走りながら考える 新規事業の教科書

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761272012

感想・レビュー・書評

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  • 「走りながら考える新規事業の教科書」

    1.購読動機
    7月から新しいミッション、著書タイトルの状況となったため。

    2.読了からの学び。あえて一つあげるならば。
    走りながら考える ▲。足りない、、、

    【走る→計測→フォーム修正】×高速×♾。

    3.本書から改めて認識できたこと。
    ①MECE
    フレームワークを知るは、思考→行動に役立つこと。
    ②顧客
    顧客が解決したい、かつ重要な困りごとは何か?
    ③組織
    リソースは不足しがち。
    ゆえに、目的直結のキーアクションをきめて、充当せよ。

    4.マーケティング、事業戦略 精読の方へ
    わたしも、比較的に読む人間です。
    しかし、この著書を読んで、改めて認識できること、不足していることに気づきました。
    もし、マーケティング、事業戦略系での書物をお探しの場合は、★5個です。
    網羅しているから。また、考え方の図式があるから。

    #ビジネス書好きなひとともつながりたい


  • ビジネスモデルキャンバスの解説書。Part 1がスタートアップ編 (新規ビジネスの立ち上げ)、Part 2がリデザイン編 (既存ビジネスの変革)という章立て。
    著者のワークショップ(短縮版)を受けたことがあるため、内容については(自分の中で)お墨付きで、もっと詳しく学びたいと思っていたものの、Part 1については、ほぼすでに学んでいた内容の復習。
    そしPart 2(リデザイン編)もほぼPart 1とやってることは同じという印象。

    ※ビジネスモデルキャンバスは有効だと思うけど、CR (顧客との関係性)の項目だけはピンと来ない。なに書くのかイマイチわからないし、何のために書くのかもわからない。
    ※サブツール的な位置づけの「共感マップ」と「VP(バリュープロポジション)キャンバス」も、どうもピンと来ない。

    Part 1
    114
    コスト構造は、コストを圧迫するものから算出
    ビジネスモデルによっては、コスト主導のものもある

    127
    プロトタイプでの検証は必須

    128
    ビジネスモデルキャンバスは、検証を繰り返し、ブラッシュアップしていくもの。

    Part 2
    150
    事業立ち上げ時のキャンバスと現状のキャンバスを見比べる

    171、202
    プロダクトアウトのほうが圧倒的に早く価値提案を提起できる
    リソースから書く

  • 新規事業は、どこまで深く考えることができるか
    も重要ですが、
    自分たちで考え、実践していく力をつける
    と言うことも同様に重要です。

    本日ご紹介する本は、
    新規事業の取り組みの中で
    実践していくことにフォーカスした1冊。


    ポイントは
    「打ち手をたくさん持つ」

    新規事業は、成功の定石があるのではなく、
    やれることを片っ端からやった結果。

    成功確率を上げる手段を
    たくさん打っていくことで、
    実践していく力がついてくる。


    そして、自分たちで実践する力を身に着けることを優先したほうが
    結果、いい企画を作る力も上がってきます。


    「市場検証」

    社内で時間をかけて考えるよりも、
    市場での検証に時間をかけるほうが得策。
    いろいろな人の考えをフィールドに出て拾い集めることが重要です。

    でも、顧客に「どんな商品が欲しいですか?」と聞いて、
    いいアイデアがでることはまず無い。

    拾い集めるべきは顧客のペイン(困りごと)とゲイン(得)。

    そして、顧客が成し遂げたいことを
    いかに障害なく解決してあげるかがポイントです。


    「スモールスタート」

    なるべく時間をかけずにスモールスタートで検証します。
     ①時間をかけすぎない
     ②打ち手をたくさん持つ
     ③小さくつくる
     ④考えすぎない

    準備と実行のバランスの問題ですが、
    本書では、ある程度準備ができたら
    すぐ実行していきましょう、と言うスタンスです。
    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    まずは、自分たちで考え、実践する力を身に着けることを急いだほうが正攻法
    ツールの使いこなしに注力するのではなく、市場での検証に時間をかけるほうが成果が上がる
    実際に競合のサービスを利用してみる
    「他社が見逃している点はないか?」「当たり前と思うことに違う観点はないか?」
    ビジネスモデルの運営コストで、なにが高額になっているかを抑えておく
    ノウハウやポイントをブラッシュアップできるよう、企画書の要素ごとにモジュール化しておく
    顧客の課題や仕事の全容が理解できればできるほど、ソリューション構築の可能性がでてくる
    皆さんが自身がもてないものに、顧客が納得してくれるはずがない
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ◆目次◆
    Part1 スタートアップ編 新規事業を立ち上げる
    Part2 リデザイン編 既存ビジネスを見直す
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 積ん読のままだったがようやく一通り確認

