現代英文法講義

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  • Amazon.co.jp ・本 (945ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758910217

作品紹介・あらすじ

半世紀余にわたる著者の英文法研究を集大成し、渾身の力をふりしぼって書きあげたライフワーク。豊富な用例を著者の文法観に基づいて体系化した学術書であると同時に、常に座右に置いて、英文法上の疑問が浮かぶごとに参照できるreference grammarである。その際、英語の文法現象のhowを記述するにとどまらず、常にwhyという疑問に答えようとした。

感想・レビュー・書評

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  • 【書誌情報】
    現代英文法講義― Lectures on Modern English Grammar ―
    著者:安藤貞雄
    ISBN:978-4-7589-1021-7
    発売日:2005年10月20日
    定価:7,260円(税込)
    版型:A5・960頁

     半世紀余にわたる著者の英文法研究を集大成し、渾身の力をふりしぼって書きあげたライフワーク。豊富な用例を著者の文法観に基づいて体系化した学術書であると同時に、常に座右に置いて、英文法上の疑問が浮かぶごとに参照できるreference grammarである。その際、英語の文法現象の「いかに」を記述するにとどまらず、常に「なぜに」という疑問に答えようとした。本書の最大の特徴をひと口で言えば、「説明文法」ということであろうか。
    http://www.kaitakusha.co.jp/book/book.php?c=1021&l=ja

    【目次】
    はしがき v
    凡例 vii

    第1章 序論 001
      1.1. 文とその要素 1  
      1.2. 語・句・節 4  
      1.3. 文の種類 12  

    第2章 文型 15
      2.1. 文型とは何か 15  
      2.2. 基本文型 16  
      2.3. 派生文型 26  

    第3章 文の要素 30
      3.1. 主語 30  
      3.2. 目的語 34  
      3.3. 補語 43  
      3.4. 準補語 58  
      3.5. 義務的な副詞語句 60  
      3.6. 文の要素 61  
      3.7. 文の主要素の意味役割 63  

    第4章 時制と相 68
      4.0. 概説 68  
      4.1. 三つの時点 69  
      4.2. 時制とアスペクト/相 70  
      4.3. 語彙動詞のアスペクト特徴 71  

    第5章 現在時制 76
      5.0. 概説 76  
      5.1. 現在時を指す場合 76  
      5.2. 過去時を指す場合 82  
      5.3. 未来時を指す場合 84  
      5.4. 完了的現在時制 88  
      5.5. 超時的現在 90  
      5.6. 現在時制の本質的意味 91  

    第6章 過去時制 92
      6.0. 概説 92  
      6.1. 過去時を指す場合 93  
      6.2. 過去時制の特殊用法 95  
      6.3. 過去時制の本質的意味 99  

    第7章 未来時を表す表現形式 100
      7.0. 概説 100  
      7.1. 未来時を表す表現形式 100  
      7.2. その他の表現形式 109  
      7.3. 各形式の比較 110  

    第8章 進行形 112
      8.0. 概説 112  
      8.1. 進行形の特質 113  
      8.2. 進行形の用法 116  
      8.3. 進行形の特殊用法 121  

    第9章 完了形 130
      9.0. 概説 130  
      9.1. 現在完了形 132  
      9.2. 過去完了形 146  
      9.3. “未来”完了形 152  

    第10章 完了進行形 155
      10.0. 概説 155  
      10.1. 現在完了進行形 155  
      10.2. 過去完了進行形 158  
      10.3. “未来”完了進行形 159  

    第11章 Be,Have,Do 161
      11.0. 概説 161  
      11.1. Be,Have,Doの用法 164  

    第12章 疑問詞

  • 読んでいる途中で意識が離れて、字面だけを追っている状態になることがしばしばだったけれど、なんとか最後まで読み通せた。初めて知ったことはもちろん多い。メモを取ったり付箋を貼ったりしたが記憶していることはほとんどない。再読、再々読を心がけたい。

  • 日本語で書かれた総合的な英語の文法書はここがゴールと言って良いと思う。あとは冠詞などの個別の文法事項について書かれた本を読んでいけばよいと思う。

  • 若いときにこんな本があったら英語に対する考えは大分変わっていたかなあ。理屈を丁寧に積み上げて行くアプローチはただ尊敬あるのみ。大事に読もう。

  • 大学で英語をかじっていなかったくせに、
    英語教師として教鞭をとっている自分にとってのバイブル。
    相変わらず生成文法についてだけはようわからんけど、
    安藤先生には相当助けられている。

  • 5/23

  • 通読中。

  • 英文法を詳しく知りたいなら。英語を学習するひとなら、年齢を問わず読むことを勧めます。

  • 英語学を学び初めてようやくその良さに感動しました。安藤さんの説明はわかりやすいのですが、他の英語学関連の書籍とは表記や視点が多少ことなります。でも英文法を学ぶなら一押しの一冊です。

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著者プロフィール

広島大学名誉教授・文学博士(名古屋大学)。1973 年ロンドン大学留学。1976年市河賞、2006年英語語法文法学会賞、2008 年瑞宝中綬章。Who’s Who in the World(1993-)、Men of Achievement(1995-)記録。主な編著書:A Descriptive Syntax of Christopher Marlowe’s Language(University of Tokyo Press)、『英語教師の文法研究』(正・続)(大修館書店)、『生成文法用語辞典』(共著、大修館書店)、『英語学の歴史』(共著、英潮社)、『新クラウン英語熟語辞典』(第3 版)(共編、三省堂)、『新英和大辞典』(第5、6 版)(共編、研究社)、『言語学・英語学小辞典』(共編、北星堂書店)、『現代英米語用法事典』(共編、研究社)、『英語学の視点』、『英語学入門』(共著)、『英語史入門』、『現代英文法講義』、『英語の文型』、『英語の前置詞』(以上、開拓社)、『英語イディオム・句動詞大辞典』(編、三省堂)、など。そのほか訳書多数。

「2021年 『新装版 基礎と完成 新英文法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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