| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
好奇心旺盛な一般人視点、素人視点での、
世界の屠殺(屠畜)の現場レポートとして
大変優れた 1 冊。
普段考え無い事を思い出させてくれる。
東京芝浦と場の詳細は、
イラストもありわかりやすい。
差別云々に関しては、
あえて深い考察にまで踏み込まなかったようだ。
エネルギッシュな著者に好感を抱く。
タイムリーなことにこの本読んだ週の『メインパーソナリティ平山夢明・レギュラーゲスト京極夏彦が送るラジオプログラム東京ガベージコレクション(ぺこいち先生ボイス)』でのゲストが内澤旬子さんでした。
「韓国の犬市場では交通事故にあったペット犬を売りに出していたのがショックだった。世界屠畜紀行には書けなかった。」という話をしてた。
で、『飼い喰い』という本の中に出てくる豚の名前は平山夢明から取ったという話も。
犬食べるのはだめで豚はOKみたいな線引きが曖昧で引っかかる。クジラも。
食品が徹底的に管理されていると、ふだん食べてる肉がもともとは生き物だったことを忘れかける。屠畜の本を何冊か読んでからは、命を食べることを意識するようになった。
世界の屠畜(家畜を肉にするまでの過程)事情をレポート。屠畜にはどの国においても少なからずの偏見がある。南の島ではそれが少ないみたい(沖縄・バリなど)。インドでは最悪。日本や韓国なども。これを読んで、「肉を食べたくなる人」と「肉を食べる気を失くす人」と二つに分かれるでしょう。私は食べたくなるほう、でした。
日本を含む屠殺(畜)現場のイラストルポなんだけど、サイコーにおもろい。皮剥いだり、切り分けたりする職人技がむちゃくちゃかっけーんだよね。芝浦って普通の人には見せてくれんのだろうか、マジに解体するとこ一回見てみたいわ。
長年取材を重ねたドキュメントもの 人間の嘘と偏見と差別と支配の隠された恥部を 食と殺という視点から覗き込んでいる 「屠殺」を「屠畜」と言い 「殺す」を「切る」と言い変える 生きると言うことは他の命をもらうと言うことだそうだから つまり死ぬと言うことは他の生物に命のエネルギーを譲り渡すと言うことになる 殺すことと違ってお互いにいずれ順番だと言うことで 生きている間は生... 続きを読む »
動物からお肉への橋渡しを生業とする人々の仕事ぶりの記録。文化や宗教、生活環境によって、「命のいただき方への思いが違うんだ」と気付かされます。自分の食べてるお肉はどうやってお肉になったの?ちょっと気になりますね。
内澤旬子さんというイラストルポライターの方が、屠畜と差別についての問題意識を根底に持ちつつ、臆せず挑む体当たりルポルタージュです。といっても、そんなに難しいものではなく、好奇心旺盛で怖いの知らずで、タブーを知りつつ物怖じしない内澤さんの視点が気持ちいいほど。 単に屠るだけでは「肉」にはならないのです。 その中にちらりと『鋼の錬金術師』のアニメの話が出てきていました。第一期第8話の肉屋の倉庫... 続きを読む »
まず、すごくデリケートな問題である。 スーパーに並ぶ肉のパックしか観たことがない人たちにとって、「生き物が肉になる工程」がどういうものかを知るきっかけとなる一冊だと思う。テーマは屠畜だが、宗教上の問題、人権(差別)問題も含まれており、そこまでをカバーして描ききれてはいない感じがした。著者の想いが分散してしまっている感がある。「屠畜」に罪悪感を持つのがおかしいといいたいのか、「屠畜する人」を差... 続きを読む »
お肉を解体するテクニカルな描写が大変面白い。
フランスの市場でマル剥きにされたウサギを見て「美味しいそ♪」と思ってしまった私は、作者とかなり感覚が近いんだろうな。
食べるという行為をとても愛する私にとって、モンゴルの章で語られてた、
「たくさんの命をもらって自分が生きているという自覚、それがまずないとダメ。そうしてらはじめて誰かがやってくれている事に対してありがとうという気持ちになる。」
という言葉に深く共感しました。
なぜ「肉」を食べるのか、屠蓄することは、人間にとってどんなことなのか・・、韓国、バリ島、エジプト、ヨーロッパ、モンゴル、アメリカ・・日本の屠蓄場をルポ。内臓処理業者、皮なめし工場など徹底した取材で丁寧なイラスト付き。
動物愛護の視点からも屠蓄論を展開するが、さまざまな矛盾にウチザワさんは、いつも「なんだかな・・」と答えの出ない問題の前で立ち止まる。
凄絶そうな屠蓄の現場もウチザワさんにかかると「オモシレ~、自分もやってみたい!!」になるし、まだ温かい湯気を出している肉を見て「ウマソ~」というのが救いとなる。
肉は正直、旨いけれど、「肉屋の陳列ケース」にあるのが、私にとては肉であり、どうも動物そのものとしての肉対峙は遠慮したいな。
圧巻の書でした!
