脳が目覚めるたった1つの習慣

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761272234

感想・レビュー・書評

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  • 脳を活性化することによって、「主観的幸福度を上げる選択をして積極的に行動すること」を目指す。
    実際、どこまで有効なのかわからないが、幸福が手に入るような気がしてくる。

    脳が活性化するときというのは、自分を幸せにしてくれるものをえるために積極的な行動を起こすときであり、イヤイヤやることにたいしては脳はさほど反応しない。
    だから、まずは好奇心を抱くこと。
    「見たい」「聞きたい」「知りたい」「やりたい」と感じるとき、脳は自分が今よりよく生き延びられる可能性を感じてわくわくしている。
    辛い仕事を楽しむためには、そこに自分なりのメリットを見つけること。
    脳には「可塑性」と「汎化」という性質がある。
    可塑性とは、物事に順応して成長する能力のこと。たとえば運動なら練習すればするだけ身につけることができる。
    汎化とは、なにかひとつの能力が伸びると、それとは直接関係のない部分の能力も伸びていくというもの。
    野球の練習をすると、ボールの落下点をはじきだすために、「記憶」「理解」「思考」などの脳領域への枝ができるが、それが汎化。
    重要なのは趣味をはじめたらしばらく続けること。それによって枝ができ、太くなっていく。
    現代では自分が一本のことだけに特化していると生き残れない可能性がある。そのため、他に二本の道を用意しておくといい。一本は今やっている仕事のうち、対応できる種類を増やす。もう一本は、仕事とは別に興味を注ぐ対象を作る。
    読書も大切。小説などは別として、普通の本は、三度読みする。まずざっと読み、気になったところをチェックする。さらに二度目で一回目に気になったところを重点的に読む。三回目の読書で、関心をいだいた箇所が本の中でどういう位置づけにあるのかを理解しながら読みすすめることができる。
    経営者、社長など人の上に立つ人になるほど積極的に趣味を楽しむ必要がある。好奇心旺盛で主体的幸福度が高い人のそばにいるとそれがうつる。クリエイティブな職場を維持するためには、トップが人生を楽しむ必要がある。
    ストレスは脳を萎縮され、楽しむことが見えなくなる。
    人とのコミュニケーションによって脳は活性化される。だから直接のコミュニケーションは大切。
    考え方が古いと言われないために、他人を褒めるということをする。それは他人に興味を持つということ。脳の活性化に役立つ。
    また運動もいい。適度な運動は脳を活性化させる。
    マインドフルネス瞑想も有効。
    ①リラックスして背筋を伸ばす  
    ②肩の力を抜き、目を軽く閉じる  
    ③呼吸に意識を向けつつ、自分にとってラクな呼吸を続ける  
    ④雑念が湧いてきたら、呼吸に集中する  
    ⑤疲れを感じたら、数分~ 10 分程度で終わりにする
    睡眠時間も大切なので、適切な睡眠を取るようにする。
    また休日は平日のストレスを上書きするために、楽しいことをする。
    音楽を聴くことも脳にいい。
    また今すぐ不安を消したい場合は紙に書き出し、不安の内容を具体的にする。
    将来についてポジティブなことばかり考えていると、脳が満足してしまい、行動に移さないということがある。そんな時は「メンタル・コントラスティング」が有効。
    メンタル・コントラスティングは、次のようなやり方で行う。
    ①もっとも重要な願いを見つけ、確認する
    ②その願いを達成することで得られる結果を具体的に想像する
    ③その願いを叶える際の障害を見つけ、望みどおりにはことが運ばない状況を鮮明にイメージする
    ④その障害がいつ、どのような状況で現れるかを具体的にイメージし、障害をクリアするための対策を考える  期待を抱くときはポジティブに、実行に移すときはネガティブに。こうすることで不安に囚われず脳力を発揮できるようになり、豊かな人生を手に入れられる。

  • 感想
    脳と身体の相関。機能を高めるために食事運動睡眠のトライアングルを維持する。だが高機能の脳は1日では手に入らない。毎日の習慣化が必要。

  • #amazonaudible 不安、緊張などには負の面もあるが、捉え方によってはプラスにもはたらく

  • 運動、食事、睡眠の中で特に睡眠についてよく書かれている。結論としては7.8時間の睡眠ということなのだが、
    寝はじめの重要性も改めて感じた。

    生活については、好奇心、ワクワク感が脳を活性化する秘訣だとして、日頃の有酸素運動も記憶力を高める手段だということ。

  • 脳の働き、構造は成人になってからでも変える事ができる。そのための方法を、わかりやすく教えてくれています。人生のお供にしたい一冊です。

  • 脳が喜ぶ=幸せになりたいという欲求を満たす

    好奇心、コミュニケーション、運動が大事

    睡眠はよくとる。7時間〜9時間
    休日はスマホを置いて好きなことをして過ごす。

  • こういう理論的、物理的(?)な本が最近好きです。(そういう本をまとめてなんというのかはわかりません、、きっとあるはずですが無知なので)
    理にかなったことを学ぶこと、20代になってからはまっていることです。今回もなるほどね、確かに、あー自分に当てはまる、、と思いながら読み進めました。どっかでもう一回読み直して定着させたいことだらけ。

  • 脳が目覚めるたった一つの習慣: Meet Up 大阪 @ blog
    http://www.meetuposaka.com/article/459238410.html

  • 旅が脳にいい

  • 脳の特性を理解できた。生産性の向上に活かしたい。

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著者プロフィール

東北大学加齢医学研究所教授。医師。医学博士。1970年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。東北大学加齢医学研究所臨床加齢医学研究分野教授。東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターセンター長。一児の父。
脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIは、これまでに16万人に上る。脳を健康に、若々しく保つ生活習慣はマスコミでも大反響で、そのノウハウをまとめた著書『生涯健康脳』(ソレイユ出版)とそれを子育てに応用した『「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社)は各10万部を突破するベストセラーとなる。
その他の著書に『こんなカンタンなことで子どもの可能性はグングン伸びる! 』(ソレイユ出版)、『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』(文響社)、『回想脳』(青春出版社)、共著書に『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』(日経BP社)など多数。

「2023年 『70代でも老けない人がしている 脳にいい習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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