フタバスズキリュウ発掘物語―八〇〇〇万年の時を経て甦ったクビナガリュウ (DOJIN選書 14)

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著者 : 長谷川善和
  • 化学同人 (2008年3月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759813142

フタバスズキリュウ発掘物語―八〇〇〇万年の時を経て甦ったクビナガリュウ (DOJIN選書 14)の感想・レビュー・書評

  • 私自身、子供の頃から一貫して恐竜なんて全く興味がなかった。
    でも息子を持つと話が違ってくる。
    きっかけはキョウリュウジャー。
    食いつきますよ、ちびっ子は。
    キョウリュウジャーに始まり、恐竜のおもちゃや図鑑。
    時には博物館に行ったり。
    で、「のび太の恐竜」。
    本のレビューとは全く関係ないけれど、ピースケとの別れのシーンで息子も一緒にポロポロ泣いたんですよ。
    いやー、大人になったな。
    テレビを見て泣くなんて初めてのこと。
    そういや、私もこの映画見て泣いたよな・・・、なんてこっちまでジーン。

    話が逸れてしまった。
    そう、のび太の恐竜のピースケこそフタバスズキリュウ。
    いや、首長竜は恐竜じゃないんですけどね、正確には。
    それ位は私も知っていましたけどね。
    なんて偉そうに言ってるけど、息子の図鑑を見て初めて知ったのが実のところ(笑)

    それはさておき、本書はフタバスズキリュウの発掘および研究の第一人者である長谷川先生による。
    発見されたのはもう40年以上も前なのに、この本が書かれたのは2008年。何で今さら?と言う気がしないでもない。
    が、新種として認定され和名が決定したのは2006年のこと。
    なんとまあ長い年月がかかったことか。

    今でこそ、一般的な首長竜という呼称。
    実は長谷川先生が、フタバスズキリュウを一般に認知させるために命名したそうだ。びっくり!
    また話は戻るがのび太の恐竜では、のび太が恐竜の卵を発見し一生懸命温めるというシーンがある。
    しかし、実はフタバスズキリュウは卵生ではなく胎生。
    卵を温めること自体不可能なのだ。
    おまけに、陸に上がることもなかった。
    陸に上がった途端、自らの重みで動く事は出来なかっただろうと。
    全然映画と違うじゃん(笑)

    私が見ているのはオリジナルののび太の恐竜。
    リメイク版の映画ではこの辺り、どうなっているのだろう。
    気になる・・・。

    のび太、のび太と連呼してしまったが、本書の魅力は発掘のロマンだ。
    一人の少年が恐竜の骨らしきものを発見したのがきっかけに、日本で初めての首長竜の化石が発見されたのだ。
    それもほぼ完全に近い形で。
    これをロマンと言わず何と言えるか。

    長谷川先生は、まだまだ日本中に恐竜の化石が埋まっているとおっしゃっている。
    もしかしたら、我が息子も発見のチャンスがあるかもしれない。
    それがもし新種と認定されたら、私の苗字がついちゃったりするかもしれないんだな。
    ロマンだな~。

  • フタバスズキリュウは、デスモスチルス、ナウマン象と並ぶ、子どもの頃の私が科学という分野の不思議を知るきっかけの一つだ。いわゆる科学読み物のシリーズもので読んだのだと思う。
    最近、何十年かぶりで、科博に行って、フタバスズキリュウを見上げたら、子どもの頃のわくわく感で心の中が満たされて、知りたーい!っていう気持ちが強くなった。
    発掘は専門家だけでするべき特殊な作業なのか、という点には少し引っかかる点があったけど、鈴木さんの好奇心が大発見につながり、それに筆者らが応えて、という過程は、現在ではなかなか無いことで、非常に興味深い。

  • フタバスズキリュウ…子どもの頃からの憧れでしたね。
    ドラえもん・のび太の恐竜のピースケから始まり、
    自分が恐竜、古生物に興味を持ったきっかけとなった
    『まんが化石動物記 まぼろしのくびながりゅう』へ。
    鈴木直さんという高校生が発見したということが、
    子どもながら、自分でも発見できると勝手に思ったんですね(笑)
    本気で化石探しを始めようと思いましたよ(笑)

    その頃の気持ちを思い出しました。
    上記のまんがにも登場する長谷川さんが著者、
    発掘現場に立たれた方が書いた本ですので、
    その記述には臨場感がありました。
    もっとあってもいいくらいでした。

    日本の恐竜についてもかなりのページを割いていて、
    あまり知られていなかった初期の日本産恐竜についても
    知ることができました。

    でも、
    もう少し、発掘の物語を丁寧に描いて欲しかった気もしますね。

  • [ 内容 ]
    1968年、いわき市の鈴木直さんから国立科学博物館に手紙が届いた。
    複数の骨の化石を採集したという。
    現地へ向かった二人の研究員が発掘した化石は、フタバスズキリュウとよばれ親しまれてきた。
    以来38年―。
    このクビナガリュウの学名が決まった。
    フタバサウルス・スズキイ。
    当初考えられたとおり、新属新種だった。
    本書は、日本初のクビナガリュウ発掘、復原、そして種の同定までの軌跡をたどる。

    [ 目次 ]
    プロローグ 一通の手紙
    第1章 第一次発掘、始まる
    第2章 第二次発掘、そして一般公開へ
    第3章 フタバスズキリュウの骨格復原への道
    第4章 フタバスズキリュウはどんな生き物だったか
    第5章 ネッシー、ニューネッシー、シーラカンス
    第6章 日本でみつかった恐竜たち
    エピローグ フタバスズキリュウからフタバサウルス・スズキイへ

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • クビナガリュウの一種。いわき市で発掘したフタバスズキリュウの話。
    恐竜とは違うとは知りませんでした。

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フタバスズキリュウ発掘物語―八〇〇〇万年の時を経て甦ったクビナガリュウ (DOJIN選書 14)の作品紹介

1968年、いわき市の鈴木直さんから国立科学博物館に手紙が届いた。複数の骨の化石を採集したという。現地へ向かった二人の研究員が発掘した化石は、フタバスズキリュウとよばれ親しまれてきた。以来38年-。このクビナガリュウの学名が決まった。フタバサウルス・スズキイ。当初考えられたとおり、新属新種だった。本書は、日本初のクビナガリュウ発掘、復原、そして種の同定までの軌跡をたどる。

フタバスズキリュウ発掘物語―八〇〇〇万年の時を経て甦ったクビナガリュウ (DOJIN選書 14)はこんな本です

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