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あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇 (時代小説文庫)

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著者 : 髙田郁
  • 角川春樹事務所 (2017年2月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440684

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あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇 (時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

  • 急展開から始まって、また急展開で終わってしまった3巻。
    幸がどんどん成長していって、ドキドキもハラハラもあります。
    次も楽しみ。
    2017/5/31読了

  • 丁寧に書かれていて面白い。これから、女性として商いをしていく姿が描かれるのが楽しみ。

  • +++
    大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾!
    +++

    幸の身がどうなるのかと気を揉んだが、今作では、納まるところに納まり、いよいよこれから本領発揮、というところである。後添えとなった五代目徳兵衛の惣次は、商売に関してはやり手であることに間違いはないのだが、その本質がまだいまひとつ呑み込めずにいるのも確かである。幸の功を立ててくれればいいのだが、なかなかそう上手くはいきそうもない。五鈴屋のこれからが少し見えてきたように思えたのだが、その惣次のやりようで台無しにしかねない状況である。ここを、幸がどう切り抜けていくのか、この先が愉しみなシリーズである。

  • この中に、縁と月日という言葉が出てくる。

  • 四代目のアホぼんに比べたら、五代目はいいヤツで良かったね幸(*^^*)と思ったのも束の間、何だか暗雲がモクモクと…(--;)しかし、どんどん幸の商才は伸びていく(^^)

  • 面白いし好きなんですけど、いつも同じような流れでちょっとマンネリかな。

  • 雑誌や新聞の端にある広告や、歌舞伎の合間に商品名が告げられる今で言うCM、ノベルティの様な傘など、アイデアが楽しい。

    幸と惣次は、知恵を出し合って五鈴屋を大きくしようとしてきたのに、次第に惣次は幸への嫉妬心から、幸の意見を聞き入れなくなる。
    それが災いして、商いが軌道にのり始めたところでしっぺ返しを喰う。

    幸が女店主になれる日が来るのか、次巻が楽しみ。


    2017.6.24…25

  • 続きがとっても気になります。描写がとても丁寧で、真摯な感じがします。

  • これからですな。

  • 3巻もとても面白かったです。でも、前巻でいい人かも…と思い始めた惣次も結局だめでした。幸の聡さに嫉妬して、後ろにいればいい、みたいに言っていたところに違和感を感じていましたがやはり。幸はご寮さんとして支えようとしていたのにな…。五鈴屋の兄弟、ろくな人がいないけど、智ぼんさんはどうかな…。でも、ラストの江州の方々との展開に、続きがとても楽しみになりました。幸は商いの世界で戦国武将にきっとなれる気がします。

  • 二人の間がぎくしゃくして今後どうなるのか楽しみ

  • 再婚して漸く良いパートナーと一緒にバリバリ仕事して
    行けるのね~と思ったら惣次も話が進むにつれ
    なんだかなぁと言う旦那に

    アイデアでは幸には敵わなくても、ここでお金をぽんと
    使う!と言う決断力はなかなかの物だと思うんだけど

    中途半端に商才の有る人故に、幸の才能に嫉妬して
    しまうなら、この人に相応しいのは

    仕事には全く興味がないので、嫁に任せて自分は
    店が傾かない程度に遊んでるわ~って人か

    うちの嫁はスゴイなぁ~vと屈託なく幸の事を
    リスペクト出来る人位か・・・

  • 惣次の器の限界があらわになる巻。

  • 前巻の終わり方で
    「うおー、気になる展開!!」
    と喜び、
    図書館から自分の番が来るのを待ち
    ようやく手にして
    読んだ訳ですが……

    幸(さち)の美貌と発言に惚れながらも
    自分を凌ぐかもしれない才に嫉妬する惣次の姿は
    分からなくもないような、切ないような。
    結婚当初は味方だった彼も
    段々障害になってきて……
    そこへきての、江州(今の滋賀か)の
    庄屋の言葉が……

    その一方、お竹の言動がありがたいねえ。
    確かに、彼女の存在、五鈴屋にとっても幸にとっても大きいよね。
    (もしも女が店を実質仕切ることができるのなら、彼女の才も生かされるはず)

  • 高田郁の新シリーズ、第3巻。『みをつくし料理帖』は小料理屋が舞台でしたが、本作は呉服商。

    江戸中期。学者だった父親を亡くし、9歳で大坂・天満の呉服商「五鈴屋」へ奉公に出された幸(さち)。下女でありながらそこに呉服屋の女房の資質を見出された幸は、第2巻で五鈴屋の長男=四代目徳兵衛の後添えに。どうなることかと思いきや、第2巻の終盤に長男はあっけなく死亡。この第3巻では次男=五代目徳兵衛の嫁となるのでした。なにげなく凄い展開(笑)。

    金の亡者と化しつつある五代目の嫁として幸がどう生きるか。第3巻からこそが高田郁の本領発揮となると見ていました。事実そうなのですが、わりと穏やか。落ち着いて読めます。

