カラス屋の双眼鏡 (ハルキ文庫)

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著者 : 松原始
  • 角川春樹事務所 (2017年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440783

カラス屋の双眼鏡 (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『カラスの教科書』『カラスの補習授業』の松原始氏によるカラス本 3 冊目。

    松原氏とは、サイエンスカフェの後の飲み会で 2 時間ほど話をさせていただいたことがある。

    作中作品そのままの関西人の、虫好き少年がそのまま大きくなったような「おもろいおっちゃん」だった。ウェストポーチをしていたかどうかは覚えていない。だがスーツではなかったから、その時もたぶんしていたのだろう。もちろんカラスの T シャツを着ていた。しかも自分で描いたというえらくリアルなやつ。前 2 作でもカラスのスケッチを披露されていたが、カラス愛が人一倍強く人の何倍も時間カラスを見つめ続けているだけあって、とくにカラスの絵が非常に良い。ハシブトガラスとハシボソガラスとミヤマガラスとコクマルガラスとなんならハゲてるハシブトガラスと禿げてないハシブトガラスでさえなんなく描きわけることができる。

    本作も、前編に引き続き、文章も大変楽しいのだが、イラストが見どころでもある。正直、日本で見ることのできる全カラスを氏が描いた T シャツが欲しいなーと思ったのは私だけはないはずだ。できれば、関西人精神を発揮して最近愛媛で売り出し中という台湾固有種ヤマムスメもおまけしてほしい。

  • カラスくんでお馴染みの松原先生の生き物エッセイ。景色を見ているだけでこれだけいろんなことが楽しめるなら、すごく豊かな人生だと思う。

  • 「カラスの教科書」で、私をカラサー(カラスのファン。私の造語です。)にした松原さんの最新作。本書では松原さんのファンにもなりました。
    松原さんの優れた観察力、推察力、記憶力は、カラスだけでなく、サル、ネコ、トカゲ、ヘビ、クモ、アリ…生き物全てに注がれているのだと思いました。
    序章の研究者夫婦や、終章の最後の言葉「足下に目をやるだけで、この世界が決して退屈なものではないと思えるなら、この世界も捨てたものではないだろう。」を読むと、
    この世がつまらないだって?きみの足下や頭上を見てみなさい。そこに楽しみや幸せがあるじゃないか、と言われているようです。

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カラス屋の双眼鏡 (ハルキ文庫)の作品紹介

『カラスの教科書』で一躍人気者になった松原先生は、動物行動学者。研究対象のカラスをはじめ、鳥、ムシ、けもの、微生物。頭上も足元もあらゆる生き物で賑わうこの世界は、先生にとって楽しみに溢れた宝庫です。ときにカラスと会話しながら研究に勤しむかたわら、カラスのヒナを世話し、炎天下の川原でチドリの巣を探し、ときに大蛇を捕まえ、猫王様の機嫌を伺い、夕食を釣りに行く-すべての生き物への親しみをこめてユーモアいっぱいに語る、自然科学の身近なおはなし。

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