睡眠ホルモン〈脳内〉メラトニン・トレーニング: よく眠れない人のための本 薬に頼らないで熟睡しよう

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761264918

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  • 【要旨】
     睡眠は「からだの修復」と「記憶の整理」が行われるため非常に重要である。本書では、その睡眠を司るホルモンであるメラトニンに焦点を当て、睡眠について紐解いている。
     このメラトニンは松果体でセロトニンが合成され分泌されるものであり、セロトニンは必須アミノ酸のひとつである、トリプトファンからできている。トリプトファンを含んでいるたんぱく質系食品をしっかり食べることが重要である。また日中にはセロトニンが分泌され、日が暮れるとメラトニンが分泌されるというように、そのサイクルは地球と同じである。地球の日の入り・日没といった時間は太陽の光を取り込むことで認識される。太陽の光を網膜が捉え、視交叉上核(体内時計)にて概日リズムが調整されているのである。
     以上より、朝は決まった時刻に起床し、カーテンを空け日の光を浴び、朝食を取る。軽い運動ができればなおよい。夜は就床2・3時間前に軽い運動をしておき、就床2時間前に温めの風呂に入っておく。寝る時には電気は消しておいた方がよい。

    【感想】
     他の本と異なり、体内のホルモン(メラトニン)に注目し、それを軸に睡眠とは何かを纏め上げられた本。非常に分かりやすかった。本書を読んで、自分の生活を改めようと思った。

    【目次】
    プロローグ 人間はなぜ眠らなければいけないのか
    第1章 睡眠のカギを握るホルモン「メラトニン」
    第2章 快眠ホルモン「メラトニン」の重要な働き
    第3章 みのがせない「メラトニン」の健康パワー
    第4章 メラトニン快眠プログラム 実践編
    第5章 メラトニン快眠プログラム 食事編
    第6章 メラトニン快眠プログラム 効果倍増編

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著者プロフィール

特別寄稿:東京大学医学部卒業後、東海大学病院で臨床に、筑波大学基礎医学系で脳神経系の基礎研究に従事、その間、米国ニューヨーク州立大学に留学し、現在、東邦大学医学部統合生理学教授。「セロトニン研究」の第一人者。


「2014年 『教師と指導者のための実践ガイド はじめてのドラムサークル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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