あきない世傳 金と銀 源流篇 (ハルキ文庫 た 19-15 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439817

感想・レビュー・書評

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  • 幸の今後が楽しみ。

  • みをつくし料理帖をテレビで見て、気になり、同じような時代もののストーリーだったので、読んでみた。朝のテレビ小説にもなりそうな、女一代記の始まりの予感。

  • ううむぅ.....面白いじゃないか。
    面白すぎて読むの止められん。
    1日で読んでもーた。

    落として持ち上げて、だんだん上向きになっていく様子を
    頑張れ「サチ」と心底応援してしまいます。

    この人の本はキャラが光ってるよなー。
    キャラ立ちが素晴らしー。
    2巻も楽しみだ。

  • 学者の子として生まれた幸。
    飢饉が起き優しく利発だった兄が、続いて父が死ぬ。
    女は学問が必要ないという時代に幸は知識が身を助けると
    信じている。
    今後奉公先の五鈴屋で幸はどうなっていくのか楽しみ。

  • 知識欲が無くなった時に人の成長は終わるのかもしれない。それは世の中の難しい難題に挑むって事ではなく、身の回りの身の丈に合う疑問をひとつひとつ溶解していく欲。これを続ける限り人は成長していく。高田郁の新シリーズに大いに期待。

  • 「みをつくし料理帖」「銀二貫」の作者の作品なので。

    物語の進む速度が、上の作品の間ぐらいだが、ちょっと物足りないというか、速すぎるというか。
    とはいえ、人々の心持ちを美しく描くさまは相変わらずだし、
    四人もいた女衆候補の中から選ばれた場面は圧巻。

    話とはまったく関係ないが、むかしむかし、学校で先生に言われたことを思い出した。
    「日本は使える土地も狭いし、資源の少ない国だから、頼みは人的資源だけだ。だから勉強するように」
    それは多分私だけではない。
    日本のあちこちで多くの子ども達が同じことを言われていた。
    現在の様にソフトが日本を世界に知らしめてはいなかったが、
    製造業ではすでに世界一の分野がいくつもあり、ハードでは世界を席巻していた。
    それでも、学びは大切だと言われた。

    その通りだよ。
    別に国のために学ぶ訳ではない。
    学んでも、人生の問題が全て解決するわけではない。
    それでも、学べる環境にあるなら、その間だけでも学ぼうよ。
    学びたくても学べない人たちが山ほどいたのだから。
    今でも世界にはたくさんいるのだから。

    そんなことを思いめぐらしてしまうほど、
    幸の気持ちが痛いぐらい伝わってきた。

  • 時代物としてはすごく読みやすい印象。
    源流編ということもあり、今回は物語の序章。
    今後の話に期待感はあり。

  • 『銀二貫』やみをつくしシリーズでもお馴染みの大坂・天満を舞台にした物語が始まった。故郷での相次ぐ不幸から、商家に奉公する幸を取り巻く人々の多くが意地悪でなく、五鈴屋のお家騒動があるものの、安心して読み進められた。「あさが来た」の大坂言葉が本書を読む上でとても参考になる。商家の番頭、手代、丁稚、女衆などの動く様は、枝雀の落語を彷彿とさせる。

  • 商人の世界の話。続き作品のようなので全巻揃った時に一気読みしようと思います。

  • 高田郁さんの新シリーズ、期待して読みました。

    みをつくし料理帖が素晴らしすぎて期待が大きかったこともあり、やや肩透かしでした。
    幸の成長と共に大きなストーリーが広がると思いますが、1冊目は導入部分が延々と続いているような印象でした。1冊の中でも起承転結を作って読み手をもっと引き込んで欲しかったです。
    新シリーズの掴みとしては、少々弱い気がしました。

    たくさんの伏線が張られたので、これから回収していかれると思いますが、ちょっとだらけてしまいそうです。

    高田さんのファンなので、2冊目も購入するとは思いますが、期待はしぼみがちです。

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著者プロフィール

髙田 郁(たかだ かおる)
1959年生まれ、兵庫県宝塚市出身。日本の小説家、時代小説作家。元々は漫画原作者で、その時のペンネームは川富士立夏(かわふじ りっか)。
中央大学法学部卒業後、1993年集英社の女性向け漫画雑誌『YOU』で漫画原作者としてデビュー。その後山本周五郎の「なんの花か薫る」に衝撃を受けて、時代小説の執筆に至る。2006年「志乃の桜」で第4回北区内田康夫ミステリー文学賞区長賞(特別賞)を受賞。2007年「出世花」で第2回小説NON短編時代小説賞奨励賞を受賞。そして2008年に同作を含む短編集『出世花』で小説家デビューを果たした。
代表作に、全10巻で300万部を超える大ヒット『みをつくし料理帖』シリーズ。同作は2012年にテレビドラマ化。2013年に『銀二貫』が大阪の書店員らが大阪ゆかりの小説の中から「ほんまに読んでほしい」本を選ぶ「Osaka Book One Project」の第1回受賞作品に選出、2014年にNHK木曜時代劇にて林遣都主演によりテレビドラマ化された。

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