知っていますか? 部落問題 一問一答 第3版 (知っていますか?一問一答シリーズ)

  • 解放出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759282795

作品紹介・あらすじ

「今でも部落差別はあるの?」「部落はいつごろ、なぜできたの?」「私には関係ないのでは?」など、
よく聞かれる23の問いにわかりやすく答えた入門書。
同和対策の特別措置法期限切れ後の変化や新たな課題も加えて執筆した新版。

感想・レビュー・書評

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    解放令 内閣同和対策審議会答申(1965) 土地差別調査事件(2007) マルクス『賃労働と資本』(黒人は黒人である。一定の諸関係のもとで、はじめて彼は奴隷と成る) ケガレ かわた村 身元調査お断り運動 浅草・弾左衛門(西洋靴の製造に着手、その後倒産) 松方デフレ 差別行政糾弾闘争 部落解放同盟 「寝た子を起こすな論」 部落分散論 無らい県運動 狭山事件 地対財特法 識字学級 部落地名総鑑差別事件 エセ同和行為 

  • 部落問題入門書として必読の1冊。
    まずは、この本からスタートしてそこから分野を広げていくことが、部落問題を知るよき手がかりとなると確信している。

  • 人間は差別が好きなんですかね。歌舞伎なんて、今では芸術なのに。

  • 数年前、千葉の国立歴史民俗博物館の展示で、差別戒名のことを知り、衝撃を受けた
    私は歴史のキーワードだけ暗記していたので、「えたひにん」や「村八分」や「全国水平社」のことを理解していなかった
    展示を見てなぜだろう?と思ったのだけれど、家に帰るとそのことも忘れてしまっていた
    そして去年、図書館でこの本の第2版を目にしてわかりやすそうだったので、図書館で最新のこちらをリクエストした

    部落問題についてよく聞かれるさまざまな質問をまとめたもので、22の問と、9つのコラム、関連資料リストからなる

    部落って何なの?ということは、わかったような気がする
    部落は地域として差別されるというのは不思議で都市伝説のようでもあるけれど、それが差別する側の人間の卑しさと弱さだと思う
    必要悪のように扱ってしまう
    自分たちと異なる特殊な技能を身につけた人たちを、悪い意味で一目置く
    地域で差別してしまうなら、引っ越せばいいんじゃないの?と私も思ってしまったけれど、この答えを読むと、なるほどそうだなと思う
    狭山事件のことも、名前しか知らなかった
    アウトラインをなぞるような初学者向けの内容なので、それぞれについて深く知ることはできない
    狭山事件のことや差別戒名については少し知ることができたけれど、部落の成り立ちや部落の実体についての具体的なことがわからないので、また何か読んでみようと思う

  • 特に面白い本ではなかった。途中で挫折。

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著者プロフィール

1952年生まれ。関西外国語大学助教授・近畿大学人権問題研究所教授などを経て、2019年度より同研究所特任教授。。博士(社会学)。

〔主な著書〕
『部落解放への挑戦―「補償」から「建設」へ』(解放出版社、1994年)
『人権のステージ―夢とロマンの部落解放』(解放出版社、1998年)
『人権の宝島冒険―2000年部落問題調査・10の発見』(部落解放・人権研究所、2002年)
『土地差別問題の研究』(解放出版社、2003年)
『土地差別―部落問題を考える』(解放出版社、2006年)
『結婚差別―データで読む現実と課題』(部落解放・人権研究所、2007年)
『見なされる差別―なぜ、部落を避けるのか』(解放出版社、2007年)
『同和行政がきちんとわかるQ&A』(編著、解放出版社、2008年)
『差別のカラクリ』(解放出版社、2009年)
『「人権の世間」をつくる』(解放出版社、2013年)
『「同対審」答申を読む』(解放出版社、2015年)
『ガイドブック 部落差別解消推進法』(編著、解放出版社、2017年)など

「2019年 『部落差別解消推進法を学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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