森の「恵み」は幻想か―科学者が考える森と人の関係 (DOJIN選書)

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著者 : 蔵治光一郎
  • 化学同人 (2012年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759813463

森の「恵み」は幻想か―科学者が考える森と人の関係 (DOJIN選書)の感想・レビュー・書評

  • 資料番号:011470283
    請求記号:650.1ク

  • 森林の持つ様々な「機能」と、人々の期待する森林の「作用」のあいだに存在するギャップ、そしてどのように森林と付き合っていけば良いのかを書いた一冊。

    著者は森林に対する人々の神話的で単純な「良いイメージ」を否定し、そもそもなぜ森林はあるときは過剰に介入され、あるときは放置され、現在のような状態になっているのか、という点に言及しています。

    その中でこの本の中でよく話題に上っているのは水との関わり。言うまでもなく水と森林には深い関係性がありますが、その度合いについては人々が思うほど単純なものではなく、また人類にとってありがたい物とも限らない、という、科学者としては心苦しい実情も書かれています。

    森林と人との関わりについては、様々な社会情勢の影響を受け変化してきており、今はまた里山のような人工的な介入をすべき、という声が高まっていますが、間伐木の例に見られるようにそう単純な話ではない、というのがよくわかります。「なにが『もったいない』のか」という問いは環境問題すべてにあてはまる問いであり、はっとさせられました。

    比較的コアな話題ではありますが、恐らく多くの人が誤解しているような知識があると思います。読みやすいですし、ぜひ。

  • 赤裸々な真実って何だろう?怖いなぁ~

    化学同人のPR
    「森は人にとってどのような存在なのか。洪水軽減、水資源かん養、水質浄化、土砂災害防止、二酸化炭素吸収、木材生産など、人にとって好都合な「機能」だけを提供してくれるのだろうか。本書では森と人の関係を、科学的な知見に基づいて捉え、森は水を生み出すのか消費するのか、洪水と水害あるいは渇水と水不足に果たす役割、環境サービス、木材生産、エネルギー供給、そして森の管理の理想的なかたちについて、赤裸々な真実を提示する。森の本当の姿を描き出した一書。」

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森の「恵み」は幻想か―科学者が考える森と人の関係 (DOJIN選書)の作品紹介

森は人にとってどのような存在なのか。洪水緩和、水資源かん養、自然エネルギー、生物多様性、二酸化炭素吸収、木材生産など、人にとって好都合な「恵み」だけを提供してくれるのだろうか。本書では森と人の関係を、科学的な知見に基づいて捉え、森は水を生み出すのか消費するのか、洪水と水害あるいは渇水と水不足に果たす役割、環境サービス、木材生産、エネルギー供給、そして森の管理の理想的なかたちを考察する。森のほんとうの姿を描き出した一書。

森の「恵み」は幻想か―科学者が考える森と人の関係 (DOJIN選書)はこんな本です

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