    今中計を作っていて、新規事業そのものや、既存事業の見直し 両方に使える感じ

    読み返しつつ生かしていく予定

  • 必読

  • 新規事業立ち上げのお勉強。
    全く参考にならなかった。

  • ”BMGキャンバスの9つのルートの図がなるほどな感じ。
    東芝やトレンドマイクロの事例インタビューあり

    <キーフレーズ>
    ・ビジネスは、計画からデザインの時代

    ・真の顧客志向は、顧客になりきること p42
     ※対顧客ではなく、顧客に乗り移る
      →共感マップ、VPキャンバス

    ・コスト構造はコストを圧迫するものから算出する

    ・最もフォーカスすべき顧客を分析する

    ・複数つくってみる
     セカンドキャンバス、サードキャンバス

    <きっかけ>
    Oボスにお借り。講師 今津さんのサイン入り本”

  • 名前がキャッチーすぎる笑 あのビジネスモデルキャンバスの授業が本になった感じ。BMCや多種多様なフレームワークを使いながら新規事業の進め方が綴られている。特に既存ビジネスのリデザインの章はありがたい。ペルソナ、カスタマージャーニーといったマーケの考え方が色濃くでている。

  • 切り口としてはそうなんだよなというのは理解できる。

    BMCで新規事業にするには、するどい仮説思考と顧客のインサイトを深く理解して、BMCを磨いていくのが重要なんだろうね。

    フレームワークの使い方、事業立案の一通りのプロセスは理解できたけど、書籍の内容としてはやや薄い印象を受けました。例えば、どうやって堅牢なビジネスモデルつくるのっていうのにもう少し答えたりとかよかったかな。BMCってそれっぽいの描こうと思えば描けちゃうから。でも実際はそんな簡単に構築できないし。

    ■主な使い方
    ・まずファーストキャンバス作成
    ・顧客分析(VPキャンバスと実際の顧客インタビュー)でセカンドキャンバス更新
    ・SWOTしてその結果でサードキャンバスに。
    ※常に整合を取るように。常に更新

    ビジネスモデルをゼロから考える以外にも、俺が使うとしたら、ビジネスモデル考えるときの観点の抜け漏れがないかの確認、顧客ニーズをVPキャンバス使って具体化、競合との比較とかでは使えるかなと思いました。

  • タイトルに惹かれて図書館で借りた。16年の本。

    ●明確な目的を共有する。真の目的が見えにくかったりする。たくさん売ることが目的のように考えがちだが、実は収益が上がることを優先するのか。薄利でもシェアを伸ばすのか。
    ●進め方をオープンにする。必要なメンバーを集める。
    ●準備に時間をかけすぎない(準備8割本番2割と言われるが)。計画からデザインの時代。パートナー企業の状況が変化したり市場動向やニーズの変化など移り変わりの激しい市場では、その時点でベストな施策をいち早く実行に移すことに主眼。
    ●なるべく時間をかけずにスモールスタートで検証したいので現状の資産でできること、最小限の投資や活動で実施できるかどうか。
    ●顧客志向というのは「対顧客」ではなく、「顧客に乗り移る」こと。
    ●商品を開発し価格を付けどのようにしてお客様にお届けするかのプロセスは「セリングプロセス」。顧客がどのようなプロセスで購入しようという意思決定に至るか、という「バイイングプロセス」を理解すること。
    ●3つの観点「今すぐ着手することで意味のある即時性の要求されるもの」「次の施策によって以降のビジネスインパクトに大きな影響を与えそうなこと」「現場でのやりやすさ」
    ●7つの質問「乗り換えコスト」「継続収入」「売上とコスト発生のタイミング」「革新的なコスト構造」「外部の助けによる価値創造」「規模拡大」「ライバルへの障壁」

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著者プロフィール



「2017年 『ビジネスモデル for Teams 組織のためのビジネスモデル設計書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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