台所のラジオ (ハルキ文庫)

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著者 : 吉田篤弘
  • 角川春樹事務所 (2017年8月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758441148

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台所のラジオ (ハルキ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 連作短編集。登場人物はほぼ被っていないけれど共通点はタイトル通りみんなラジオを聞いているところ。吉田篤弘には『小さな男*静かな声』という作品がありますが、あの「静かな声」の静香さんの番組かなと思いながら読みました。

    あと共通点は、食べ物が必ず出てくるところ。紙カツ、きつねうどん、生姜焼き定食、ヨイッパリベーカリーのパン、子羊のロースト、ビフテキ、ミルクコーヒー etc...。一番食べたかったのはアリスの生姜焼き定食。美味しそう。

    変な職業の登場人物が多いのも吉田篤弘らしい。お気に入りは「夜間押ボタン式信号機」。「毛玉姫」の女友達と「さくらと海苔巻き」の死んだ彼氏は、主人公は腹を立てていないからスルーしそうになるけど結構ひどい人だった気がする。

    ※収録作品
    紙カツと黒ソース/目薬と棒パン/さくらと海苔巻き/油揚げと架空旅行/明日、世界が終わるとしたら/マリオ・コーヒー年代記/毛玉姫/夜間押ボタン式信号機/<十時軒>のアリス/いつか、宙返りするまで/シュロの休息/最終回の彼女

  • 短編集。どの話が一番面白いか?を考えながら読んでいた。同じラジオ番組を聞いてる人でも境遇はまちまち。いろんな人たちが登場する小説を読み、たまたま駅のホームに立ってる人、同じ定食屋にいる人が、どんな人生を抱えてるのか?を自身の日常生活でふと考えるようになった。異なる視点を持たせてくれる変な小説でした。

  • 安定の吉田篤弘の世界。ほんの少し不思議な世界と、そこにある日常の食事とラジオと。

    普段ラジオは全く聞かない人間だけど、こういうのは好き。

  • つむじ風食堂の夜と同じ空気だった。ほっとする日常のような感じ。旅に出て、電車で読むのにいいと思う。

  • 12の物語をまとめた連作短編集です。
    なにか大きな出来事が語られているわけではありません。ありふれた、どこにでもありそうな、ささやかな日常のひとこコマを切り取って描いているのですが、かといって、どこでもよく見かける光景かというとそうでもなく、どこかちょっとズレた感じがあります。でも、それがほんのちょっとしたズレなので、読んでいて引っ掛かりをおぼえるとか、違和感があるとかいうのでもなく、どちらかというと、良い意味でボンヤリした印象のお話です。各章の締め括りも、なんだかふわっとした終わり方で、それがまたイイ感じでした。


    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
    http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • おお、吉田さんの新刊が文庫ででるーーー!
    が、しかし配本ない~~。
    ならば、注文じゃあ!!
    と買う。

    いくつかのつながっているような、つながっていないような
    おはなしがつらつらと。

    そっと寄り添ってくれるような、静かな声のラジオ、
    理想だな。

    台所、と表題にあるからか、ちょこちょこと食べ物のおはなしもあり。
    けど、いちばんおおっと思ったのはGのおはなし。
    ゴーストのGですかーそうですかあ。

    まとまりがあるようなとりとめないような、
    寝る前読書にはぴったりな一冊でしたー。

  • 吉田篤弘とゴハンモノ。

    好きな人にはたまらない取り合わせでは?

    「油揚げと架空旅行」は、吉田篤弘のエッセイ的な笑いが詰め込まれていて、好き。
    ガングリオンを患ったオジさん先生が、夜ごとお好み焼きを食す店、〈しのはら〉。
    しかし、〈しのはら〉を脅かすお好み焼きチェーン店〈オコノミー〉が姿を現わす……!

    いや、なんのこっちゃ、と思って笑う。

    「毛玉姫」「夜間押ボタン式信号機」などなど、タイトルからして、きてます。
    ぽこんと空いた時間に、柔らかい話を味わいたい時にはオススメ。
    お腹すいた。

  • この本、ランキングでも上のほうにあり、且つ評価も高かったので買ってみた。
    だが、最初の話はまだしも、二話目がどうにも不思議な感じで失敗したかもと思い、次の話は前の話と妙なリンクをしたのでそういう流れかと少し持ち直した?
    けど、以降も解読不能というか、いや、解読は出来るのだけど私には芯を喰わない話ばかり。
    タイトルにあるラジオも薄~く存在する程度で、これまた不思議な面持ち。
    紙カツや海苔巻きや油揚げなど、出てくる料理は結構美味しそうだったんだけど、ねぇ…。

  • 12話からなる連作短編集。
    『あとがき』で著者本人が書いている通り、ストーリーの原動力となっているのは、女性の登場人物の言動だと思った(※男性の登場人物が何もしていないわけではない)。
    何となく吉田篤弘(クラフト・エヴィング商會名義を含む)と小川洋子は、自分の中では近いところにあるのだが、他の人はどうなんだろ?

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