ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや (ハルキ文庫 さ 19-3 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.56
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本棚登録 : 779
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440004

感想・レビュー・書評

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  • 高田郁さんの『みをつくし料理帖』
    と似てるね
    しかも 角川春樹事務所だし
    でも面白かった
    気楽に読めてこんなのいいわ
    シリーズ、次のが出たよ
    読みたいな
    ≪ 江戸の飯 人情手間も 盛り込んで ≫

  • 江戸の食に興味がある今日この頃である。
    武家の次男坊という立場にも同情が湧く。
    居酒屋に集まる面々の、わけありな人生と、それはさておき美味しいご飯で癒されほぐれて行く心持ち…
    ちょっとした謎ときと、シャープな目のつけどころ?
    妙の夫の謎も、これから解かれていくのだろうか…?
    太物屋の御隠居さんが好きだな~

    笹鳴き/六花/冬の蝶/梅見/なずなの花/

  • 好きなんだけど、好みなんだけど、ほのかに、でもそこここに他の作家さんのあるシリーズを思いおこさせる。複雑。

    兄の視点、弟の視点に少し考えさせられた。

  • いやぁ〜良かった。
    でも、そこで終わります❔❔
    早く続きを読みたいです。

  • 201607/これイイ!丁寧に書かれた人物と日常、料理。主人公が鶯飼育ってのもまた。シリーズ化熱望。

  • 2023.5.14 読了。
    家禄を継げない次男に生まれながらも、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意な林只次郎。
    失態を犯し沈んでいる只次郎を鶯の糞集めを生業とする三又に居酒屋に連れて行かれる。そこでは様々な絶品料理と美人女将のお妙によって只次郎は癒されていく。只次郎とお妙を中心に人々が織りなす連続短編集。

    正確には☆3.5くらい。
    時代小説だけれども読みやすく読後感も良かった。その時代にある身分の差やお妙も未亡人として苦労したり、他の登場人物にもそれぞれ厳しく辛い過去を抱えているのにお妙の作る丁寧で美味しそうな料理と徐々に広がっていく人々の支え合いや湿っぽい雰囲気を作らないよう前向きに過ごしていく姿が素敵だった。
    お勝さんやご隠居、三又と只次郎の軽快なやり取りにふんわりと笑顔になれた。
    只次郎の将来の夢、お妙への想いが報われるといいなぁ〜と思う。

  • さらりと読める時代小説
    時代背景や風景描写はさらりとしてるのに登場人物のエピソードは結構ウェッティだったのでそこにアンバランスさを感じなくもないですが
    そしてこの感じでシリーズものとなると途中で飽きちゃう可能性大ではありますが次巻以降に期待してもう少し読んでみたいとは思えるお話でした

  • 美味しそうで、面白くて、登場人物もそれぞれ好きになれて、よいシリーズものに手を出せた予感。

    サクサク読めてしまうので、続きはまとめて借りたいな。



    にしたって、あとがき、めちゃくちゃ偉そうで読後感台無し。お叱りは個人でやってくれ。

  • 「みおつくし料理帖」が終了してしまった今、ほっこりする本を読んでみたくて購入しました。
    餡掛け揚げ蓮餅は是非作って食べてみたい。
    みおつくし料理帖も含めて、料理番組で書かれている料理の再現番組をシリーズで放映して頂きたい。
    NHK Eテレの日曜日、沢村貞子さんの夕餉を再現する番組、大好きで観ています。

  • 【腹減り度】
    ☆☆☆☆
    【1番美味しそうだったもの】
    ぶり大根

    *感想*
    ウグイスの鳴きつけを生業(ていうか趣味)にしているちょっと変わり種の主人公と、生き菩薩の如き美き未亡人・お妙さんの営む居酒屋ぜんやを中心とした日常を描くグルメ時代小説。
    出てくる料理は描写が細かく、奇抜さもなくてとっても美味しそう。なによりタイトルの擬態語“ほかほか”がいい。美味しそうよね。
    ヒロインのお妙さんも亡き夫を一途に思うけなげな姿が愛らしい。

    ただね、主人公のご飯食べた時の反応がキモすぎて受け付けなかったのよ。ちょっと読み返す気力がないのでうろ覚えだけど、「うま、うま、うまぁ!」とか、漫画か。
    これさえなければ続き読むのですが。

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著者プロフィール

1977年、和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部卒業。2008年、「虫のいどころ」(「男と女の腹の蟲」を改題)でオール讀物新人賞を受賞。17年、『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫)で髙田郁賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。著書に、『小説 品川心中』(二見書房)、『花は散っても』(中央公論新社)、『愛と追憶の泥濘』(幻冬舎)、『雨の日は、一回休み』(PHP研究所)など。

「2023年 『セクシャル・ルールズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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