世界史と西洋占星術

  • 柏書房
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本棚登録 : 87
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (567ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760139743

感想・レビュー・書評

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  • アンドレ・ブルトンもホロスコープを学んでいたとは。シュールレアリスムと占星術。ほかにも芸術家で占星術に親しんだ人は多いし、理科の教科書に載っているような「科学」の人が宮廷お抱え占星術師でもあったり、といったエピソードが満載。

    キリスト教からすれば異端の占星術が、それでもこんなに生き続けてきたこと、これほど深く西洋世界に根差していることは、日本の一般人にはちょっと理解しがたいことじゃないかしらね。

    「星占いなんて」
    テレビ・雑誌でふと目にする運勢?みたいなのしか知らなければ、安っぽいエンターテイメントにしか見えないのも無理はないし、ヨーロッパでも「大衆向け占星術」は同じようにチープなアドバイスを売ってきたわけですが、

    それとは別に、「宇宙を解き明かしたい」とか、「人の魂とは?」とか、知的な探求心でアカデミックに研究されてきた占星術もあった、と。

    長い時間をかけて、西洋の文化的なベースの一つになってきたことを思うと、占星術をたしなむことは世界を広げることにつながりそう。知りたいことがいっぱいです。

    • newrose33さん
      人の世は儚いけれど、星の動きは安定ですからね~
      人の世は儚いけれど、星の動きは安定ですからね~
      2014/04/24
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「星の動きは安定ですからね~」
      今江祥智の「ぼんぼん」でコンステレーションと言う言葉を覚えました。この物語は象徴的なシーンで始まります。プ...
      「星の動きは安定ですからね~」
      今江祥智の「ぼんぼん」でコンステレーションと言う言葉を覚えました。この物語は象徴的なシーンで始まります。プラネタリウムを観に行った主人公が、不変だと思っていた星の位置が何れは変わるコトを。。。
      2014/04/28
    • newrose33さん
      へぇ~、おもしろそうですね!
      へぇ~、おもしろそうですね!
      2014/04/29

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