家康に天下を獲らせた男最上義光

著者 :
  • 柏書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760146963

感想・レビュー・書評

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  • 「北天に楽土あり」(天野純希/徳間書店)の補足として読んだ。
    書状などの史料を追い、義光を中心に父義守の代から最上家改易までの動向を掘り下げたり、義光が使っていた花押や印判も紹介されている。

    ところどころで史料が紹介されている。著者によって現代語訳されているので、初心者には嬉しいが、原文を読める人には物足りないと思う。
    かなり駆け足で読んでしまったが、いわゆる史実(記録に残っているエピソード)を確認できたのでよかった。

  • 今夏、山形を訪れ、最上義光記念館(著者の消息を聞いた)や光明寺(元は上記記念館の地にあった)に行ったからね。詳しくは、ミネルヴァ版を読め、というところか。一華堂を「いっかどう」と、他書でもルビを振っているが、やはり「いっけどう」では無かろうか。

  • ↑2.5にしたい。

    自分自身の知識不足(史料読解力不足?)だろうが
    なかなか難しく読むのに苦戦した…。
    ただ、最上義光は名前と伊達との関係性くらい(あと駒姫の悲劇)しか知らなかったので、
    息子の義康も孫の家信もここまで若くで失っていることや、関ヶ原の戦いで上杉勢をここまで食い止めてたこと(長谷堂城の戦い)などは全く知らなかった。
    57万石まで治めたのに孫の代では1万石だもんな……
    いやはや栄枯盛衰を感じます。

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著者プロフィール

松尾 剛次:1954年長崎県生まれ。日本中世史、宗教社会学専攻。山形大学名誉教授。東京大学大学院博士課程を経て、山形大学人文学部教授、東京大学特任教授(2004年度)、日本仏教綜合研究学会会長を歴任。1994年に東京大学文学博士号を取得。『勧進と破戒の中世史』『中世律宗と死の文化』『新版 鎌倉新仏教の成立』(いずれも吉川弘文館)、『仏教入門』(岩波ジュニア新書)、『破戒と男色の仏教史』『葬式仏教の誕生』 『知られざる親鸞』(いずれも平凡社新書)など、著書・論文多数。

「2022年 『日本仏教史入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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