あきない世傳金と銀 三 奔流篇 (ハルキ文庫 た 19-17 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2017年2月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758440684
感想・レビュー・書評
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いよいよ商いの道に本格参入ですね。
幸のこれからの活躍に期待。
時代小説はあまり得意ではないのですが、その時代の言葉や背景の勉強にもなりますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3巻もとても面白かったです。でも、前巻でいい人かも…と思い始めた惣次も結局だめでした。幸の聡さに嫉妬して、後ろにいればいい、みたいに言っていたところに違和感を感じていましたがやはり。幸はご寮さんとして支えようとしていたのにな…。五鈴屋の兄弟、ろくな人がいないけど、智ぼんさんはどうかな…。でも、ラストの江州の方々との展開に、続きがとても楽しみになりました。幸は商いの世界で戦国武将にきっとなれる気がします。
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前回の終わりが良かったので、これから明るい未来が待っていると思いきや、またまた辛い方向へ・・。
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シリーズ3作目。先日本屋に寄った時に最新刊が出ていて、裏のあらすじを見たい衝動にかられたけどぐっと我慢。
四代目の弟の惣次が五代目徳次郎に就任。幸は五代目に嫁ぐことに。
四代目の阿保ぼんがめちゃくちゃにした五鈴屋を立て直し、5年以内での江戸進出を目指して夫婦で知恵を出し合い、営業ノルマやインセンティブ、販促グッズや宣伝広告など、様々な商業展開で順調に進んでいるように見えたが……ちょくちょく惣次の横暴さが気になっていた。従業員への愛情が微塵も感じられないのに寝間では幸にベタベタ甘えて気持ち悪いものを感じていたけど、やっぱりそうなるよなぁという感じでした。利益を追求するあまり、切り捨てた人情に足元を掬われた。へそを曲げた惣次に、どうする幸…いっそ幸が五鈴屋を背負って立つ女武将になるか。続きも楽しみです。 -
ドキドキハラハラ、幸や五鈴屋で働く人々を応援したくなりつつも、ああ、ぼん、そうやない、アホやな…それ見たことか、と感情を揺さぶられた第3巻。心臓に悪いから全巻一気読みしなくちゃ。
琴栄さんのその後も知ることができて、ほっとした。 -
【読むべき本は、読むべき時にやってくる】
第2~4巻を入手したのは、4月初め、緊急事態宣言発表の直後である。翌日から都内図書館がロックダウンされ、ほどなく最寄り書店が営業停止した。
本を手にできた幸運に感謝し、1ヶ月かけてゆっくり読もう、と決めたはずなのに…第2巻を開いたとたん、”やめられないとまらないかっぱえびせん”状態に陥った。
▷8巻までの感想を『note』に書きました。
https://note.com/323_word_colour/n/n8d9a8b26a321?magazine_key=m49098f5eb3ca