より少ない生き方 ものを手放して豊かになる

  • かんき出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761272272

作品紹介・あらすじ

「新ミニマリズム」旋風を巻き起こした全米ベストセラー、日本上陸!誰でも簡単に始められて一生続く!100万人を幸せにした、時間とお金から自由になる方法。より少なく生きると、大切なことに集中できる!

感想・レビュー・書評

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  • 【空気が変わる】
    読みながら同時に行動もしました。

    「まず、車の中にある無駄なものを捨ててみてください。」
    一旦、本を読むことを停止しさっそく車に向かいました。
    あるはあるはゴミだらけ、
    古いグルメ本、誰も見ない地図、誰も遊ばない子供のおもちゃ、もう使用しないワックス、大量のコンビニ袋、聴くこともないCD-R、折れたクレヨン、ドッヂボール、ガットの破れたバトミントン、使い古しの雑巾などすべて捨てました。
    本当に車検証と保険証だけになりました。
    すばらしい!
    本当に車内の空気が変わります。さわやかな空気になります。
    すばらしい!

    次に服です。
    「ダブっているものをベストワンだけ残す。」
    一旦、本を読むことを停止しクローゼットへ、
    しかしベストワンだけにすることはできませんでした。
    白いTシャツベスト3、トレーナベスト2、ジャージベスト1、ジーパンベスト2、セータベスト2、パンツベスト7などなど、ベストワンにはできませんでしたが、かなり捨てました。
    また、クローゼット内の空気が変わりました。

    家族のものを含めるとまだまだやることはあるのですが、勝手に捨てることはできないので本人に任せます。

    しかし、この空気が変わる感覚は何とも言えないすばらしさがあります。

    ただ、本はなかなか捨てきれずにかなり残ってしまいました(笑)

  • 極端なミニマリストではなく、「家族の幸せ」にフォーカスしているところが良かったし、参考にしたいと思った。もともとキリスト教の牧師だったという著者の、人柄の良さや、日常生活を大切にする姿勢が伝わってくる文章だった。
    ものを減らして、シンプルな生活を送りたい、という気持ちがより一層強くなった。

  • 国内のミニマリスト本と比較すると、より具体的な内容で説法的な感じで書かれています。これは著者が牧師さんということも影響していると思いますが、読みやすく分かりやすくて良かったです。

  • ものを手放すメリットだけでなく、その先でどんなことができるかということまで書かれている。
    今まで読んだミニマリズムの本の中で一番内容が濃かった。ただ、キリスト教的な精神に基づいているのでやや日本人には抵抗がありそう。

  • 単に物を減らせばいいという事ではなく、物を減らした結果時間が増え、お金が増え、ストレスが減り、心配ごとが減り、自由が増えた。
    自分のやりたいことに時間もお金も費やせる。
    自分の人生を片付けによって、一度考えてみるのも良いと思った。
    本当に必要な物だけで生活するような、シンプルな生き方を目指したい。

  • 1.持っている課題と、この本を読んだ理由--------------------------------
    【課題】より少ないを志向する中で本質含めて理解したい
    【選んだ理由】ミニマリストの方々の推奨本

    2.得た知識・気づき----------------------------------------------------
    ★感謝の気持ちは、偶然の反応ではなく、意図的に習慣にしてこそ価値がある。
    ★感謝の気持ちは、感情ではなく規律だ
    ★感謝の心を持つと人生のあらゆる面で健康や幸福度が向上する、つまり感謝の心を持つのは、満ち足りた人生を手に入れる確実な方法
    ★利他的であるから本当の満足感を味わうことができる
    ★人のために生きている人は、そうでない人よりも自己肯定感が高く精神状態が健全で幸せ

    3.ひらめき・アクション------------------------------------------------
    ・感謝の日記(一言)を毎日つける
    ★まずは自分のガラクタに手を付ける、他人のものの処分はダメ
    ★他人に不満があっても深呼吸して感謝のリストを心で唱える
    ★子供には限度という概念を伝え、子供にミニマルな生活を教えてあげる

    4.新たに持った疑問----------------------------------------------------
    なし


    5. 以下メモ------------------------------------------------------------
    ▼概要
    ・ミニマリズム:いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除する。いいところはものが減る事ではない、豊かさが増える事。
    ・ボランタリー・シンプリシティ(自発的な簡素な生活)
    ・現代の大量生産・大量消費へのアンチテーゼとして新しく生まれたのではない。何世紀も前からずっと推奨していた生き方
    ・物欲を無くすだけでは、そこにただ何もない空間ができるだけだ。大切なのは、その空間を何で埋めるかということ。

