あなたのツレはADHDなんです

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制作 : Melissa Orlov  松本 剛史 
  • 柏書房 (2016年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760147083

あなたのツレはADHDなんですの感想・レビュー・書評

  • とにかく、夫や妻がADHDである方は必読です。

    私の主人がADHDです。
    大人のADHDの本は大体が「ADHDとはなにか」「ADHDのノート術」など、ADHDの患者本人に向けた本ばかりで「家族」に向けた本がなく、苛立っていました。

    「いくら私が病気について理解したって、本人が治療しようという意思がないなら意味ないじゃないか」と投げやりになりつつも、どこかにすがるしかできず、本書を手に取りました。

    素晴らしいです。
    まさに私の心情を書き表している!

    ADHDの立場に立つでもなく、非ADHDの立場に立つでもない、中立な立場からの助言です。

    ADHDはこんな感じで頑張っているが、非ADHDからするとだらしないと捉えられる。

    「言い訳学の博士号と、謝罪学の博士号を取得した。」には笑ってしまいました。

    まさに私の主人がそうだからです!


    日頃ADHDの夫に悩まされてストレスを感じている妻からすると、ちょっとのことでも「またか」と思い、つい外でもイライラし、「きみの奥さんはどうしてイライラしているんだい?」と、悪いのは妻だと周りも見られることが、さらに妻をイライラさせる。

    自分が傷ついたことには敏感だけれど、相手が傷ついていることには全く気づかない。

    病院でADHDの疑いがある事柄を先生に露呈し、診察室を出たあとで主人が私に言った言葉は「細かいんだよ。先生も苦笑いしてたじゃん」。
    私からすれば、それだけストレスを感じさせられている。どうにか治療して欲しい。という思いから先生に露呈したにも関わらず、主人は「私が感じているADHDによるストレス」よりも、「自分がそれだけ出来損ないだと露呈された」ことに焦点がいっているのです!


    また、「学習する会話」で、ジェニーがマイクの言葉に傷ついてるやりとりは、まさに私と主人のやりとりでした!

    私:あなたの言葉で傷ついているの
    主人:きみは冗談も通じないのか?
    私:あなたが冗談であっても私が冗談と受けていないのなら冗談にはならない!
    主人:きみを傷つけたと気付いて、咄嗟に「ごまかし」で冗談だと言ってしまうんだ


    今までADHDの夫をどうにか「変えよう」と頑張ってきました。
    でも、「変えよう」とする努力は意味がないとわかりました。

    主人も正しいし、私も正しい。
    変わるには「自分が間違っている」という感覚に陥り、変わることが難しい。
    責任の押しつけ合いをするのではなく、お互いがどうしたら気持ちよく過ごせる環境を築き上げていくか。

    たくさんのヒントが書かれてします。

    いろんな本を読んできました。
    脳による癖だとか、遺伝するだとか、わかってるのにできない。

    ADHDの患者が読めばそうそう。とわかるだろう内容ではありますが、非ADHDの妻からすると「だからなんだよ!!!」「どうすればいんだよ!!!」と、憤りを感じる本ばかりでした。

    この本はADHDの夫を持つ非ADHDの妻が書いたものです。
    だから、非ADHDの気持ちが書かれていて「そうそう!!!」と嬉しくなります。
    嬉しくなるから「こうすればいいのね!」と前向きになれます。

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