ティファニーで昼食を ランチ刑事の事件簿 (ハルキ文庫 な 14-1)
- 角川春樹事務所 (2016年5月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758440028
感想・レビュー・書評
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警察ミステリーというわりに、緊張感に欠けるというか。
殺人事件が起きているのに、なんとも軽い。
3つの事件があって、1つはタイトルからしていた嫌な予感が当たってしまい、吐き気が。
こういう話は苦手です。
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途中で断念。サクサク読めるかと思いきや、だらけてるところが多い印象。発想はおもしろかったのにもったいない。
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【収録作品】犯罪者はカレーがお好き/まさかまさかの特製ハンバーグ/絶品ドリアは殺意がレシピ
*ミステリとしてもグルメ小説としても平凡。 -
警察署の地下にオープンした食堂・ティファニー。
ティファニーのシェフ “古着屋” は絶対味覚なるものを持つ天才的シェフで、警視庁随一のグルメ刑事と呼ばれている新人のまどかと先輩の高橋コンビの持ち込む案件を料理で解決に導く、グルメなミステリー。
どんだけ天才かというと、お客様全員が古着屋の作った料理の皿を人の目を憚ることなく舐めまわしてしまったり、古着屋自身が口にしたこともないものを完璧に再現してしまう程なのである。
スペインのエルブリの料理から、「げ、そんなものまで!?」なものまで再現してしまうのは、共感覚の味覚版、相手の味覚と自分の味覚をシンクロさせて自分が味わったかの様に感じる能力を持っているからなのでは!?と推理したまどかちゃんは、事件解決の決め手にいつも、ティファニーの料理を使うのです。
絶対味覚かー。
相手の触覚を自分の感覚として感じる共感覚保持者がいるのだから、味覚バージョンがあっても不思議じゃないかもしれない。
ただ最後までなぜ再現可能なのかという部分に古着屋本人は触れず、まどかの推理の域を超えないので、結局のとこ、どうなの??というモヤモヤが残った。
続編があるのかしら?
事件自体は読み手が推理する様な類いのものではなく、刑事コンビがあーだこーだと推理して、突如ティファニーの出番が来る様な感じ。事件が解決してもあんまりスッキリしない。
これってミステリー?
さらさら読めるけど、その分ハラハラもドキドキも何もなかった。