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    ▼手放せないもの
    ・世間の「普通」と違うからと言って、恥ずかしいと思う必要は全くない。乗っている車の種類を恥ずかしいと思うのではなく、車を所有するという贅沢を当たり前だと考えていることを、恥ずかしいと思ったらどうだろう?
    ・手放すべきだとわかっていても、心情的に難しかったら「これがなくなったら、自分の人生はどんなによくなるだろう?」と考える。具体的に想像すれば、手放すのが簡単になるはずだ。
    ・紙の整理:カギは2つで、(1)すぐに行動(家に入ってきたらそのばで決断し行動)、(2)正しくファイリング
    ・電子機器の最新型を持っていなくても困らない。
     〇変更:機能の陳腐化(所持機がOS誤作動・サポート終了で動作しなくなる)
     ×変更:技術の陳腐化(新機能を備えた同じ種類の機器が発売)
    ・思い入れのある品の選別は「ベストなものだけ(例3つ)残す」、厳選することで価値をさらに高めることができる
    ・他人の人生を見るのではなく、自分の人生を生きることの良さがわかってくると、テレビを見る時間を減らすのはますます簡単になる。
    ・整理と片付けに時間を吸い取られる

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    ▼感謝
    ・人生の嵐に見舞われたときは、感謝の気持ちはわいてこない。それでも、そういう辛い時期こそ、感謝の心を持たなければならない。人は感謝することで強くなり、前向きになり、広い視野で物事を眺められ、強固な人間関係を築ける。
    ★・つまり感謝の気持ちは、偶然の反応ではなく、意図的に習慣にしてこそ価値がある。
    ・感謝の気持ちが大きい人は、物欲が平均より小さい。
    ★・感謝の気持ちは、感情ではなく規律だ。
    <方法>
    ・小さな喜びを見つけ、感謝する
    ・過去のいい出来事を思い出す
    ・感謝の日記をつける
    ・不便な思いをしているときに、感謝の心をもつようにする
    ・お祈りするなら、神への感謝の言葉を具体的に述べる

    ★・感謝の心を持つと、自分の立場を客観的に眺められるようになる。立派な人を心から賞賛できるようになる。現在の状況に関係なく、自分の幸運を見つけられるようになる。人生のあらゆる面で健康や幸福度が向上する。
    ★・つまり感謝の心を持つのは、満ち足りた人生を手に入れる確実な方法だということだ。

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    ▼習慣 (ミニマリズムに役立つ)
    ・毎日片づけと掃除を行い、きれいな状態を維持する
    ・「一定期間は買わない」という実験を行う
    ・テレビを見る時間を減らす
    ・贈り物の習慣を見直す
    ・訓練で感謝する心を身につける

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    ▼家族でより少ない生き方をする
    ★・人間というものは、自分のより他人のガラクタのほうが目に付くのだ。本人の許可を取らずに人のものを処分するのは、絶対にやらない方が良い。まずは自分のガラクタに集中する事。
    ・夫婦で100パーセント合意することはめったにない

    ★・子供のおもちゃが多いと不平を言う親
     「そもそも、なぜおもちゃがそんなにたくさんあるのですか?子供が自分で車を運転して、買いに行くことはできませんよね。家におもちゃが多すぎるなら、それはあなたの責任です。」
    ・おもちゃは少ない方がいい。子供の創造性が発達し、集中力の持続時間が長くなり、持っているおもちゃを大切にするようになる。
    ★・子供と話す前に、夫婦で事前に話し合っておかなければならない。また覚えておく必要があるのは「要求する前に自分でやる」という原則だ
    ★・親であるあなたは、この「限度」という概念を有効に活用し、子供が限度をきちんと守ったらほめてあげよう。親が限度を決めないと子供はずっと欲しがるだけだ。
    ★・ものを持ちすぎることの弊害を教わらないまま大人になると、「過剰なライフスタイル」という現代人の問題を、無自覚に繰り返すことになる。ものをもちすぎるのは人生の重荷になる。自分の子供に、そんな重荷を背負わせたいだろうか?子供が小さいうちから、もののすくない暮らしの良さをおしえてあげよう。ものが少ない方が実際に楽しいのだから。ミニマリズムを教えるのは、子供に愛を伝える最高の方法の1つだろう。
    ★・結婚のときに「死が2人を分かつまで」という誓いを立てたのなら、その誓いを最後まで守ろう。忍耐強さは、最高の愛情表現の1つだ。家族の誰かに対する不満が募り、そろそろ爆発しそうだと感じたら、まずは深呼吸してみよう。そして、自分も完ぺきではないことを思い出す。次に、パートナーや子供のいいところ、感謝しているところを。心の中でリストにしていく。
    ・繰り返すが、他人を変えることはできない。あなたが変えられるのは、その人とのかかわり方だけだ。

