ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル

  • 解放出版社
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本棚登録 : 144
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759260311

作品紹介・あらすじ

ここまで部落差別を突っ込んで描いたマンガがあっただろうか? 
前人未踏の小林よしのり差別論総決算! 
入魂の描き下し漫画・対談・読者の手紙。既発表11 編も新たな解説で読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌連載中に読んで強烈だった同和問題と表現の自主規制がメイン。一部はもう20年以上前に書かれたものなので、その後よしりんの主張はどのように変化したかはわかりませんが大変に興味深い問題定義だと思う。相変わらずの読み応えに満足。

  • 久々にゴーマニズム宣言を読み返す。部落問題に関する様々な話題が非常にわかりやすく描かれており、差別問題の実情を考える良いきっかけとなった。特に社会的にそもそも能力の劣っている『絶対弱者』と呼ばれる人々が自分よりも劣った人間を見つけるために人種や生まれた地域などで差別を行うのでは?という考え方に非常に共感した。原子力発電所などは差別部落の近くに存在していたり、とさつ場なども差別部落の人々が多く働いていることを考えるとそもそも部落の人々は社会に必要なシステムとして織り込まれているのではないか、という小林氏の考え方には非常に驚かされた。

  • 現在の小林よしのり氏の主張はともかく、この作品はタブーを恐れずに斬り込んだ労作だと思う。
    西日本は同和地区が多いのだが、他所者の私としては何の事やらさっぱりわからないが、地元の人間にしてみれば、長年の積み重ねで拭いがたい感情がある様だ。
    同和対策の名の下に逆差別的な施策が行われているとか、地区を抱えているせいで税金が高いとか、なかなか根深い問題がある様だ。
    いずれにしても、氏が本書で提唱した「フェス」などはかなり画期的な提案だと思うし、是非実現して欲しいものだと思う。

  • 「哲学が足りない!!なぜ差別を行なうのか。考えよ!」
    わかりやすく、単純明快な文章。すばらしい本だね。

  • 天皇より興味ある。なんでやろ。次は世界屠畜紀行をよむ。

  • これを読むと自分があまりにも無知であることに驚く。社会を考える上で避けては通れない差別問題の一部が恐ろしくわかりやすく書かれている。漫画だからとなめてはいけない。

  • 主張は正しい・・・時代がそれを証明した。

  • 人権研修の講師もおすすめでした

  • 当時は面白かった

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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