  • 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。
    ---------------------------------------------

    聡い幸は周りの人の話を聞きながらアイデアを思いついたり、しかしそれを自分のものと主張せずに陰から支える器量も持つ。20歳を迎えさらに美しくなった。
    旦那さんの愛情も各章で微笑ましく、もうこのまま幸せでいてー!と思うけど、高田郁さんの本はそうはいかないんだよね…。
    このシリーズを読むとほんわかするし、早く続きが読みたい。

  • 2017年2月ハルキ文庫刊。書下ろし。シリーズ3作目。ご寮さんになった幸が、五鈴屋を導いて行くのか?というところで、次作に続きます。次が待ち遠しいです。

  • ようやく順調にいくかと思いきや……
    高田作品に苦難な道は避けられないなぁ

  • 展開が遅くてダレる。三巻の最後辺りからやっと始まる感じ。

  • 高田作品を読み慣れた者には
    変わらぬ安定の筋運び。
    しかし先行きの予兆こそ薄々と感じても
    その兆しの果てに待つ展開にはやはり
    いつもあっと驚かされ
    はらはらさせられもする。

    本当に慣れ親しんだ作品群なのに
    どうにも離れられない。

    江州波村との一件もそうだ。
    さもあらんとうなずかされたが
    そこからの急展開には心底驚いている。

    次に幸を待つのはどんな難儀か。
    みをつくしを読んでいた頃と同様に
    心配でたまらない。

    でも高田作品から離れられない
    私たちにはわかっている。

    高田作品の主人公たちは
    並々ならぬ苦労はしても
    その先に待つものが抜け出せぬ
    不幸などではありはしないことを。

    知恵と真心を持つ者は 必ず
    報われるということを。

  • 幸を大切に思い、大事にしていたはずの惣次。
    その思いもすべて消し飛んでしまうほど、男のプライドとは高いものなのだろうか。
    後添いになることを決め、惣次の言葉に頷き、ようやく本物の五鈴屋のご寮さんとなった幸。
    二人三脚でこれからは五鈴屋を大きくしていく・・・そんなふうに思っていたらまさかの展開が待ち受けていた。
    確かに幸が生きていた時代はいまとは違う。
    世の中は男社会で、あくまで男中心に物事が動いていた時代だ。
    言い方は悪いけれどまるで主人と使用人のように、ただひたすら夫に従い、夫に守られ、夫の意のままに生きていく。
    それが女の幸せだったのかもしれないけれど・・・。
    どれほど愛しいという気持ちがあったとしても、惣次にとっては男の誇りのほうが重かったのだろうか。
    仕方がないと思う反面、なんて狭量なんだろうと思ってしまった。
    もっとも、幸も惣次のことを夫としてどれほど愛しく思っていたかはわからない。
    夫に対する愛情は描かれていないからだ。
    共に五鈴屋を大きくしていこうと誓った同志としての情はもちろんあったあろうが。
    男にとっては才のありすぎる女は面倒なのだろうか。
    女からすれば嫉妬深い男ほど面倒臭いものはない。
    惣次は商いの基本ともいうべき大切なことも見失ってしまっている。
    幸は惣次にそれを思い出させることが出来るのか。
    幸の才を上手く商いに取りいれるだけの度量を惣次が持てるのか。

    商いの部分がとても面白い。
    だが商売だけではなく、夫婦の在り方や使用人たちとの関係。
    取引先との関係、受けた恩・・・。
    読んでいるといろいろなことを考えさせられる。
    これからの五鈴屋と惣次と幸夫婦の行く末も気になってしまう終わり方だった。

  •  うん。彼女がこの先を切り開いていくためには、このステップが必要だということはわかる。
     いくら幸の発想が素晴らしいといっても、それを具体化して実行したのは惣次だ。
     けれども、彼の努力は描写されず、アイディアによってうまくいっているように見せてくる。惣次がどんどん短絡化していくのは、彼の努力によって自身が疲弊したからじゃなかろうか。後々の伏線なのかもしれないけれども、幸がアイディアを出す→うまくいくスパイラルというのは、幸自信が努力する過程を見せてくれない限りは、「え? ああ、はい」ってなってしまう気がする。

  • 幸の知恵でトントン拍子に進む展開に一気に読んでしまったが…そううまくいくことばかりじゃないと思い知るラストの急転。どうなるのか、すでに次巻が気になります。

  • 2巻までの次男の言動からはとてもあんな商いをする人間とは思えない。主人公を上げるために下げられた不自然さを感じてしまった。他者を貶めることで評価を上げる描き方がこの場合は下品ですきじゃない。それに長男次男と孫の育成に失敗しているお家さんてどうなんだろう……とも思えてしまう展開なんですが。
    最終的には家を出た三男と主人公が結ばれるんだろうか。三男に代わって商いを実質切り盛りする主人公て展開?
    不自然な主人公上げの展開に萎えてしまって続きを読む気持ちが薄くなってしまった。

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