情報を生み出す触覚の知性:情報社会をいきるための感覚のリテラシー (DOJIN選書)

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著者 : 渡邊淳司
  • 化学同人 (2014年12月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759816631

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情報を生み出す触覚の知性:情報社会をいきるための感覚のリテラシー (DOJIN選書)の感想・レビュー・書評

  • 現代には情報が溢れていてその多くは視覚で捉えられているが、もし触覚でその情報を捉えるのならば…。

    情報と身体との関わりが非常に面白かったです。

    特に5章で出てきたファセテラピーというマッサージの話が脳みそにすごくビーンと響きました。

    「柔らかく触れることと『柔らかさ』を表現することは違う」

    「ツルツルという触感も『ツルツル』の触り方(表現)があるので剣山であっても触り方によってはツルツルになるのです」

    ファセテラピーの本、読んでみようと思います。

  • 触覚はおもしろいけど、なんでこれまで研究対象としてあまり盛り上がってこなかったか、は気がかり。

  • 5章が秀逸
    分析された触覚を統合する、いわば触覚の文法のようなものを探求する筆者は、誰も見たことのない地平に足を進める冒険者そのもの。

  • 触覚の特徴を確認してみる。

    1.「モノを見る」と「モノに触れる」ということの違い。
    視覚は一挙にわかるが、触覚はそうではない(目隠しをしてモノに触れて、それが何かを当てるゲームがあるように)

    2.不要なものは無視して対象化しない働きがある。(足の裏の感覚)→意識せずに「分かっている」ことがある。

    3.触れる、触れられるという図式は、身体と文字通り「密接」している。(触れられる感触が心地よく感じる効果がある)
    他の感覚はどちらかといえば、支配、被支配の関係である。

    4.皮膚感覚は、「分かる」手前で起きている。(とっさに避ける行為と同じように、不気味なモノに遭遇すると鳥肌が意識せずに立つ)

    5.情報として拡散されない。(この本がはじめての「触知情報学」の試みであるように)

    6.分析することが容易でない。この本のように、分析ということがそのまま、触覚の世界の内実を発見し、構成する試みとなっている。

    例えば、「触譜」という試みがある。これは、映画鑑賞や音楽鑑賞のように、触覚を鑑賞する試みである。楽譜のように「触譜」を書く。この開発で、なんらかのイメージや感情を伝達することができる。

    また、巻末の紹介本も有用である。
    行動神経科学者ダマシオのソマティック・マーカー仮説や、西垣通の基礎情報学なども取り上げられている。

  • 渡邊淳司さんは、非常にシンプルな装置やワークショップを行いながら、しかし「記号接地」や触覚の外部化に取り組んでいる方である。『情報を生み出す触覚の知性』には、渡邊淳司さんの思考がこれまたシンプルにまとめられている。読者は、生命情報/社会情報/機械情報を往還するプロジェクトの数々を知り、知的興奮を味わうことだろう。オススメの一冊である。

  • 触覚は、新たな概念や提案などを示す際、自分事として捉えてもらうためのメディアとして機能する。

  • 2階集密 : 141.24/WAT : 3410158917

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情報を生み出す触覚の知性:情報社会をいきるための感覚のリテラシー (DOJIN選書)の作品紹介

情報あふれる現代社会において,私たちは情報とどのように付き合っていけばよいのだろうか.本書では,情報が自分とどのような関係にあるのかを適切に把握し,迅速に反応するためには身体的な想像力が必要になるとの立場から,身体と深く結びついた感覚である触覚と情報との関係を考える.心臓の鼓動に触れて生命の意味を理解する試みや,オノマトペの触り心地を可視化する試みなどから見えてくる情報と身体の関係とは.情報を「自分事」として理解し伝達するための感覚のリテラシーの磨き方.

情報を生み出す触覚の知性:情報社会をいきるための感覚のリテラシー (DOJIN選書)はこんな本です

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