日ごろ私たちが口にしている肉がどのように解体処理されているのかをルポした本。日本だけでなく著者が世界数カ国を実際にまわり、イラスト付きで食肉加工の過程を丁寧に説明している。お国事情が分かって面白い!しかし、ときどき著者の「私はこういうの大丈夫」系のコメントが不要と思ったりした。
世界の屠畜場の現場を取材した、著者自筆イラスト満載のルポルタージュ。 普段パック詰めでずらーっとスーパーに並んでいて、当たり前のように買っているお肉。狂牛病だとか、鳥インフルエンザとか、口蹄疫のときばかりやたらニュースで取り上げられるお肉の現場。 そして、日本に古くからある屠畜を職業とする人々への差別――。 それら全部をひっくるめて、ひとつひとつ向き合って自分で考えてみて、それでも「... 続きを読む »
お魚は目があるからかわいそうで食べられない、
まあ、なんてうちの子、やさしいの?っていうバカ母のバカ息子が
マッ○のハンバーガー食べ散らかしている・・・
そんな話がまかり通るこの世の中に
この本はとっても大事。
一家に一冊。
屠畜紀行!!
イラストも実にわかりやすい。
あんたの買ってる「こども○○ジ」よりなんぼもこどものためになる。
普段その存在を意識することのまったくない世界を満喫できました。著者をテレビで見たことがありますが、見た目ほっそりとしているけど、すごいバイタリティーのある人でした。この本もすごいです。パック詰めされた肉や切り身の魚、手入れの行き届いた野菜を当たり前に食べている自分は、せめて感謝の気持ちを忘れず食事をしようと思いました。
面白かった! お肉がつくられる過程ってこんな手順なんだ、と知れて満足。「印刷に恋して」と同様、イラストもわかりやすい。世界の諸地域によってやり方違ったりするんだなー。
はしばしににじみ出る著者の自意識(日本人だけど嫌悪感ない、気持ち悪くもない、私ヘンでしょ?!(ちょい自慢)みたいな)はちょっと気になったけど…。今の食育やトレーサビリティの時代、そんなに嫌悪感を抱くか? 日本は特殊事情があるとはいえ。
まあそれは置いといても、情報たっぷりでよかった。もっと他の国も知りたいなー。
「かわいそう」と「おいしい」と「生きる」「屠る」、あと、「差別」。
自分の中の非常に弱い分野です。肉を食べたり皮革製品を使ったりすることと、命を奪うことのあいだに長くてふかーい溝がある。
筆者とはぜんぜん考えかたが違うけれど、それでもわたしの代わりに見てまわってもらっているような気持ちで読み進めた。
この本を読んで何かが変わったり強くなったりすることはなかったけれど、ひさしぶりに、読んでよかったなあと思える本でした。デザイン(by 寄藤文平と坂野達也)がとてもいい。
屠畜は生きるために必要な行為で、何の忌避感もない自分にとっては、知りづらい仕事を知った楽しさが大きかった。
この本を読んでいる、と言うだけで「えっ!?」と驚かれた。確かに動物を殺すと捉えてしまったら、残酷かもしれないけれど、知らないことをイメージだけで避けることは、残念でしかたない。
また革鞣しの章は、個人的な思いもあり涙した。
世界の屠畜、食肉を作る過程と差別について。 でも屠畜の面白さに気をとられて差別はわりとなおざり。 語ってはいても他者目線の他人事。 実際他人事だから自分のことのように語られても嫌だし(そこは筆者自身も意識して書いているようだ)屠畜の仕事を知ることは面白い。 へーこういうふうなんだって面白がるには良い本。 これを読むだけで終わっちゃったら嫌だ。 中身はルポルタージュ、文体は興味がない... 続きを読む »
肉を食べることのみならず、人間の生活についていろいろと考えさせられた。これを書いてくれてありがとうという気持ちにもなる。
http://kuroneko-road.at.webry.info/201105/article_1.html

屠畜という行為に差別意識を持つことが不当であることは理解できるし、肉を食するということを正しく受け止めるためにそのプロセスを避けることなく知ることは大事だと思う。でも理屈じゃなくて血を流すという行為に...





