英語を通して学ぶ日本語のツボ (開拓社言語・文化選書)

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著者 : 菅井三実
  • 開拓社 (2012年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758925334

英語を通して学ぶ日本語のツボ (開拓社言語・文化選書)の感想・レビュー・書評

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  • 非常に感銘を受けて読んでいる。
    ただ,Jane is no less beautiful than her sister.
    の訳文として,「お姉さん(妹さん)が美しいが,ジェーンも同じように美しい」という訳例を提案しているが,わたくしの発想がとぼしいのか,「お姉さんが美しいが」という言葉はこれまで使ったことがないし,これからも使わないと思う。こう始めたら,ジェーンはお姉さんと比較して劣ることをあらわす言葉があとにつづくと予想してしまう。
    たぶん,後置詞(格助詞)の「が」が気に入らないのだと思う。あるいは,「が」が二度使われているから,接続助詞の「が」に強い逆接・転折(日本語では使わないか)の意図を感じてしまうのかも知れない。
    「お姉さんも美しいが」とか「お姉さんは美しいし」ではだめだろうか。
    次の例文に似せて,「お姉さんは美人だが,ジェーンも負けていない」としたいけれど,「美人」は不適切表現と横やりが入るかも知れないので,「お姉さんは美しく,ジェーンも劣らない」にしておこう,個人的に。
    169頁:典型的なのは「或る」「大きな」「小さな」……このほか,連体詞には「おかしな」「いろんな」「或る」……
    ・一度典型的な例として「或る」をあげているので,「このほか」の例として「或る」はあげるべきではないであろう。

  •  無理やり、日本語と英語は同根である、的な内容かと思いきや、しっかりした学問的なお話でした。
     日本語の動詞の軽さ、などはとても参考になりました。英語を訳すときに頭においておけば、意味の通った日本語にできそうです。

  • 私たちが小学校や中学校で日本語を学ぶ時間に、「国語」という教科がありました。国語という教科を通して、日本語という言語の面白さや不思議さに触れることができたと記憶している人は、決して多いとは言えないかもしれません。そもそも中学校の国語では、古典の学習のために必要な文法的知識の習得に重きが置かれ、日本語の本質について考える機会がないのです。
    しかし、英語のような他の言語をひとたび学習しはじめると、日本語との多くの違いについて気づかされます。ときにそれが原因で英語学習に苦手意識を覚えてしまうこともあるそうです。もっと早いうちから日本語という言語そのものについて考える機会があれば、英語学習もはかどるのではないでしょうか。
    このようなときに役立つのが、本書で紹介されている、対照言語学という学問です。対象言語学は、その名の通り、二つ以上の言語を比較し、相違点や類似点を整理し、言語習得や言語学習に役立てる学問です。本書では、世界の言語から見た日本語と英語の関係をわかりやすく説明し、日本語と英語の違いを様々な観点から提示しています。そして、このような比較を通して見えてくる日本語という言語の姿を、わかりやすくまとめています。
    コトバに興味のある方だけでなく、これから国語や英語の教師を目指す方や現役の先生方も読んでいただきたい、日本人に役立つ一冊です。
    (2012ラーニング・アドバイザー/人社 NAMIKI)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1461561&lang=ja&charset=utf8

  • 菅井 三実 (著)
    中学校・高等学校レベルの英文法を、日本語の言語現象と照らし合わせることで、英文法に関する知識を増やし、日本語に関する理解を深めることを目指す。国語科と英語科を関連づけて見られるようわかりやすく解説。

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英語を通して学ぶ日本語のツボ (開拓社言語・文化選書)の作品紹介

本書は、中学校・高等学校レベルの英文法に対して、日本語の言語現象と照らし合わせることで、英文法に関する知識を増やし、一方で、日本語に関する理解を深めることを目指すものです。日本語と英語は意外なところに共通点がありますし、同じような現象に見えて微妙に異なるところも見られます。国語科と英語科の風通しを良くし、両者を関連づけて見られるよう分かりやすく解説しました。

英語を通して学ぶ日本語のツボ (開拓社言語・文化選書)はこんな本です

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