茶会記の風景

著者 :
  • 河原書店
3.67
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761100810

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 茶会の記録を茶会記または会記という。後日になって一会の茶会を偲ぶための記録でもある。茶会記には、茶会の席で使用した茶道具の作者、由緒などが記録されている。客を招きもてなした茶道具並びに茶道具の取り合わせを記録する茶会記は保存されて長い歴史にわたって伝えられてきた。中でも松屋会記や天王寺屋茶会記は有名である。また八幡市立松花堂美術館では、特別展「松花堂茶会記と茶の湯の世界」を平成14年に開催し、茶会記を中心とした展示によって茶人の美意識を伝えている。

  • 殆ど叙述がなく名詞の羅列だけの茶会記がかくも豊かな歴史を物語る。勿論それを読み解く谷晃も凄い人だ。

    素晴らしい文化だ。

    私は「茶会記」に適う「庭会記」の様式の確立を模索しているのだが、分不相応な野望だろうか。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

野村美術館館長。芸術学博士。
専門は茶の湯文化学。
〔主な著書〕
『茶会記の風景』(河原書店、1995年)、
『近代数寄者の茶会記』(淡交社、2019年)、『茶人たちの日本文化史』(講談社、2007年)、『茶湯古典叢書四 金森宗和茶書』(校訂、思文閣出版、1997年)

「2021年 『現代語訳 不白筆記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷晃の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×