正直そば 浅草料理捕物帖 三の巻 (ハルキ文庫 こ 6-30 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440073

感想・レビュー・書評

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  • 蕎麦アレルギーがあると分かった時は皆びっくりしただろうね。

  • 結末は読めていたが、昔の人には想像できなかったという設定だと思う。
    なみ川の話は全然進まなかったのは残念だけど、次巻に期待。

  • 第三弾
    そばアレルギーを利用した殺人、原因は分からないが犯人らしき者たちが複数、色々なパターンが考えられ苦労するが
    正直に蕎麦を作っていた職人に栄光?
    悪者は実の息子

  • 今回は、勘当されていた息子が、父親が発作を起こし突然死したことで、家に帰ってきたことから始まる。
    そこには、蕎麦アレルギーが解明されていなかった江戸当時の死因の究明や、蕎麦屋の始まりや、時代の中での工夫など、江戸時代の食文化も盛り込まれる。

    孝助は、宿願を叶えようと頑張るのだが、金に汚い岡っ引きのもとで、何かと邪魔をされながら、捕り物をする、二重の面白さ。いく筋もの伏線も面白く読み応えある第3巻目。

  • スリーズ本3~♪

    蕎麦アレルギーが時代小説に出てきました。
    主人公の努力が最後に一挙に報われて大団円!

  • 99

  • なーんか、よくある話。

    私、基本、時代物のシリーズ本に好意を持っておりません。人気あるなしに関わらず、1巻から、続きを読まなければ何も解決しない本の作り。
    1巻がおもしろければよいけど、そうじゃない本も結構な割合で混じっている。

    そんな偏見もありーので、ほんとよくある話だし、トリックが現代で最近ニュースで話題になることで、純粋に誰が犯人と言い切りにくい結末で、いまいち。

  • 何も言わずに、蕎麦を半分しか食べない客の作治を、嫌がらせの客だとばかり思いこんでいた「正直そば」の与吉であったが、大きな間違いであった。

    最後まで読んですっきりした気分になれた。

    蕎麦アレルギーの人を知っているが、そば粉の入ったデザートを食べて新幹線に乗車したのち、発症して、新幹線をとめたと、聞いている。

    それほど、アレルギーが、命にかかわるものと、この小説にも描かれている。

    食べ物に、アレルギーが無くて、なんでも食べれることに感謝すべきなのであろう。

    最近連作短編集を読んでいたが、淺草料理捕物帖、くどくなくさらっと読めてしまった。

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著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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