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    ▼慈善活動 (意味のある人生)
    ・不用品は売るよりも寄付するほうがいい。慈善の心を実践してみよう
    ・ミニマリズムを実践するとお金が貯まるだけでなく時間の余裕もできる。ものを買わなくなるとお金がかからないので働く時間が減る。買い物の時間も減り、買ったものの維持管理の時間も減る。その結果、他のことに使える時間が増える。ボランティアをしてみよう
    ・ボランティア活動は形にこだわる必要はない。必要なのは他者を思いやる心を持ち、彼らの目を通して彼らの世界を見て実際に彼らのそばにいる時間をつくることだけだ。
    ★・慈善の精神がある人は所有物以外のところで人生の意味を見出している。純資産で自分の価値を図る人はたくさんいるが広い心で与える人は他者を助けることで自分の価値を図る。銀行の預金残高はその人の本当の価値とは関係ないということを知っている。そのために彼らはお金に執着していない。物を買うこと以外のところで満足感、意味、価値を見出し、人間関係を構築している。すでに持っているものに感謝し、いらないものは人に与える。言い換えるとじゃれらは自分にとっての「十分」を発見したということ。慈善の精神の一番の見返りは「自分はすでに十分持っている」と確認できることだろう。

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    ▼人生 (なんのために生きるのか)
    ★・目的意識をもって生きる事。つまり人生の選択肢を吟味し、大きな夢や、長期の目標に近づくような選択をするということだ。長期の目標に近づけてくれないような行動や決断、習慣は人生から取り除かなければならない。なぜならそれはむしろ目標から遠ざける役割しかはたしていないからだ。
    ・目的意識を持って生きることで大きな影響を受ける3つは、「スケジュール」、「健康」、「人間関係」だ
    ・忙しい人生は長い目で見れば絶対に自分のためにならない。なぜなら内省の時間がないからだ。
    ★・生まれた時からずっと聞かされてきたうそのせいで人生で本当に大切なものが頭の外に追い出されてしまった。静かで落ち着いた人生を楽しむのではなく、どうでもいいことの日夜追いかけられている。そしてこれは最終的には誰も勝てない戦いだ。間違ったものを追いかけるのに時間を取られていると正しいものを逃してしまうだろう。
    ・一番大切なのは見た目ではない。肉体の第一の役割はこの世界で自分の使命を果たすための道具になる事だ。人生の目的をより効果的に果たすために存在している、意識を変えて日常生活でももっと健康的な選択ができるようになろう。

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    ▼ものの少ない暮らしの先にあるもの
    ・ミニマリズムの本来の目的は一番大切な夢を追い求める自由を手にいれることだ。
    ・ミニマリズムのおかげで実行する自由を手に入れた。だから「夢に挑戦しよう!」
    ・あなたの人生は、利己的な生き方よりもずっと価値がある。自分のためだけでなく、人のめにもなることを目指してもらいたい。他者の人生を向上させること。「他者を助ける」という選択肢を完全に無視するのは、やはり悲しいことだ。利他的な目的を選ぶことが本質的により価値のある生き方だ。
    ・いちばん大きな夢は人の為になりたいという夢だ。理由はたくさんある、私たちの人助けを見て他の人が刺激を受けると人助けの輪がどんどん大きくなっていく。それに人助けには人と人とのきずなを深める効果もある。孤独と恐怖、嫉妬と恨みを消してくれる。暗闇に覆われることが多い世界に喜びの光をもたらしてくれる。
    ★・もう1つの理由は、利己的な夢をかなえても長い目で見れば絶対に心が満たされることはないが、ひとのためになることができると、本当の満足感を味わうことができる。
    ★・人のために生きている人は、そうでない人よりも自己肯定感が高く精神状態が健全で幸せだ。博愛主義は健康状態を向上させ寿命を延ばす効果まである。

  • ミニマリズムに対し、胡散臭さを感じていました。

    この本ではモノを減らす目的が明確に書かれいるため、少しイメージが変わりました。

    モノを減らすこと自体が目的化してしまいがちだと思っていましたが、その先に豊かな人生が待っているという主張に共感できました。

    具体的にモノを減らす方法については、既に実践済みのものが多く、あまり参考にはなりませんでした。

  • とてもためになった。
    物を少なくして生きることを良しと考える風潮はあるけれど、その目的について学んだことは初めてだったので、とても納得させられた。

    実際にこの本を読みながら、物を減らす作業を進めたところ、自分にとって何が大切なのかすごく考えさせられた。

    この本に出会えて良かったなぁ。

  • まだ読み途中ですが、何でもかんでも処分するのではなく、自分が快適に自由になれるミニマリストを目指せばいいんだなと感じています。物で溢れている我が家を変えたいと思えました。

  • 丁度、実家の片付けをしていて、物を捨てるか売るかなど、整理をするタイミングで読むことが出来て良かったと思う。
    ミニマリストになることと、生活や心の余裕についてが書かれていた。
    1番ありがたかったのは、捨てる・いくらで売るよりも必要な人に与えることが幸福感に繋がると知れたこと。

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