寺子屋式古文書手習い

著者 :
  • 柏書房
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本棚登録 : 108
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760116942

作品紹介・あらすじ

本書で教材に取り上げた古文書は、主として東京都多摩地方の名主文書でありますが、教習内容に応じ適宜抜粋して図版に掲げました。また、版本は著者の蔵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 古文書をと思ったのは茶の湯で掛物になっている墨跡や消息、箱書きなんかを読めるようにと思ったのがきっかけで、本書は江戸時代の証文、挨拶状、願書、法令集などを手本に読み解き方を教えてくれる。なんとなく前より読める文字は増えたものの、もっと数をこなさなければならない。公文書というより茶の湯で見かける系のテキスト、ドリルみたいのがあるといいなぁ。

  • 平仮名からはじめるところはよいが、後半は解説なしに漢字交じりの文を題材にとっているため、急激に難しくなる。

  • こもんじょは、近世の文章の読み方であり、古い何百年前の書物を読むことではないというものがわかっただけでもいい。さらに100年以前では、文字を読むのにくずし字があるだけではなく、返って後も文字を先に読むことがまだ存在していたというのも驚きである。
     この本を一通りよむことで、古文書を完全とは言えないまでもかなり読めるようになるので、近世の文書を読む史学を志す学生は読んでおくと楽ができる。

  • 古文書が読みたくて探した中、一番わかりやすそうだった。
    少しずつしか読めないけど、時間をかけても読み切りたい。

  • 教材が丁寧に選ばれており、内容も分かりやすいが、本書のみでは古文書解読を独習するには難しいかもしれない。先生について教わる際のサブテキストとして使うには適当かと思う。

  • 変体仮名を中心にした古文書学習書。
    手書き文書だけでなく、版本も利用しているところが面白い。

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著者プロフィール

1951年 愛知県一宮市生まれ
1974年 名古屋大学文学部哲学科卒
1992年名古屋市立大学大学院(経済)修士課程修了
     愛知県立高校で社会科教論(32年間)
    その後、大学非常勤講師
著書
『世界の平和と友好』(筑波書房)
『高校生活のデザイン』(高校出版)
『世界の憲法』(一橋出版)
『経済開発と生活改善」(筑波書房)
『知っておきたい会社と仕事』(ほるぷ出版)
『哲学アタマ養成帳』(技術評論社)
その他、共著・論文多数

「2015年 『生活改善と請井雪子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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