が、慣れない商家で辛い思いをしながら成長していくという話なのかと思って読み進めたのだが、さにあらず。同じ女衆にいじめられるわけでもなく、幸の興味をさりげなく応援してくれる人もいたりして、あれこれ助けられながらしっかりやっている。ただ、商いも順風満帆とは言えないようだし、現当主の悪癖や、兄弟たちとのすれちがいもあったりと問題を抱えているのである。今篇では、五鈴屋崩壊の危機とも言える事態になり、五鈴屋の要石とも言われている番頭の治兵衛がどうやら妙案を思いついたところで終わっている。なるほどそういう道筋になるのか、とわくわくするようなラストである。続きが愉しみな一冊である。

  • 幸の賢さと素直さ、前向きさが好もしい。

  • 2017.2.27
    実は2巻を先に読んでいたせいか、序盤はなかなか読み進められなかった。
    中盤から俄然楽しくなって、夜中まで読んでしまった。
    ものの無い時代、主従のけじめがしっかりある時代の窮屈さに驚き、あきれつつ、互いを思いやったり、誇りを持って仕事する人びとが素晴らしい。

  • とても読み易く大阪商家に奉公に
    出た主人公幸の真摯なまでの学ぶ事
    への渇望がひしひしと伝わってくる。
    物語の展開がややいつも通りなので
    安心して読めるが少し物足りない。
    それでも幸の行末が気になる。

  • 物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。
    -------------------

    みおつくしシリーズのファンなので、この本の最初の地図などとっても懐かしく、また物語が始まるんだとワクワクしながら読んだ。
    12章のどれもにウルっときたり心の底からあたたかくなったり、そしてこの時代の暮らしぶりや背景がていねいに描かれていて早く続きが読みたいと思わせてくれる。

  • 第一弾
    二巻を先に読んでいるせいか、内容は良く分かっている、しかし一巻でこれだけ話が進んで行くのかという感じ
    兄と父の死、大阪への方向と、その店での三男との出会いと別れ、目を掛ける番頭と、直ぐに出戻って行った御寮さんと

  • 前作は食と人がテーマでしたが、それ以外の江戸文化、特に飲食を商う事の難しさなどが目新しく面白かった。ですので。今回の新シリーズ嬉しいです。
    舞台は大阪に移りましたが、また健気に頑張る主人公と一緒に物語を楽しみたいです。

  • 新しいシリーズが始まったのね!
    うきうき!!!
    ふむふむ!!!!
    ほうほう!!!!!
    今のところ期待度高しです

  • 高田さんの小説の主人公は、人より秀でた能力を持っていてる上に努力の出来る人なのでしょうか?
    前途多難の匂いがプンプンしますが、幸には、「みをつくし」の澪や「銀二貫」の松吉の様に多くの試練に合わずに幸せになって欲しいです。

  • 久々に続が読みたい。学者の娘として育てられたが、父兄が亡くなり、大阪の商家に奉公に出される。末息子や番頭さんに目をかけてもらい、あきないのことも学びたい。でも長男は女遊び。次男はそれでつんけんするし、おかみさんは大変。

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物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か-大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!

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