およぐひと (エルくらぶ)

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著者 : 長谷川集平
  • 解放出版社 (2013年4月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759222609

およぐひと (エルくらぶ)の感想・レビュー・書評

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  • だくりゅうのなか、ながれにさからっておよぐひと。こどもをつれ、できるだけとおくへとにげるひと。そんなひとたちをみて、かえってきたわたしに、むすめからのといかけは──。
    東日本大震災をテーマにした絵本。胸がつまること必至です。主人公が出会う人たちはもちろん、娘の問いかけにズドンと来ました。テレビや新聞で数々の報道がされましたが、被害者すべての声は届く訳がないですよね。しかも数年経った今、被災地の現状を報道されることは殆どなく……。あれだけの惨事が風化されていることが恐ろしい。皆に本作を読んで欲しいです。

  • これは子供向けと言っていいのかどうか、、、 大人のほうが考えさせられる絵本だ。

  •  東日本大震災をテーマにしていると思われる絵本。
     少ない文章なのに胸がつまります。
    (一般担当/けろけろ)

  • 震災に関わるお話。
    長谷川さんの独特な書き方で、主人公である父の「あの日の回想」が語られます。語るというにはむずかしい、抽象的な表現で描かれます。

    評価3なのは、小学生への読み聞かせとしてはむずかしい本だという意味です。中学三年生ぐらいでいいかもしれません。深く、苦しい一冊です。

  • 震災に関わるお話。
    長谷川さんの独特な書き方で、主人公である父の「あの日の回想」が語られます。語るというにはむずかしい、抽象的な表現で描かれます。

    評価3なのは、小学生への読み聞かせとしてはむずかしい本だという意味です。中学三年生ぐらいでいいかもしれません。深く、苦しい一冊です。

  • 言葉少なに淡々と描かれている。なのに伝わるものは果てしなく大きい。胸が痛くて仕方がない。忘れてはいけないものを教えてくれる絵本です。

  • 長谷川集平さんのやさしさが伝わってくるようです。

  • 心も社会も深くえぐった物語。読後は主人公と同じように私も言葉を失いましたが、思いは確実に受け取りました。

    破滅的な光景を描きつつも、絵に美しさを感じたのが印象的でした。特に線と塗りが素敵。線には胎動する生命を、塗りには気高い精神の基層を感じました。

  •  「そのひとは、ながれにさからって、およいでいた」。どうしてそんなことをするのですかと問うと、「うちがあっちなもんですから。はやくかえりたいのです」と答え、その人は泳ぎながら透きとおって消えてしまった。
     電車で乗り合わせた女の人は、どこまでですか、という問いに「とおくまで できるだけとおくに」と答えた。「にげるのです。あそこにはもうかえれません」。
    そう言うと、その人は消えてしまった。
     「あそこでなにがあったの?」と問う娘に、私は「ごめん まだことばにできそうもない」と胸をつまらせる。「わかった。まつよ」、娘は言う。
     たった32ページの中に、あの日と、それに続く日と、そして来るはずの未来が描かれている。

  • 繰り返し読む、胸がそのたび痛くなる。長谷川集平の絵から残酷さと哀れさが滲み出る。

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およぐひと (エルくらぶ)の作品紹介

東日本大震災は、終わっていない。3.11、失ったものの大きさに慄然とする。報道をはじめ私たち大人は、何をしただろう。何ができたのだろう。自宅に戻りたい人、遠くに行かざるをえない人。私たちは何を求めているのか、心の奥深くに鋭く問いかける長谷川集平の絵本世界。

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