ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761268862

感想・レビュー・書評

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  • 手に取る本の殆どは「ポジティブに」と書かれている。自身のことについて謙遜して話をしていたら会社を経営する同級生に「ネガティブ思考だね、もっとポジティブに考えなよ(笑)」と言われたり、母親にも「あんたは根暗」などと、兎に角もうポジティブにうんざりしていた時に出会いました。
    無理にポジティブにしようとしている人も見てきていたし、どんなに嫌な思いをしてもその気持ちを押し殺してまでポジティブに持っていこうとすることに違和感や気持ち悪さを覚えていたので、この本はそんな私の違和感を解消してくれる本でした。
    まずはこの本を読むだけでも、物事をネガディブに捉えがちな人でも自己肯定感を高められると思います。
    「ネガティブな自分を変えたい」「何をやっても自分はダメだ」と悩んでいる方に是非お勧めしたい1冊です。

  • 自分の現在の、良かれと思って、「正しい」と思ってやっていた
    心持ちや努力が、全くの的外れ(時代遅れ?)であったことを
    これを読んで思い知らされた!

    本のタイトルにはネガティブシンキングとあるが、
    結果的にこれこそが、真のポジティブシンキングであると言えよう。

    世間的に言われているメソッドとは一線を画している。


    この本の中での疑うべき「ポジティブシンキング」の定義は、
    辛い、苦しい、緊張、不安などの感情が出ていても、
    それとは別な「ポジティブ」な思いを為す・・・ような感じ。
    もちろん自分も苦など抑圧してやっていくような具合だったが、

    そうではなく、

    その心の中のネガティブな感情から目を逸らさず、
    様々な自分との対話、色々な方法から、
    一段一段少しずつ、現実的に合理的に、無意識の逃げの方向を排し、
    結果を出す事に重きを置き、
    それ近づいていけるようなメンタル矯正方法論。

    現実と、感情現実どちらもしっかり捉えた上での、
    無理の無い、バランスの取れた心の状態=ありのままの自分=うまくいく

    が理解できる(感情と思考のねじれという「不自然さ」が解る。)

    苦しいだけの、苦行という名の努力をしている方に有効かも。



    本最初の方での

    壁にぶち当たる→ハードルを高くしそのための努力

    という一見普通に思えるサッカー経験者が陥りやすい「錯覚」を知り
    個人的には目から鱗。


    メンタルが強い=ネガティブ感情を感じないこと

    ではない、本書のその定義!

    後半のテンションとモチベーションの「違い」も知り、
    より自分のそれら「やる気」の調整が上手くいきそうな感じ!


    ほぼ全編個人的には有益だった。
    著者の本がもう一冊あるようなのでそれも読んでみたい。

    追記:メンタルヘルス療法の「森田療法」の考え方に似ている部分がある。

  • 無理にポジティブに考えるのは、結果を出すことからの「逃げ」につながる。マイナスの感情を押し殺して、ポジティブな発言をするより、不安や緊張を認めてしまう。声に出してみる。ありのままになっていいんだなぁ。肩の力が抜けた。
    罪悪感によって本質を見失うこともあるある!と思う。努力という過程への満足ではなく、重視するのは結果。自分の目的をクリアにして、結果を求めてやってみよう。
    目標を立てて、そこへのプロセスを考えるときに、階段を上がるように小さな段を作って、ひとつずつあがっていくように、小さな「できること」を増やしていくこと。さて、目標を見直そう。

  • こんな本があると知ったとき、まさに自分のための本だ、と思った。
    で、読んでみた。
    なるほど、妙に積極的であれという感じがなくてやさしい感じ。でも結局、目指すところはそれほど、よくある自己啓発書と変わらないんじゃないかな。それもそのはず、やっぱりネガティブシンキングそのままでは物事うまく運ばないだろう。ネガティブシンキングの人でも、少しポジティブに向けるそのヒントが書かれているという感じかな。

