「あの人と仕事がしたい! 」と言われる「夢とビジョン」を語る技術

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761269142

作品紹介・あらすじ

チームメンバーに「やりたいこと」を熱く語れるか?いまリーダーとして奮闘している人、これからリーダーとして活躍する人へ、累計140万部の著者が本当に伝えたかったこと。

感想・レビュー・書評

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  • この本では、市場が成熟しかかっている時代、社会が活気を失いかけている時代には、マネジメント能力よりも、夢を追い求め、夢を語り、夢をカタチとしてのビジョンにして、チームメンバーと一緒に実現するパワーづくりが必要だと説いています。そのためには、現場のリーダーにいま求められている4つの力「時代を観て、未来を想う力」「夢とビジョンを描く力」「夢とビジョンを語る力」「チーム力を最大化する力」を身につける必要があります。その核となるのは、「夢とビジョン」を語ることです。この本では、どのように「夢とビジョン」を描き、語り、実現するかについて、具体的な方法や事例を紹介しています。

    この本を読むと、自分のやりたいことやすべきことを明確にし、それをチームメンバーに熱く語ることができるようになります。また、チームメンバーのモチベーションや能力を高め、一緒に目標に向かって進むことができるようになります。この本は、リーダーとしての責任は重いが、大きなやりがいに満ちているというメッセージを伝えてくれる本です。

  • 「点、線、面の連続性」、「幽体離脱で自分を客観視」、「リーダーシップ=ビジョンシップ×マネジメントシップ」、「仕組みと仕掛け」、「知識、思考パターン、行動様式」、「常識×非常識=創造性」、「夢会議(企業の夢、チームの夢、自分の夢)」、「3歩先を読み、2歩先を語り、1歩先を照らす」、「戦略=フォーカス&ディープ」、「原理原則:主体性の有無、相手の立場、法令遵守、約束」

  • 【気になった場所】

    日系企業の現場のリーダーに必要なもの
    ・これまでの常識をゼロベースで考えること
    ・新しい価値を創出する自分たちの夢とビジョン

    ビジョン=夢をカタチにしたもの
    やりたいこと=夢とビジョンの原点

    人生は、やりたいことの量と質で決まる

    リーダーに必要な能力
    ・時代を経て、未来を想う力
    ・夢とビジョンを描く力
    ・夢とビジョンを語る力
    ・チーム力を最大化する力

    歴史、世界、時代を見つめる時間をつくる
    →夢とビジョンを語る背景や根拠を醸成する

    本を読むこと
    →自分を考え、仕事を考え、人生を考える
    =面での思考を養う

    人間力とは
    →自分だけでなく、人のために生きるという考え方

    あの人と仕事がしたい!と言われるリーダーは、やりたいことに満ちている

    現場のリーダーは、5年先を考える

    瞬間熟成させて回答
    =自分の考えを短時間でまとめ言葉にしたもの
    ・自分の夢は?
    ・自分のビジョンは?
    ・自分のビジネスライフの価値は?

    リーダーシップ=ビジョンシップ×マネジメントシップ
    ・ミッション&ビジョン→仕掛け→What
    ・戦略&計画→仕組み→How
    →仕組む力より仕掛ける力が重要

    仕組み 何かを動かす土台。構造や骨組み。
    仕掛け その仕組みを使って思うような動きにするための工夫。

    チーム力最大化の条件
    ・仕組む人と仕掛ける人で役割分担されている
    ・一人ひとりが考え、判断し、挑戦している
    →危機意識、問題意識、当事者意識を持つ
    ・チーム単位のミッション&ビジョンを共有

    トップのためでなく、現場のリーダー自身(ミドル)や部下のためのビジョンをつくる
    →企業の生命を握るのは、現場のリーダーであるため

    ビジネスヒエラルキー
    =ミッション(理念)>ビジョン(目標)>戦略>計画、管理、業務
    →日本企業は戦略に弱く、計画〜業務に強い

    戦略とは
    ・施策のイメージがより具体的に見えている
    ・目標実現に向けて明確な特徴付け
    ・捨てること→削ることで統合化、新たな価値が生まれる

    フォーカス&ディープ
    →戦略的な価値観を持ち行動する上で必要
    →課題の本質、問題の切り口、解決策の軸、等

    戦略=攻めるための仕掛け×攻めるために内部を固める仕組み

    現場のリーダーの存在意義は、人づくり

  • 勉強になったこと
    *自然と情報が集まる仕組みをつくる
    *「人事を尽くして天命を待つ!」とは「人事を尽くさねば天命はない!」を意味する
    *戦略とは、削ることで特徴が抉りだされる

    ここで語っている内容はその通りだと思うし、賛同するが、やや綺麗すぎる印象もある。夢とビジョンは、本音から出るものでなければ、チームの原動力にはならない。表面的な夢やビジョンではなく、腹落ちする夢やビジョンを共有するための技術は、別にある気がした。

  •  夢を夢で終わらせないためには、リーダーになるとよいそうだ。

     リーダーはリーダーという役割を課せられることによって初めて、リーダーとして成長できる。リーダーとして人のために生きようと思うことで、自分自身の成長に繋がる。
     リーダーは夢を語れ、夢を実現するビジョンを持たなければチームがついてこない。近視眼的な判断に陥らないよう、点(新聞)、線(週刊誌)、面(本)から常に情報を仕入れ、様々な環境に身を置き、色々な人と語る必要がある。
     つい、「やるべきこと」や「できることに追われがちだが、「やりたいこと」(夢)を実現してこそ現状からの飛躍が望め、ビジョンは夢を実現するための道標である。

     成る程。
     夢はあればあるほどよいと思うし、次から次へと実現していければ素敵だ。前向きに生きる推進力になった。
     
     

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著者プロフィール

株式会社HRインスティテュート代表取締役会長

「2014年 『30ポイントで身につく! 「マーケティング思考」の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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