英文法解説

著者 :
  • 金子書房
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760820092

感想・レビュー・書評

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  • 友人に借りたのですがわかりやすい!仏語版でもこういう文法書がればなあと思いました。少し重たいので、持ち運びは大変かなあと思いますが、説明がわかりやすく、読んでいて楽しいです。

  • 英語の壁にぶつかった時に
    開けるよう側に置いておきたい本。

  • 名著だという評価があったので通読した。1991年第三版、著者は2006年逝去だから、もう改訂はされない。参考文献は1988年のAlexanderの文法書が最新のようである。Jespersenの古典的研究もよく引いており、Bolinger(「同じ形態の言葉は同じ意味」というボリンジャーの法則の言語学者)なども引かれている。最近の認知言語学の成果は反映されていないが、それで価値はおちない。特長としては、名詞構文の重視(Jespersenのネクサス実詞、江川氏は名詞から筆を起こしている)、動詞を状態動詞と動作動詞に分類し相異を指摘(知覚動詞・私的動詞・遂行動詞なども)、助動詞could,might,wouldのちがい、5文型からもれるS+V+O+不定詞の解説、動詞と不定詞・動名詞の結合(toがつく不定詞は基本的に未来志向、ingの動名詞は経験済み)、疑問文や命令文を依頼・勧誘・提案・助言にわけ機能文法の立場から解説、などいくつかある。仮定法はもう少し分かりやすい教科書がある。古英語の意味を駆使して、語彙の中心的意味を理解させる所もよく、aはone、theはthat、willが意志、shallが義務、everがat any timeなどはとても面白い。こういう古義から〜will you?が、「知っていて当然」の意味をふくむので、依頼につかうと失礼にあたる場合があるなど実際の現象が理解できる。接続詞や前置詞の機能拡張の説明も分かりやすい。asが比較から様態・限定へ派生、forが向かって、求めて、「として」に派生、withがプラスの関係から道具・理由・関係・調和・比較・対立の意が発生などである。名著である。

  • 例文が非常に豊富であるが、例文の質も非常に高い。
    ロイヤル英文法と共に私の英文法力の根幹を支えた一冊。
    特に名詞構文の項目はこの参考書の右に出る物はないと断言できる。

  • 大学の教授に勧められ購入。
    しかし残念ながら
    どうしてもこのような分厚い本は
    なかなか手をつける気になれない(;_;)

  •  出てすぐに買った気がする。家庭教師か塾の講師か忘れたけれど、よい解説書がほしくて本屋で探していたときにたまたま出会った。今回、タイ人大学生の質問を受けるために久しぶりにひもといた。
     いろんな英語教本が出回っているけれど、文法に関してはこれを超える本に出会ったことがない。部厚で、読むのもしんどいし、文法詰め込みは時代遅れという認識も強いが、こうした「千本ノック」を浴びせてくるような本は絶対に必要。

  • 2011.5.8 購入

  • 分厚くて色刷りも図表もなく、基本的な説明は切り詰めて、その分例文をこれでもかと詰め込んだハードコアな本ですが、とにかく通読しました。
    通読できた原動力は、これまた細かい文字でびっしりと書かれた「解説」欄にあります。目から鱗の切れ味鋭い説明、とぼけたユーモアや江川先生の迷いまでなんでもありです。
    項目相互間のリファレンスも充実しているので、2周目は、行きつ戻りつ立体的に読んでみようと思います。
    …練習問題は、どうしようかなぁ。

  • 定評のある英語文法書(らしい)
    他の英語文法書はよく知らないが満足している。

  • この本には独特の味があり、とにかく面白く読めるのである。その理由のひとつは、例文選びの的確さだと思う。例文を並べられただけで「なるほど」と得心のいく参考書は少ない。しかも、「おや」と気にかかるところには、必ず「解説」がつく。(晴山陽一『英語ベストセラー本の研究』幻冬舎新書043頁)

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著者プロフィール

東京文理科大学卒、コロンビア大学大学院修士課程修了。東京学芸大学教授(のち名誉教授)、日本大学教授などを歴任。1992年春に勲三等旭日中綬章を受賞する。英語学と英語教育の分野で高い業績を上げるとともに、『英文法解説』(金子書房)をはじめとする質の高い学習参考書を数多く執筆した。2006年に逝去。

「2014年 『江川泰一郎 英文法の基礎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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