あきない世傳金と銀 (ニ) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2016年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758440271
感想・レビュー・書評
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シリーズ2巻もとても面白かったです。幸の聡く凛とした姿勢が心地良いです。徳兵衛が嫌いだったのですが、最後まで読んだら、可哀想な人だったのかもと思いました。治兵衛さんも、幸に道を示してくれましたが悲しい。幸は戦国武将かぁ。鵺の例えはいいな。惣次さんがいい人なのかな本当は…と思ってきたところで、ラストの展開に驚きました。続きが楽しみです。
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最後にまとめて
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面白い!
この後、五鈴屋に、幸に、どんな未来が待っているのかワクワクせざるを得ない。
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四代目徳兵衛の後添いになった幸。夫はあほぼんだけれど、商家の嫁となった事で今までの女衆では許されなかった商いの知識を学び成長していきます。
ただ、幸よりもお家さんの方に感情移入。
大事に守ってきた暖簾を色狂いの孫に預け屋台骨の傾いていく心労はとてつもないだろう。
老いたお家さんが不憫で仕方なく、彼女が安寧に過ごせるようになりますようにと願うばかりでした。 -
14才で4代目の後添い 番頭が卒中 4代目の急死
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波乱に満ちた第2弾。
第1弾のレビューで誰もが予想した通り、幸は14歳で4代目の後妻に納まる。
祝福してくれる人は少なく、決して幸せな結婚とは言えない。
前途はいばらの道しかない状態だが、それでも五鈴屋のために役に立とうと頑張る幸の姿には心を打たれる。
クセの強い三兄弟に振り回される幸。14歳の少女を翻弄する大の男三人。4代目徳兵衛、こいつは最悪だ(笑)。一方で第1弾ではただの嫌味な奴だった次男の惣次が今作では意外な一面を見せている。3弾ではさらに彼の存在感が大きくなるようだ。
全体的に緊迫感に満ちた今作だが三男の智蔵が登場するとなんだかホッとする。もっと出番が多ければいいのに。。。
少女から大人の女性へと成長する過程の幸。第3弾では彼女のさらなる飛躍と、幸せを願いたい。 -
まだ恋を知らないからか、どうしようもない時代だからなのか、恋を捨て戦国武将になりに行く幸が本当に心配で、おっかなびっくり読み進めました。
まだ深く商いにかかわる事は出来ずにいるけど、そこに自分自身を懸けたので、今後の活躍に期待してます。
惣次の違う面が色々見れて、彼の良さにも気づけたので、より次巻からが楽しみになってきました。 -
待ち遠しいのです
高田郁さん!
この巻もよかった!
読み手を引き込み飽きさせませんねえ
つい、寝るのが遅くなってしまいます
思わぬ展開にワクワク
あーまた待たされますねえ
≪ 切り開く 商い戦国 凛として≫ -
シリーズ第2弾
とっても楽しみで、ゆっくり大切に読もうと思い無駄に手を休めてはやっぱり気になって読み、また少し本を閉じては読み…の繰り返しで結局のところ一気読み。
面白かった。いや話としては四代目の様は全くもって面白くない。何よこいつと幾度も憤慨しては幸を想いお家さんを想い。でも、今回は惣次の見えなかった一面が見えてまた幸の商いに対する姿勢を受け入れてくれたのがとっても嬉しい。しかも最後のあれはには驚いた。いや、伏線はあったから予測はしてたけど、いやちょっと待って…って言うのが正しいかな。
幸には智蔵がいいよぅ。
第3弾 何卒お早めに。