本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761262945
感想・レビュー・書評
-
中堅企業の経営者へのコンサル業務をしている会社の代表による本。3社の事例から、苦労と成功までの道程をある程度細かいところまで掘り下げ、企業が成長を続けるために社長はどうすべきか、を分かりやすく解説している。今まで読んだ本よりも事業承継に関する記述を大事にしている印象を受けた。
3社の成功事例は共通点がある。経営者が先を見据えた変化に見事に対応したこととその決断力、人財育成だ。しかし読み進めているうちに「これはあくまでも成功した例であって、誤った決断で失敗した企業が数多く存在するはず」と思った。その答えが最後の方で書かれていた。
経営者は晴れ、曇り、雨という複数の結果をシミュレーションしないと、「勘に頼った経営」になってしまう。
若い頃に商売を教わった師匠から「必ず撤退の方法も考えて攻め込め」と教えられたことを思い出した。と同時に「曇り」の要素も頭に入れておくべきだと気づかされた。
ついつい目先のことで頭が一杯になりがちな日々を過ごしている。もう少し経営者的な目ももって仕事をしなければ、と啓蒙してくれた一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Kodama's review
独自の強みを活かしつつ、ビジネスモデルを変革していくことが永続企業の条件ですね。
(05.12.23)
お勧め度
★★☆☆☆
全2件中 1 - 2件を表示