  • とても読みやすく、かつためになる本。
    かなりのネガティブ思考をしてしまう性格ですが、
    本書を読むことで道が拓けた思いがします。

    著者は元サッカー選手、自身の体験といいたいことを
    リンクさせるので理解しやすい。
    また、実際に指導をした方の実例も豊富で、
    どれかしらが自身に当てはまるかと思います。

    ポジティブ、頑張る、成長、などというキーワードに
    共感しきれない人にうってつけかと思います。

    また、内容も実践しやすく、実用的です。
    とても良かったです。

  • ポジティブな考え方を勧める自己啓発書が多い中で、「ネガティブ・シンキング」でもうまくいくという内容が書かれた本。どちらの考え方で進むかは、本人の性格などにもよるが、無理にポジティブになってストレスを溜めるよりは、ネガティブでも最終的なゴールが達成できればそれで良いと割り切るのも大切かもしれない。

  • 努力が目的化してしまっていたことに気付かされた。ものすごくタイミングよく出会えた一冊で感謝。

  • 無理に前向きにいる必要はない。

  • 知人のFBに紹介されていた本
    気になってすぐにアマゾンさんに注文しちゃいました

    読みやすくて2時間くらいで一気に読んでしまいましたが、例のごとく付箋がビッシリ(笑)
    「ネガティブシンキング」というタイトルが良いのか悪いのか微妙ですが
    結局「ありのままの自分」をどう受け入れるかって話しなのかなぁって思いました
    「そうだよね!」って共感できる部分や、目から鱗なことや、なかなか面白い本でした

    「頑張ってる自分」に満足して「結果」が出なくても「まぁいっか」ってしまう傾向が
    ある人にはちょっと厳しいことが書かれてあるかも(笑)
    私はどちらかと言うと「結果出してなんぼでしょ?」っていうスタンスだから頷けることが
    書いてあったなぁ~
    努力はもちろん大事、でも時間は有限だから「最小限の努力で最大限の結果」を出せる方法を
    まずは考えないと・・・
    頑張ってる自分に酔っている時間はないのだよね
    そんな時間があったら、他のやりたいことに使いたいなぁって思う

    あらためて自分の時間の使い方や、考え方の方向性を確認できた本だったかなぁ
    簡単に書かれてあるけど、結構深いかなぁって思うよ!

  • 2014/7/26追記。
    最近落ち込んだり、物事がうまくいかなかったり、
    周りに優しくなれなかったり、怒ってばかり、眠れない。
    そんな時再読。
    結局周りに怒ったり、優しく慣れないのは、
    自分が自分に厳しかったり、優しくなれないのであって、
    自分への目標やハードルが高すぎて、自分を許せない、
    自己受容できてない、自己肯定感が低かったんだなぁ~と改めて気づく。
    だいぶ楽になれました。
    人はいつからでも変われる。

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    2014/6/1追記
    3回目の読了。
    やはり、ちょっと落ち込んだり、なんとなく現実がうまくいかない、回らない、感情のコントロールがいかない、ストレスがたまる…。
    という時にふと読むと、気づきがあって楽になれる本。

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    ネガティブな感情や思いにしばられてしまい、更にこんな考えじゃいけないと思い、どんどん悪循環にはまり、行動が出来なくなっていく・・
    そんなことが多くありましたが、こちらを読んでだいぶすっきりしました。

    ワークもたくさんありますが、ほとんどやらず、ただ読むだけで嫌いな人との人間関係や、行きたくない所へ向かう時の心が少し軽くなり、物事に臨めたり、行動に起こせるようになってきました。

    物事にやる気が起きない時にもおすすめです。

    いい意味での目的達成、結果志向の本です。

    また字も大きく、章ごとにわかれ、
    とても読みやすい本でもあります。
    割とすぐに読めます。

    繰り返し読んで、身に付けていきたいです。

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著者プロフィール

メンタルトレーナー

「2018年 『人前に強くなる技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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