本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (567ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760139743
感想・レビュー・書評
-
アンドレ・ブルトンもホロスコープを学んでいたとは。シュールレアリスムと占星術。ほかにも芸術家で占星術に親しんだ人は多いし、理科の教科書に載っているような「科学」の人が宮廷お抱え占星術師でもあったり、といったエピソードが満載。
キリスト教からすれば異端の占星術が、それでもこんなに生き続けてきたこと、これほど深く西洋世界に根差していることは、日本の一般人にはちょっと理解しがたいことじゃないかしらね。
「星占いなんて」
テレビ・雑誌でふと目にする運勢?みたいなのしか知らなければ、安っぽいエンターテイメントにしか見えないのも無理はないし、ヨーロッパでも「大衆向け占星術」は同じようにチープなアドバイスを売ってきたわけですが、
それとは別に、「宇宙を解き明かしたい」とか、「人の魂とは?」とか、知的な探求心でアカデミックに研究されてきた占星術もあった、と。
長い時間をかけて、西洋の文化的なベースの一つになってきたことを思うと、占星術をたしなむことは世界を広げることにつながりそう。知りたいことがいっぱいです。
今江祥智の「ぼんぼん」でコンステレーションと言う言葉を覚えました。この物語は象徴的なシーンで始まります。プ...
今江祥智の「ぼんぼん」でコンステレーションと言う言葉を覚えました。この物語は象徴的なシーンで始まります。プラネタリウムを観に行った主人公が、不変だと思っていた星の位置が何れは変わるコトを。。。