「これからの広告」の教科書

著者 :
  • かんき出版
3.67
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本棚登録 : 135
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761270957

作品紹介・あらすじ

「売りたい」を捨てて始まるメディア×Web×リアルの「つなげ方」を深掘りして解説!Dove、サントリーC.C.レモン、TOYOTAアクア、ソニーαNEX、サムスンGalaxy、米国オレオ社など、国内・海外のケースから実際のやり方を学ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 従来通りのTVCMだけでは成り立たない。よくわからない、バズりやすい、ライブ感のある広告をHPや動画サイトやSNSと上手く連動させて有効に使わなければいけない。
    各章ごとに新旧スタイルのどう変わったのかや違いが1ページづつまとめられていて、最後にまとめが書かれているのでとりあえずそこだけ読めば良いかな。そのあと、興味があれば事例を読めばいい

  • 最近の事例を取り上げながら、「これからの広告」の傾向と対策についてよくまとめられている。若い広告人のみならず、古い考えの広告に携わる人も読むべき。

  • 2016/09/11

  • 2016.08.15 著者なりの視点で新しい広告のあり方を上手くまとめてある。様々な異論もあるだろうがとりあえずこれからの広告コミュニケーションの方向性をエイヤーと括ったことは素晴らしいと思う。

  • 本の所感)
    2015年で日清のCMがとても奇妙で気になっていた。西内まりやが何かを演じているあれである。しかし、この本を読むと、CMの意図が理解できる。新しい広告の形なのだ。著者はデザインにも力を入れていて、インフォグラフィックでまとめられている。読みやすい。SNSやコンテンツに絡めたマーケティングの最新事例も豊富。広告の話に囚われていないため、マーケティングに関心がある人にはおすすめできる。

    学びのポイント)
    大切なのは、ブランドウィルとインサイト。
    広告は見てる人に突っ込ませろ!
    消費者の参加性を高めるためにわざとわかりにくくする
    仕掛全体の仕掛けで効果の最大化

  • 実例を基にしたフィクションで臨場感がある。
    旧常識と新常識の対比が面白い。
    実際にやれるかどうかとは別かも知れないが。

  • ◾︎差別化よりもどうなってもらいたいか?
    差別化ポイントを理性的に伝えるのではなく、お客さんにどうなってもらいたいかを伝える

    ◾︎一本の広告ではなく、全体の仕掛けを重視せよ
    まずコアアイデアを考える。例えば求人をイベント化するみたいな
    →全体のシナリオを考える
    →そこからどのメディアを使うかに落とし込む

    ◾︎ワンルック・ワンボイスに統一する必要はない。メディアによって使い分ける。統一より連動。東京ガスはCMでは興味を引くストーリー、Webに誘導して商品説明。フィッツはCMからWebコンテストに誘導するダンス。

    ◾︎わかりやすさからの解放
    わかりにくい→ツッコミ→欠けたピースを埋めさせる

    ◾︎ラブレターではなく、良い時間を過ごす
    子供と一緒に食べられるキャンディ。
    商品を紹介する動画ではなく、96パーセントの赤ちゃんが泣き止む動画。

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著者プロフィール

関西学院大学文学部教授。
1966年 宮崎県生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋史学専攻)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。

主要論著
「尚書の銓衡の成立—漢代における「選挙」の再検討—」(『史林』78巻4号、1995年)
「前漢の文帝—その虚像と実像—」(『古代文化』第52巻8号、2000年)
『辺境出土木簡の研究』(共著、朋友書店、2003年)
『新版 中国の歴史(上)』(共著、昭和堂、2009年)
『中国古代軍事制度の総合的研究』(共著、京都大学人文科学研究所、2013年)
『多民族社会の軍事統治—出土史料が語る中国古代—』(共著、京都大学学術出版会、2018年)
など。

「2021年 『漢六朝時代の制度と文化・社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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